日曜日なのに仕事がないっていうのは久しぶり。こういうのって私が属する業界ではあまり有り難くない状態なのだが、最近は気にしませ~ん。
この命なにを齷齪 明日をのみ思いわずら・・・・いませ~ん。
人生の折り返し点はだいぶ前に過ぎているので、今更大きな野望欲望はないし、そんなことよりも後悔を残さない死にざまはどこらへんか、そっちの方が目下の課題。
ともあれ自由な一日、たまたま知人友人から展覧会のご案内をいただいている。この時期、それらの開催日時がかさなっているというのは奇跡的なことだ。
日頃の無沙汰のお詫び方々、今日は終日外回り。
まずは先日「花下侶」の展覧会があったあざみ野へ。
小原流東京支部・神奈川地区の花展 ~緑陰に遊ぶ~ を拝見。
小原流のエース、知地正和先生プロデュースとあって、見事な会場構成。
流派のはなや季をとらえたはなが並ぶ中、メリハリの効いた会場構成が見事だった。
森井先生の作品、そして知地先生監修の映像を加味した作品は会場内でも一際精彩を放っていた。
この日は予定では5か所、できれば6か所回りたいと思っていた。どういう道順で回ればよいのかあれこれ考えたのだが結局結論が出ず、とりあえず銀座線に乗る。
で、日本橋三越にて「丹羽シゲユキ 陶展」を拝見。
会場の写真がないのでDMにて・右上の葉書が丹羽さんのもの。
2,3年前にたまたま拝見して、作品に一目ぼれ、小さいものを一ついただいたので、今回DMを送っていただいたのだろう。相変わらず丁寧な仕事ぶりを見せていた。
松屋銀座では瀬戸で共に焼き物修業をした武村君の個展を拝見。
会場に本人がいたのでいろいろと話が尽きず、予想外に長居をしてしまった。
地下鉄の進行方向を間違えたりと、無駄足を踏みながらも次の目的地の国立新美術館にて、いけばな仲間が出品している「アート未来展」を拝見。
最後に川口淳さんの個展を拝見。
今回は新作旧作織り交ぜての展示だったのだが、川口さんの展示というよりも、会場に合わせた展示構成といったほうが適切だと思う。
「館yakata游彩」外観。
建物の中庭のような吹き抜け空間。川口さんの作品が常設されている。
展示室は5,6坪だが二階には茶室もしつらえられている。
川口さんとお会いするのも久々であったし、ギャラリー主をまじえての話も楽しく、ここでも予想外に長居をしてしまった。
地下鉄を何本乗り継いだことか、疲れたがとても楽しい一日だった。