遅ればせながら『ゼロ・グラビティ』を観てきた。
なにせ、かの大江戸時夫さんはじめ我が家の息子達も大絶賛の映画だ。これはTSUTAYAというわけにはいかんだろう。
実写、特撮、CGもつかわれているのだろうか。ともかくその臨場感がハンパなく、さらに全編を通じての力強い映像に圧倒される。
物語は極めて単調なのだが、それがまたこの映像のパワーを加速させているのだろうか。
終盤からクライマックスにかけて、涙するほどこみ上げてくるものがあったが、その感情は何なのだか説明がつかない。強いて言えば「映像の力」、ということだろうか。
平日の午前中とはいえ、劇場は貸切のような状態だった。
これはもっと多くの人、とりわけ映像に拘わりをもつ人達にはぜひとも観ていただきたい映画だと思った。