ものぐさは今に始まったことではない。けれども趣味・遊びには労力を惜しまない。
昨年に膝を故障して以来山歩きを自重しているが、たまには靴に油でもくれてやることにした。
この靴はまだ立派に現役なのだけれども、もうこんな重登山靴を履いていくようなところは行かない(行けない)かもしれないなあ・・・なんてちょっと淋しい思いをしながら、油を擦り込んだ。
この靴を最後に履いてからもう2年近くたっている。ここ数年の山行はだいたい軽登山靴で間に合っている。
しかしこの軽登山靴こそメンテナンス・・というよりも行く前の入念なチェックが必要だ。
この写真をご覧いただきたい。
これは数年前のちょうど今頃の時期に、花友・岳友のU君と甲武信岳に行った時に、私の靴のソールが完全にはがれてしまった時のもの。
靴本体とソールの部分のつなぎ目のポリウレタンが劣化して、このようになってしまった。
下山途中だったから大事に至らなかったものの、これが2000~3000mの稜線でしかも悪天、荒天であったりしたら、遭難に繋がってもおかしくないとおもう。
ウレタンはクッション性などに優れているので決して悪い素材ではないのだけれども、こんなこともあるから登山靴に使うのはちょっと考えものだ。
まあ、いろいろと不安を覚えるのも山に行けてこそ。
何よりもまた再びこの靴を履いて山に行ける日を夢見て、ちゃんとリハビリ&トレーニングしなきゃね。