山岸一雄像の運命は。

所用で池袋西口に行く。
西口の地下には駅に隣接して、古くから「ホープセンター」というショッピング街がある。ず~っと数十年変化がなかったのだが、芸術劇場が出来たときに少しばかり地下道が伸びた。
その後に地下鉄のナントカ線(最近の地下鉄は覚えきれん)が開通したことで、地下道がズズッと伸びてナンタラいう(覚えきれん)ショッピング街ができた。これはまだ面的な広がりはないものの、立教大学ちかくまでつながっていて、かなり長い。
山岸一雄像の運命は。_d0117565_21315594.jpg

通りに軒を連ねている(というのだろうか)のは、ざっと見たところ、だいたいこういうところの定番の雑貨店(女性向け)、化粧品店、アクセサリー、文具店、それと飲食店といったところだろうか。
通りの一角に、驚いたことに山岸さんが座っているではないか。と、よく見ると人形。
横に「山岸一雄像」とある。
ラーメン通はもとより、今やインスタントラーメンやレトルトスープで全国にその名を知らしめている「東池大勝軒」のご主人でつけ麺の創始者、山岸さんだ。
山岸一雄像の運命は。_d0117565_2148047.jpg

あいや~、大勝軒ののれん分けか、と思ったが、店名を見ると「山岸一雄製麺所」とな。

大勝軒がまだ昔の場所にあったころ、狭い厨房の中に見習いの人達がいつでも5,6人は入っていた。何年も修行した人もいれば、数日で出ていった者もいるとのことだった。
山岸さんは鷹揚な人で、大勝軒の名前を、誰がどう使おうと一切頓着なかったようだ。その結果ちゃんとしたつけ麺を食べさせる店と、そうでもない店があちこちに出来た。もちろん、いい加減な味の店はつぶれていったようだが。
で、この「山岸一雄製麺所」、まあ山岸さんの許可はとってあるのだろうが、店内を覗くと客はまばら。お昼は過ぎているとはいえまだ2時。
食べないでこんなことを言うのはナンだが、こりゃあ×だわな。

結局ホンモノは残りまがいものは淘汰されるということか。

お店の人には申し訳ないが、もし閉(ピー)したときは、山岸像はどうなってしまうのだろうか。
余計なことを詮索してしまった。
by katabami03 | 2012-01-17 22:04 | 食べ物・飲み物
<< 稲城の温泉でくつろぐ。 告知。 >>