外回りをしてきました。

日替わりで暑かったり寒かったりと忙しいこった。

今日はまず松坂屋銀座で小原流の華展を見る。
蓮、睡蓮、杜若、花菖蒲、河骨、etc・・・をふんだんに使った涼味あふれる展覧会だった。花ばかりでなく器まで全て統一されており、勿論会場構成もゆるぎなく、圧巻であった。
池坊、小原、草月の三流の展覧会を見ていつも思ってしまうのは、「金かかってるなあ・・。」ってこと。(三流の方、ごめんなさい) 日本の文化の一端を担っているのだから、やっかむことも無いのだが、羨ましいという思いと共に「これでいいのかな・・」という気持ちも・・・。
華展は一種のショーだから、見に来る人が楽しめればそれでよい、という考えも一理あることは確か。ま、自分は自分の花を生けるしかないな、と改めて確認したしだい。

次に資生堂ギャラリーへ。
「美のかたちこころの器」展、二番手は草月流の日向洋一先生。
アチャ、こんなやり方もあったのか。流石百戦錬磨、うまいことやられた。ってな感じでした。

最後にもう一軒、南青山にある「ときの忘れもの」。ここは資生堂で催す展覧会のプロデュースや様々なサポートをしている方が開いている私設のギャラリー。「ル・コルビュジエ」の版画の展示。
建築家として余りにも有名なコルビュジエだが、生涯絵も描き続けていたことは全く知らなかった。六本木の美術館でも開催されているので、会期中には行きたいと思っている。

数寄屋橋ソニービルにて。
外回りをしてきました。_d0117565_2238442.jpg

風鈴がいっぱい下がっていて中に入れる。ちょっと鬱陶しいかと思ったが、意外と落ち着く。
風鈴やら打ち水やら、日本人は様々な工夫で涼感を演出してきた。最近ではそんな余裕もなくなってしまったのか・・・。
日本はどんどんダメになっていく。地球温暖化は待ったなし。日本か地球か、先につぶれるのはどちらか?フト、そんな絶望的なことを思ってしまった。
by katabami03 | 2007-07-05 22:56
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