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牡丹(ボタン)が見ごろを迎えています。

どこぞの牡丹園のキャッチではない。

我が家の猫の額で今年は牡丹が大豊作。
5株植えてあるのだが、花数を数えてみると11輪! 
株によって開花期にばらつきがあるので明日あたりには終わるものや、まだ莟のものなど、一気に咲いたらさぞかし見事だろう。ま、順を追って長い間楽しませてもらえるということでよしとするか。

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これらの牡丹だが、特に園芸用に購入して植えたものではない。 
いけばな展などで牡丹を使う場合、花屋さんにお願いすると、通常は切り花ではなく鉢で持ってきてくれる。花は切って使ってしまうのだが、残った切り株を捨てるに忍びなく、家に持ち帰って植えたものだ。開花など期待していなかったし、特に入念に肥料を入れたりもしない。それでも毎年何輪か花をつける。ボタンの恩返し?

牡丹と芍薬はどこが違うのか、と聞かれることがある。牡丹は「花の王」、芍薬は「花の宰相」と呼ばれるように、あるいは「立てば芍薬座れば牡丹・・」という言葉があるように、大輪の花は艶やかでじつによく似ている。いけばなを生業とする私達でも瞬時に見分けることが難しい場合もある。
私は、大概は葉で判別している。牡丹の葉は芍薬に比べると柔らかい感じで、色もやや薄い。対して芍薬の葉は濃い緑色でつやがあり、やや硬質な感じ。そして植物学的に見ての大きな違いは、牡丹は木であるのに対して、芍薬は草に分類される。これはあまり知られていないようだ。

3枚目の写真、今冬の大雪で折れてしまい、かろうじてつながっている状態だった。添え木をしてしっかりと支えておいたら、こんなにも見事な花をつけている。




by katabami03 | 2018-04-18 18:59 | 樹木 | Comments(5)

恒例になっちゃった。(高崎物語68)

毎年4月の高崎行では、帰りがけにお城跡の桜を見物して帰るのがここ数年の習わしとなっている。
関東地方では、今年の桜の開花はかなり早かったので、もう終わっているのは承知の上。お堀端の土塁の上をあるくだけでも気持ちがいいので足を運んだ。

高崎支部の研究会会場から駅までは徒歩20分ほど。いつもはバスに乗って帰るところ、お城跡に立ち寄るときはぶらぶらと町中に残る古い建物を見たりしながら、高崎銀座商店街のアーケードを通り抜けて向かう。

漆器屋さんだった建物や商店街に関しては、以前に書いているので詳細は割愛。
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高崎銀座商店街は、かつては繁栄していただろうことが想像されるのだが、残念ながら今は全国の地方都市に見られるようなシャッター通りと化している。

こちらも以前にアップした映画館跡。大きな映画館で、ハリーポッターのポスターが張られているのを見ると十数年前までは営業していたのだろう。
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高崎駅から研究会の会場へは某ショッピングモール行きのバスを利用しているが、いつも中高生で満席状態。おそらくシネコンも併設されているのだろう。
こうした光景を見ていると、街というのは生き物なのだなあと思えてくる。

そうこうするうちにお城跡に到着。
毎年見事な景観を見せているお濠の桜も全て終わり、日曜日にも拘らず通る人もまばらだ。

いつものように土塁の上を歩く。
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所々に咲く八重桜を愛でながら帰路に就いた。




by katabami03 | 2018-04-08 22:34 | 高崎物語 | Comments(2)

分け入っても分け入っても深い山・・・ってか。


『2018 古流かたばみ会展』今年も無事終了いたしました。
たくさんの方々にご来場いただき有難うございました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。


例年秋開催だったのだが会場のアクアプラザが結構人気があって、昨秋は希望日が全く取れず春開催となった次第。
数年前にも春に開催したことがあった。内情を言うと、春はほかの花展が続くのでできる事なら秋に開催したいというのが本音。とはいえ、会員にとっては様々な季節の素材を生ける楽しみもあるので、時には季節を変えて展覧会を行うことも必要かもしれない。

今回私は「苔つつじ」を生けた。
アレ、と思われる方もいらっしゃるかな。そう、過日行われた「いけばな協会展」と同じ花材です。
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会期中に多くの方々に、どのようにしてこのような形に持っていくのか、というようなことを聞かれた。
その都度、「魂の赴くままに生けていっただけですよ」と答えた。(嘘です)
まああれこれやってます。

この機会なので、いけばな人の台所事情というのをチラッとお見せしよう。

まずは素材。
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これらは花屋さんに注文して届けてもらったもの。「花は足で生けろ」という言葉があるように、本来は自分で、生産者あるいは自然の山野に赴いて自身の目で選んで切り出してくるのが理想だが、なかなかそうもいかないのが現状。
ま、こんな中からそれぞれの型に見合った枝を択ぶ。生ける以前の過程だが、どのようなはなを生けるのかそのアウトラインが決まるので、この「見立て」も大事な技量の一つと言えよう。
柔らかい素材や草物は手先のテクニックで形を作り出せるが、花木類は手間がかかる。この程度の花材でも時にはこれくらいの作業が必要だ。
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一枝一枝がスパッと決まるときもあればいつまでいじくってもピシッと収まらない時もある。決まらない時はどこかで妥協しなければならないのだが、体調が良い時は結構粘ってそこそこまでまで持っていくことができる。が、そうでないときは早々に妥協してしまうこともある。人様にお見せするものだけに、さすがにみっともないはなは出さないが、自身の心中ではね~、そりゃありますよ、さまざまな葛藤。

で、今回はこんな感じ。これは教室であらかじめ大まかな形をこしらえたあとの状態。
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実際に展示されるものは、これにさらに手を入れているわけです。

ところで、先にチラッとお伝えしたように、この花材は先月半ばに行われた「いけばな協会展」で生けたものと同じ素材。
こちらの分は花屋さんで保管しておいていただき、会期一週間前くらいに教室の方に持ってきていただいた。ところがここのところの暖かさで新芽が出てきて、さらに花も出てきた。
自然の力というものを今更ながら見せつけられたような思いがした。
ちなみに、会期初日は開花は見られなかったが、二日目にはあちこちに花が咲いた。
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この「苔つつじ」という花材を生けるのは初挑戦から数えてみたら5回目のこと。先の「いけばな協会展」の折に、まずまずの作になったとコメントしたが、こちらの方がさらにグレードアップしている(と思う)。どの程度枝を動かせるか、だいぶわかってきた。まあこの程度までできて来ればあとは「いつでも来い」。・・・ということで次回からはほかの花材に臨んでいこう。



by katabami03 | 2018-04-03 22:09 | 展覧会・イベント | Comments(2)