着物は楽し。

学生時代の友人で染色作家の成瀬優君から案内をもらい、日本橋のCORED室町で開催中の「わーと日本橋」を見てきた。
会場の三井ホールには、二階部分がお茶室になっている構造物が中ほどに設えられ、その周りに200体のトルソーが展示されている。トルソーにはそれぞれ着物と帯がコーディネートされており、その斬新さや奇抜さは見るものを飽きさせない。

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成瀬君は二枚目の写真、右手の壁際に吊るされた100色100反の反物(左右50反ずつ展示)とトルソー2体、それと「アメリカの振袖」の図案を出展していた。
「アメリカの振袖」は東京オリンピックに向けて世界196か国の振袖を作るというプロジェクトのための制作で、7月にロサンジェルスで発表されるとのことだった。

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着物業界も長引く不況と若者の着物離れで大変なようだが、新たな道を模索するこうした試みは、苦境に立ついけばなの世界にいるわが身にとって大きな刺激となった。
by katabami03 | 2015-05-06 18:45 | 展覧会・イベント
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