自転車を再開した目的の一つは、「糸魚川ファストラン」だ。
正確に言うなら、これは目的というよりも一種の憧れで、本気でやろうと思ったらかなりの節制とトレーニングが必要だろう。
ともあれ出来るところからやってみようとアレコレ画策している。
東京周辺の自転車乗りには名の知れたコースの一つに「奥多摩周遊」と言うのがある。
今日はコレに挑戦。
五日市と奥多摩町を結ぶコースで、途中の風張峠は東京都で最も標高の高い道路だ。
どちらから行ってもいいのだが、通い慣れた奥多摩から行くことにした。
氷川(奥多摩駅)まで電車を利用すれば時間的にも体力的にも楽なのだが、まあそんなに大したことはなかろうとタカをくくって、8:20に家を出る。しかしこれは大きな誤算であった。
イマイチペースがつかめず、氷川まで3時間近くかかってしまった。そこから奥多摩湖まで、本日最初の登り。まあここはなんとかイナす。
あいにくのくもり空で、うっすらと靄がかかっている。
この辺りは今が桜の盛り。
このあと随所にみごとな桜が見られたが、自転車を漕ぐのに必死で写真を写す余裕なし。
ダムサイトから湖を巡る道路を進むこと約20分、三頭橋に到着。ここからが本日の核心部、風張峠への登りが始まる。
ここからはただひたすら登りのみ。途中で下ったりとか斜度が緩くなったりとかは全くなく、気が休まる暇がない。
こんなにキツイ思いをするのは高校生の時の合宿以来だろうか。途中で何度引き返そうかと思ったことか。
登山だとちょっと足を止めて息を整えたり出来るけれど、自転車は止まるとコケてしまう。ひたすら漕ぎ続けなければならないわけで、この辺の要領が掴めていないんだよねェ。
ようやく月夜見第一駐車場に到着。かろうじて奥多摩湖が見える。
で、結局風張峠に着いたのは3時をまわっていた。平均時速5~6㌔、遅っ!
五日市までは気持ちのいい下りだったが、そこからがまた難航苦行。遠い遠いわが家だった。
明日、体、動くのかな。