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いけばな里山学校

大地の芸術祭「蓬平いけばなの家」では今回もいくつかのイベントを行っている。

毎週末には出品されている先生方によるワークショップと集落の家への訪問いけばな。
さて明日は、早川先生、長井先生、私の三人が担当する「いけばな里山学校」が開催される。早川・長井両先生は前々回のときから同様のイベント講師をしているベテランなので何の不安もない。私はパシリをしていればいいようなもんだ。

今日のうちに現地に入りたかったのだが、いろいろあって明日日帰りという強行軍になってしまった。
前回は生の薔薇の花弁を素材に使ったので、取り替えるために度々日帰りをした。それを思えば大したことないわい、とタカをくくっていた。
これがちょっとした誤算。
盆休みにかかる日曜日だということを完全に失念しておった。
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明朝7時くらいに家を出ればいいかと思っていたが、それでは大渋滞に巻き込まれてしまう。
う~ん、どうしようかな~。
今夜の内に出て向こうで仮眠するか、早朝に家を出るか・・・。

ともあれ、子供達が楽しんでくれるようなイベントにしたい。
by katabami03 | 2012-08-11 19:49 | 大地の芸術祭

メンテを兼ねて妻有へ。

作品のメンテナンスを兼ねて、一泊で越後妻有へ。

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お~っと、いきなり出ましたボルタンスキー。
これぞ現代アート、キナーレはボルタンスキー劇場と化した!
これはですね、百万の言葉を積み重ねても不毛。もう体感するっきゃない!

越後妻有アートトリエンナーレが始まってからすでに5回目を迎えた。その10年を越える歴史の中でもエポック的な作品と言っても過言ではなかろう。


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キナーレの2階。以前にも何か展示はされていたのだけれども、何だかオマケみたいな感じだった。それが一挙にリニューアルされて、洗練された現代美術の展示場になった。2階の回廊のような空間には8人の作品が展示されている。
前回、清津峡トンネル美術館に展示されていた作品に再会。あれでおしまいにしてしまうには惜しいなあと思っていただけに、嬉しさひとしお。
さりげなく並べられているようだけれど、いずれもビッグネーム。贅沢!


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タレルの「光の館」はもう何べんも妻有に足を運んでいるのに、先に直島で見てしまったこともあってか、なぜか未見だった。
ここのは畳の部屋で寝ころんで観れる。
天井が四角く切り抜いてあるだけなのにそこに見える空が刻々と変化して見飽きることがない。心洗われるような一刻。


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ナカゴグリーンパークでの注目は常連の関口さんの「レインボウハット」。
関口さんとは第3回の制作時に清水小学校の体育館等で寝泊まりした仲。それ以来のお付き合い。
今回も力作。制作には2カ月かかったそうだ。

中に入ると・・・。
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内部に設置されたプリズム(今回は水中の鏡)に反射した光が構築物の内部に写る仕掛け。
今回はやや曇りがちだったけれど、ピーカンのときはさぞかし綺麗だろう。

ナカゴグリーンパークにはこのほかにも第1回のときからの作品が点在している。


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前回にいけばな仲間の伊藤庭花さんがインスタレーションを展開した大白倉の家、今年は陶芸家の杉浦康益さんが陶製の花を展示。
磁器の美しい花をインスタレーション化して見せている高橋治希さんとは一味違う見せ方。
遠方だけれども足を運ぶ価値は有る労作。


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いけばなの家と同じ集落内に展示されている、古巻さんの作品。
立てられた4本の柱のまわりに繭玉から出る絹糸を巻いていく、体験型作品。


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内海さんの「たくさんの失われた窓のために」。
何度来ても、そのたびに心が浄化されるよう。


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小原流家元・小原宏貴君の作品。
これはやっぱり若さかね。



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山本想太郎さんは今回も建具をつかったインスタレーション。建築家らしい知的な作品だ。
この中に子供を野放しにしてみたい。


