梅雨時の花・・その3

今年は入梅が早かった分梅雨明けも早いのかと思ったが、どうもそうでもないようだ。
昔は梅雨明けというと、ゴロゴロと雷が鳴って翌日はスパッと明ける、というパターンで大変判りやすかったが、ここ20年くらいの梅雨明けってほんとに曖昧だ。これも地球全体が病んでいる影響だろうか。

ともあれこの時季は次々に花が咲いて目を楽しませてくれる。

お馴染みのツユクサ(露草)。
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子どもの頃、家のすぐそばに造幣局があって、その塀際にたくさん咲いていたのが懐かしく思い出される。
ツユクサの丈は地面ぎりぎりから、せいぜい20センチ程だが、近い仲間でお茶花でも生けられるムラサキツユクサは40~50センチくらいと背が高い。
花びらをみると、ムラサキツユクサは3枚はっきりしているが、ツユクサは3枚あるのにハッキリしているのは2枚だけ。花を見た限りでは別種のように思える。

ヤブミョウガ(藪茗荷)。
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裏のドクダミ畑の中に昨年突然生えてきた。鳥のフンの中に種でもはいっていたのだろうか。
これは実がとてもいい味わいがある。
葉っぱが茗荷と似ているというだけで、茗荷とはまったく関係ないそうです。

ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)。
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花というよりも実になりかかっている。秋になると葡萄の実のように濃い紅紫色になるのですぐにそれとわかるが、茎の鮮やかな紅色がひときわ美しい。
成長が早くひと夏でかるく人の背丈くらいになってしまう。茎の中は中空で乾くとスカスカ。ヒマワリの茎とよく似ている。
以前五日市街道近くの空き地に毎年こいつが大きく育つところがあって、有る年に2メートルくらいに延びたやつを5~6本切ってきて作品の素材にしたことがあった。
2,3日して乾き始めると色落ちが早く、みるみる紅色が褪せていき、ちょっとあわてたことがあったなあ。
by katabami03 | 2008-07-07 23:13 | 草花
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