子供の頃、冬に外で遊んでいるとヒューと木枯らしが吹いてきて、それがくるくるくるっと渦巻になり、枯れ葉などを巻き上げる光景をよく目にした。
それを見て、「竜巻だ、竜巻だ!」と無邪気に面白がっていたものだ。
ここ数日、ニュースを賑わせている本物の竜巻騒ぎにはちょっと面食らっている。
大体、今まで竜巻なんてものはアメリカのオクラホマとかジョージアとか(よく知らんが)の大平原あたりでおきるものと思っていたのだが、昨年(一昨年?)くらいに日本でも竜巻騒ぎがあって、さらに今回のこの被害だ。
そもそもが、過去の記憶を手繰ってみても、「竜巻」のニュースというのがまるで思い出せない。たまにはそういうものもあったのかもしれないが、要するにそれぐらい稀なものであったと言うことだろう。
それがここ数年常態化しているということは、単年度の異常気象というだけでは済まされないだろう。
昨日の午後、山手線から外を見ると右にも左にもスンゴイ雲が出ていた。
これはデパートの屋上から見たら面白かろうと思ったのだが、デパート内にてもろもろのシガラミ。約1時間後に屋上に上がったら、さっきのスンゴイ雲は姿を消していた。
それでもその残滓が見られ、そこそこ面白かった。
積乱雲の赤ちゃんみたいなや。
入道雲(積乱雲)は子供のころから図鑑などで見ていて、イメージはあったのだが、実物をこういう形で見るのは初めてのこと。
この雲の厚さはせいぜい1000~2000mくらいのものであろうが、これが成長すると10000mにまで達すると言うのだから、それはもう人知を越えた領域だ。
西の方には入道雲とは趣を異にした雲(積雲?)。
太陽とのからみが面白くて、しばし眺めていた。