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今回は飯山線の駅に作品を拘わらせる「駅プロジェクト」という新たな試みがなされている。
そのうちの一つ、越後田沢駅に造られた「船の家」。
作品コンセプトがしっかりなされているものは説得力が違う。
作品のよさもさることながら、いい勉強をさせてもらった。


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「金色茶屋」。作者の豊福さんとは、数年前に行われた第1回の神戸ビエンナーレ「アート・イン・コンテナコンペティション」ですぐ隣どうしだった。
今回は展示されている建物とのギャップがすさまじい。


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「みどりの部屋」。
実物の木の葉に紙をあてがい、色鉛筆でこすって葉脈を写し取ったものを糊で張る。
奥の部屋で体験できる。もちろんやってきましたとも。


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「駅プロジェクト」のもう一つの目玉。下条駅に造られた「萱葺きの塔」。
外観は見ての通りだが、内部に趣向が凝らせてあって、なかなかの労作、秀作。


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個人的にはイチオシの「みしゃぐち」。
遺跡のような作品だが、雪で天井が抜け落ち、一部が自然に崩れ始め、さらに草が生えたり木が伸びたり、益々中国西域や中近東の遺跡化してきている。
土から生まれ土に還るということなのだろうか。変貌を今後も見届けていきたい。


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数人の陶芸家が家のいろいろな部分を造った「うぶすなの家」。
既に知名度は高いので、たくさんの人達が訪れていた。
奥の部屋に「つるし雛」があったが、これが面白かった。布で作られた人形や玩具、野菜などが吊るされているのだが、小さいものは2,3ミリ。気が遠くなるような根気!


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これも今回のあらたなプランで生まれた施設、「もぐらの館」。
廃校となった校舎に土を題材にした作家達が様々な作品を展示をしている。
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廊下にウッドチップが敷かれ、壁にも土が分厚く塗られている。気分は正しくもぐら。


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全くノーマークだったもので、偶然通りがかりに「変なものがある」と、立ち寄ったところ。
梵寺院という作品(建物)がとても気に入った。めっけものの一つ。
作者の芹川さんというひとの生き方がこれまた強烈。


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ガイドブックの絵を見て、植物素材ということもあって現物を見たいと思ったものの一つ。
孟宗竹をこれだけ使うというのは、実際にその重さなどを体感したものにしか分からない労作だ。
いけばな人から見ると整然とし過ぎている感はぬぐえないが、スッキリとよくまとまっている。
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昔見たテレビドラマ「タイムトンネル」のよう。

これらの他にもあと数点見学したが割愛。



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これは大地の芸術祭のエントリー作品ではないが、クロステンに飾られている吊るし雛。
実に気宇壮大。
うぶすなの家で見たものとの見事な好対照。



一日目は一か所ごとに時間をかけすぎたので、二日目はややハイペース。二日間だけだったが有る程度地域を絞ったのでまずまず見て回れた方だと思う。
それでも今回完全に捨てた地域もあるので、芸術祭観賞はまだ緒に着いたばかり。
by katabami03 | 2012-08-07 23:25 | 大地の芸術祭

『モスラの時代』。

のべ十日間に及ぶ制作を終えて帰宅。

会場となる蓬平集落の入り口。
ここの山百合が咲くと「大地の芸術祭」が始まる。
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今回も2009年に行われた時と同じ古民家を会場に、いけばなの仲間8人が作品を展示する。
私の作品タイトルは『モスラの時代』。

蓬平集落はかつて養蚕で生計を立てていた家が多数存在していたそうだ。
この集落の記憶をとどめるために、繭をイメージした作品を制作することにした。といってもそれはあくまでもイメージであって、観る人がどのように受け取っても構わない。
実際、繭のような形状はしていても、蚕の繭とは似て非なるものが出来あがった。

