小発見―2。

ここ数日、先日の撮影の際に使った杜若(カキツバタ)の二番花が咲いている。
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花の横にくしゃくしゃになっているのが最初に咲いた花で、杜若や花菖蒲はご覧のように、最初の花が終わった後にもう一つの花が出てくる。「ふところに替え袱紗あり杜若」なんて句は杜若の植生をうまくとらえたもので感心してしまう。
二番花は大概の場合、最初の花よりもやや小ぶりで、いけばなに使う場合はその方が趣があってよいこともある。だが今回の二番花はどういうわけか色が薄くてちょっと雰囲気が違う。春の杜若の二番花は色合いがもう少ししっかりしていたようだ。

ところで、花と一緒に挿してあるのが実なのだが、三つついているのがおわかりだろう。切り花はたいがい二番花で終わってしまうので、杜若の花は二つだと思い込んでいたのだが、これはどうしたことか?
試みに、二番花も終わったものを解剖してみたら何と!
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三番花がありました。
二番花が終わると枯れてきてしまうのだが、このように開いておく次もと咲いてくれるのだろうか。
明日が楽しみだ。
by katabami03 | 2010-12-02 23:04 | 草花
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