いけばなからikebanaへ。(ハイデラバードの旅、その後ー2)

自慢できるほどの回数ではないが、ここ数年海外でのいけばな普及の旅が続いた。
国内ではいけばな人口が激減しているが、逆に外国ではいけばなに対して想像以上の熱い視線が注がれているのを感じている。

一昨年のニューデリーでのいけばな展。

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生け込み最中の光景なので完成品は見られないが、総じてレベルは高い。
ファイスブックなどにアップされている外国から発信されたいけばなの写真などを見ても、実に巧みに「いけばな」していると思う。
しかしながら頭の隅に、どうしてもぬぐい去りがたい思いがある。
つまりは、「一期一会」とか「秘すれば花」とか「刹那の美」とか・・・そんな美意識やいけばなの精神性、そういったものがどこまで通じているのだろうか、と。

敬愛するいけばな作家のかとうさとるさんが、氏のブログで今回の旅を紹介してくださったお礼を申し述べたところ、「大事なことは日本文化を移植するのではなく、新たな文化創造に影響を与える力になることだと思」う、といった趣旨のお返事を頂いた。

私には今まで私がやって来たいけばなを伝えることしかできない。それが彼の地でどのように伝わっていくのか、こればかりは傍観していくしかないと思う。

日本の柔道が世界のjyudoになってしまったように、いけばながikebanaになって日本に戻ってくる日が来るかもしれない。
憂慮するむきもあろうが、それはそれでまた一興。
by katabami03 | 2014-03-13 22:00 | ハイデラバードの旅
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