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もう一点。作品タイトルだが、「モスラ」といっても若い人には分からないと思う。(ハイ、検索してくださ~い。)
1960年代の怪獣映画で、ザックリあらすじを言えば、見せ物として捕えられた南海の孤島に住む双子の妖精(ザ・ピーナッツ)を助けるためにモスラの幼虫がザンブラコザンブラコと海を渡ってきて、東京タワーをヘシ折って繭を作り、羽化して怪蝶モスラとなり、妖精を助け出して島に帰る。という物語。(細部に過ちがあるかもしれないがお許しくだされ。)
東京タワーと言うところがミソ。これがスカイツリーでは絵にならないね。
時はあたかも高度経済成長の黎明期。東京タワーをヘシ折る件はさておき、現代の,グロテスクなまでに肥大化した日本の現状を見るにつけ、モスラが活躍した時代の状況あたりが身の丈にあったものではなかったのだろうか、という私自身の思いも込めて『モスラの時代』とさせていただいた。
因みに、この後『モスラ対ゴジラ』なんてーのも上映されたのだが、モスラが正義の味方でゴジラがヒール。
水爆の申し子、ゴジラを倒すというのも今の日本ではなにか因縁めいているではないか。
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大地の芸術祭、29日開幕。
by katabami03 | 2012-07-27 22:10 | 大地の芸術祭

じ、時間が・・・・・足りない!

火曜日に家を出て、本日一時帰宅。曜日だけは覚えているのだけれど、日にちの感覚がなくなっている。
「大地の芸術祭」、まだ半分程度しか仕上がっていない。

前回と同じ家。
前回は二階の奥の部屋だったが、今回は一階、しかも三部屋。

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ご覧の二部屋と手前左側にある部屋。
作品タイトルは「モスラの時代」。
ここに想像を絶するあやかしの世界が生まれる・・・・・・・・ハズ。

また月曜日から妻有入り。
完成するまで帰れません。

うん、でも気力は充実しているから大丈夫、多分。
by katabami03 | 2012-07-21 22:10 | 展覧会・イベント

気合を入れて!

今月の29日から始まる「大地の芸術祭2012・越後妻有アートトリエンナーレ」の作品制作のために、本日より新潟入り。
20日ころから内覧会が始まるらしいのだけれど、絶対に間に合いっこな~~い。
ま、しゃ~ないわな。

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今週末に一度帰ってきて、そのあとまた完成するまで現地滞在。
しばらくパソコンのない生活。不便だろうけれどなんとなく嬉しくもある不思議な心境。

世の雑事から離れて作品の制作に没頭できるって、なんて幸せなことだろう。
気合、入ってます!!!
by katabami03 | 2012-07-17 07:20 | 大地の芸術祭

仕込み、その2.

 ↓ コレを、

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 ↓ こうする。

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来る日も来る日もコレばっかり。

「大地の芸術祭」開幕まであと18日。
間に合うのかね?

シリに火がついたよ~ォ。
by katabami03 | 2012-07-11 23:33 | 大地の芸術祭

さあ、仕込みだ。

美術手帳・大地の芸術祭公式ガイドブックが出た。
開催まで、いよいよカウントダウンだ。
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・・・でもねえ、私んトコ、記載が間違ってるんだよねえ。

・・・校正来なかったし。

・・・よっぽど時間がなかったんだろうな。ま、しゃーないわな。

現物を見て「なんだ、違うじゃないか」と思われない(思わせない)ような作品にするぞ!


で、本日より材料の下ごしらえに入ったのだが・・・、始めて10分、「こりゃあとんでもないことを始めてしまった」と後悔の念。
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まだ一か月弱あるとはいえ、普段の仕事もあるし、今更変更も出来ないし。
ともかく気合入れなおしてやるしかない。

