ハーモニカの師匠、浅見安二郎先生が水彩画の展覧会を開いているので見に行った。
浅見先生の話によると、子どもの頃から絵を描くのが好きで、十代の終わり頃は絵の道を目指して石膏デッサンなどにも励んだそうだ。
紆余曲折のすえ音楽の道に入ったが、その後も美術学校の通信教育など受けたりしながら描き続けている、との由。
今回は昨年旅したベネチアの風景を主に展示されていた。
先生が長年モチーフにされている、「見沼用水と桜橋」も数点展示されていた。
「作は人なり」というが、本当に人柄がモロにでるのだなあ。
ハーモニカの奏法と同じように、極端な省略や誇張がない、とても素直な世界。悠久の時を一瞬封じ込めたような、透き通った静謐。一時世の中の憂いを忘れさせてくれるような時間を過ごさせていただいた。
会場にて、浅見先生。笑顔がすてきです。
浅見安二郎水彩画展 ギャラリー喫茶あいま(さいたま市常盤7-20-8)
4月28日まで(火水休み)