恒例の「いけ花協会展」開催中。
告知もせずにごめんなさい。
2日交替で3回、というこうとで現在第2次展。
おくればせながら目に付いた作品をいくつか・・・。
我らがFの会同人、粕谷先生。
大席の作品から。
小原のベテランの先生方は柔らか軽やか。
草月のエース、日向先生。
龍生派の先生方も衒いのない佳作。
いかにも小原、いかにも草月というヤツを二つ。
見せ方が上手いのは勿論なのだけれど、そのための造り込みがしっかりしているんだな。
小品にもキラリと光る作品が。
最後に拙作。
今回は古典花を生けた。
照明をおまかせしてしまったので、ご覧のように影が重なってようわからん。明日は調整してもらいます。
ところで、展覧会は一種のショーみたいなもので、目立ってナンボみたいなところもあるのだけれど、今回はちょっと渋かったなあ。
まあ古典花というのは本来はこんな感じのモンで(というかもっと地味)、いけばなが大衆化して盛んになり、展覧会などが頻繁に行われるようになるにつれてだんだんとショウアップ化されてきたわけだ。
古典花には独創性がないと否定する人もいるけれど、単に、以前に生けられもののコピーということではなく、生け手が創意工夫する余地というものは限りなくある。一定の規矩のなかにありながらも、その中でどのような表現が出来るかという面白さがあるわけだ。
一種オタクの世界?
う~ん、まあこの世界はハマってみんとわからん世界ではあるわな。