ささやかな有機農法。

ゴーヤがずんずん伸びてホームセンターで買ってきたネットの上部がヤブ状態になってしまった。そこで急遽たこ糸を軒先から垂らして蔓が上部に伸びるようにしたのだが、蔓はついに屋根にまで達した。
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苗を植える時とお盆の頃に一度肥料を入れたが、それ以外にも時々野菜くずや残飯などを根元に入れている。
実はこの根元に蚯蚓(←コレを読めたらエライ!漢検1級クラス。答えはミミズ)が一匹住み着いている。
以前釣りの餌用に買ったミミズが余った時に持ち帰り、庭の隅にばら撒いたものが住み着いたのだろうか。ともあれこやつが残飯などを喰って良い土を作ってくれているのだろう。
針を刺され川にブチ込まれ、あげく魚にガブリ。辛くもそんな運命をかいくぐってゴーヤの根元で余生を送るミミズ。
唐突に今上映中の映画『一枚のハガキ』を想う。
今年99歳になる新藤兼人監督の実体験に基づいた作品とのこと。
招集された100人がどこの戦地に送られるかをくじ引きで決めるという理不尽さ。
最後まで生き残ったのは新藤監督を含めてわずか4人だったという。

件のミミズ、明日から敬愛の情と尊崇の念を込めて「監督」と呼ぼうか。
by katabami03 | 2011-09-01 23:17 | 草花
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