熱い夏が始まる・・・前に、青息吐息。

・・・はぁ。
by katabami03 | 2012-07-01 21:55 | 大地の芸術祭

時代の流れの中で、自分の立ち位置を改めて考える。

過日告知した「大地の芸術祭・開幕直前展」の一環で行われている連続トークをやっつけてきた。

場所は今話題の渋谷ヒカリエ。

駅から続くヒカリエへの渡り廊下。
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ヒカリエに直結する新しい渡り廊下が出来ていることを初めて知った。
以前に宮益坂方面に向かう時に利用していた、ちょっと昭和の匂いを残す渡り廊下は通行止め。いずれ取り壊される運命か。
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十代の頃、ここを歩くときは自分もスノッブになったような気分で、さりげなく気取って歩いたことを懐かしく思い出す。
昭和は遠くなりにけり、と言うにはちょっと早いが、一抹の寂寥感が・・・。

休日のヒカリエは若者のタコつぼ状態。・・・・ってなんじゃ?
ま、そんな感じで、オジサンにはちょっと場違いの感。
こういうところを選んだのも「大地の芸術祭」主催者側の戦略なのだろう。

肝心のトークの方はというと、壇上にいたので写真は撮れずじまい。ご容赦!
幸いにも司会進行をお願いした三頭谷先生のご尽力で盛会裡に終了。
話の内容は文章にするにはややこしいので割愛させていただくとして、取り敢えず夏のイベントに向けての決意表明をしたきた。

今回の概要が書かれた小冊子とパスポート。
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・・・・沸々たる昂揚感。
by katabami03 | 2012-06-17 21:47 | 展覧会・イベント

告知。

三年に一度、新潟で開催される「大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ」。
・・・・・ああ、もう三年たってしまったのか。
というわけで今回も私が属する「Fの会」が参加する。

宣伝を兼ねたプレ・イベントとして、連続トークが開かれる。
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我らが「いけばなの家」を代表して、下田尚利、早川尚洞両先生が登壇する予定だったのだが、下田先生が体調不良のため、ピンチヒッターとして、かとうさとる先生と私が出ることになってしまった。
どーもこういうのには気が進まないのだが、当日司会進行を勤められる美術評論家の三頭谷先生の希望とあらば致し方ない。主役は早川、かとう両先生におまかせして、添え物として参加させていただくことにした。

日時:6月17日 14:00~15:30
会場:渋谷ヒカリエ8階8/COURT
料金:各回一般1000円/高校・専門・大学生500円(大地の芸術祭パスポート所持の方は一回無料。

作品制作に集中するためには雑事に振り回されたくないのだが、これも大地の芸術祭の一環ということで楽しみたいと思う。

ご来場、お待ちしています。
by katabami03 | 2012-06-02 22:48 | 展覧会・イベント

妻有はいまだ雪の中。

もう三年たってしまったのか。今年も「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012」がおこなわれる。
昨日下回しのため、会期中に現地で行うイヴェントの現地説明会に赴いた。

説明会は午後7:30からということで、午前中に家事をこなし、家を出たのは12:30を回っていた。

谷川岳のトンネルを越えると、まだまだ雪がたくさん残っている。
六日町から八箇峠を越えて妻有に入ると、4月下旬とは思えない雪景色。
田んぼは一面海原のような光景。
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除雪していないところはいまだに1メートル前後の雪が残っている。
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少し早く着いたので星峠の棚田を見に行くが、上に上がる道は除雪されていなかった。
下から見上げる棚田。
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蕗の薹が出始めていたのでお土産に摘んでいく。
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雪の下でもう緑色になっている蕗の薹。
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地面が露出しているところが少ないがそこそこ採れた。
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つくしやすみれも出ていた。
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今夏の展示会場となる「蓬平いけばなの家」を偵察に行く。
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冬場は完全に雪に埋まっていたそうで、これで大分少なくなったそうだ。
名にし負う豪雪地帯、玄関も半分埋まっている。
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現地スタッフとの待ち合わせのため「農舞台」へ行ッた折にカバコフの棚田を見る。
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農作業を写した彫刻は雪解けまでの間ここでお休み。
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つつがなく説明会を終えて松代を出たのが午後8:55。
雨の高速、睡魔と闘いながらもかろうじて昨日のうちに家に帰りついた。
忙しない一日だった。
by katabami03 | 2012-04-23 21:14 | 旅・山