先日終了した目黒雅叙園でのいけばな展では、時季のものということで杜若や花菖蒲を生けた。
杜若の花は開花すると一日で傷んでしまうので毎日交換。花菖蒲も二日くらいしか持たないので、毎日部分入れ替えをした。
これらの花は最初の花が終わっても、二番花、三番花が順次咲いてくる。
近縁の植物として一般的なものにグラジオラスがある。グラジオラスは花が一度に3つ4つ咲くが、杜若や花菖蒲は順次咲いてくる、と言えば分かりやすいか。
そんな訳で、揚げ花の折に一番花が終わったものを居合わせた人達に分け、残りを我が家にも持ち帰って来た。
バケツに入れて玄関先に置いておいたら、こんなんなちゃった~。
これはこれで、なかなかいいモンだと思っていたのだが、家人に言われて整理する。
で、まだ固いものともうすぐ咲きそうなものとを分けてサクッといけばなする。
高島屋での展覧会でも花菖蒲を生ける心算。
ってことは、また多量の残花(二番花)が発生するわけだ。
花菖蒲、好きな花材だけになんだかとってもリッチな感じ。