雑草、大好き。

「雑草」という名の植物はない、と言った人がいた。
水や肥料をやらずとも勝手に繁茂する草々は、その逞しさゆえか「雑」などという冠を冠せられてしまっているが、よくよく見るとどれもこれも味わい深い植物だ。
雑草が繁茂する空き地はいけばな人にとっては宝の山のようなもの。

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この空き地はほぼ雌日芝(メヒシバ)のテリトリー。
雌日芝と言ってもピンと来る人は少ないと思う。でもこれを見ると「あ~~」と気づくと思う。

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そう、すっと伸びた茎の上が4,5裂になっているアレだ。

この草むらの中もよく見ていくと幾種類もの草が混じって生えている。
蚊帳吊草(カヤツリグサ)もちらほら。ここのものはまだ小さいが、蚊帳吊草も場所や環境によっては茎が1メートルくらいまで成長する。

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昨年の婦人画報でもこれらの草々をあしらった花を掲載させていただいた。

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先日の増上寺の花展でも雌日芝、蚊帳吊草、狗尾草(エノコログサ)をたくさん使って生けた。

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普段人が意識しない草花に着目して云々、などという気は毛頭ない。
これらの草が持つしなやかさ、強靭さ、はかなさetc,etc・・・、素材として様々な可能性を秘めているお宝なのだな。
by katabami03 | 2015-08-20 21:36 | いけばな
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