巣鴨のお地蔵さん。

千石の古流会館で会議があった。
早めに巣鴨駅に着いたので陸橋の上から電車をパチリ。こうして続く線路を見ていると、気ままな旅に出たくなる。
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てな訳で、会議終了後久しぶりに巣鴨のお地蔵さんに行ってみた。
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子どもの頃から何十遍(決して大げさでなく)となく来ている所だけれど、ずいぶんと久しぶりだなあ。
余りお店など覗いたことなど無かったのだけれども、改めて観察してみると、これが結構面白いですわア。

時計のバラ売り。「セイコー400円」って何だこれは!
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果物屋さんも健康食品。
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これが高岩寺(通称、巣鴨のお地蔵さん)の山門。(余り知られていないけれども、400年の歴史を持つ曹洞宗のお寺です。)
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ついでに中を覗いてきました。
これが有名な「とげぬき地蔵」。そのすぐそばに立つマネキン。とりあえず「高山寺のヴィーナス」と命名。近くにいる白衣のおじさんに頼むと、ツボに何か貼ってくれるらしい。(勿論有料です。)
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そしてホントにありました、赤パンツ!あっちのお店、こっちのお店。{健康生活を応援します}
ん~んもうたまらんねェ。
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ア~ッ、このオモチャ屋!子どもの頃何か買ってもらった記憶があるゾ。
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そして「新庚申塚」から都電に乗って東池袋の事務所へ。
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懐かしさと発見と、わずか一時間弱の小さな小さな旅でした。
# by katabami03 | 2007-05-31 22:12 | 旅・山

リシノメ(5)

所用で有楽町へ行ったついでに近くを一巡り。
なじみの画廊に行って無沙汰を詫びたり、ウィンドーショッピングやらタウンウォッチングやら・・・。

昨日の続きではないのだけど、銀座周辺もあちこちでビルの建てかえが行われている。
7丁目のヤマハのビルが建てかえ中ということを、今日始めて知った。
写真はヤマハの隣のビル。白く塗られた壁がすごくイイ感じ。このまま残しておきたいぐらいだ。
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やはり景気は上向いていると言うことか。
・・・が・・・くどいようだが、オレは相変わらず豊かでない!!

おもわずコーフンしてしまった。大人気ない。
殺風景な絵が続いたので口直しに我が家の紫陽花を。
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# by katabami03 | 2007-05-29 22:18 | リシノメ

私は相変わらず豊かでない!

池袋の事務所へ行ったついでに、かたばみ会館はどうなったのだろうかと見てきた。
ご覧のように八分方解体されていた。
今まさに解体中の場所は私が起居していた部屋の天井部分。感傷はないが、やはり少しばかり心が痛んだ。
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最近街を歩いていると古いビルの取り壊し現場を良く見かける。経済が上向いている、と言うことはこういうことなのだろうか。にも拘らず、好景気の実感は全く無い。
私は相変わらず豊かでない!
# by katabami03 | 2007-05-28 22:25 | 私は思う。(日々雑感)

ブルーズフェスティバル

ブルーズとの付き合いは30年以上になります。
中学生の頃はグループサウンズ全盛期。それからフォーク。そんなものを聞いているうちに興味はロックへと移った。
クリームやレッドツェッペリンをリアルタイムで聞いていたわけです。
ブルーズはエリック・クラプトンを遡って聞いているうちに出会ったのが、たぶん最初だと思う。ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ。その頃はホワイトブルースとかブリティッシュブルースなんていわれていたやつ。
やがてそのルーツである本物のブルーズを聴くようになったってーわけ。

ブルーズ、ソウル、ファンク、このテの音楽はなんでも抵抗無く聴きます。あと、レゲェやサンバ、タンゴ、フォルクローレ、ファド、酔いが回れば演歌も歌う。要は魂にひびくものならなんでもアリ、です。

ということで行ってきました、トミイセイジプロデュースのブルーズフェスティバル。

先ずは「フロミズワンダース」。のっけから熱いステージを見せてくれました。以前から気になっていたピアノのケンタローを今回初めてみたけれど、一発でファンになったね。
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つづいて「デルタ兄弟」。これがまたおもしろ熱いバンド。シッカリ笑わせてくれるが演奏は本物。ギターとハープが秀逸。
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休憩をはさんで「金沢デルタ正人」。無名でもこんなのがいるんだ!テク、スピリッツともに一級品。ディープサウスのブルーズとボソボソっとした秋田弁が不思議にマッチしている。
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トリは「トミイセイジ&ブルースジャック」。今回はサックスが二人入って豪華な編成。いつもとちょっと違って、コテコテのブルーズは少なかった。
ゲストでわが師、浅見安二郎先生が出演。「見沼魚つりブルース」をいつにも増して熱く演奏してくれました。
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ギターは挫折したしハーモニカは全然上手くならないし、でもこういうステージを見ると、俺もいつかあんなふうにかっこよくハープ吹きたいなぁ、とつくづく思う。
さあ、また明日から練習だ。
# by katabami03 | 2007-05-27 22:18 | 音楽又はブルーズ

直島探訪記(5)

5月24日

午前中に本村地区の「家プロジェクト」を見て回る。
本村地区は、古い家並みや神社、寺などが多く残っている集落で、「家プロジェクト」とは古民家を現代美術の展示施設に利用したものをいいます。昨夏、新潟で行われた「大地の芸術祭」でも「空き家プロジェクト」と言うのがあったけれども、あれもこの流れです。

時間が少なく、全部は見て回れなかったのだが、ここでも安藤忠雄とジェームス・タレルの作品「南寺」や「角屋」など面白い作品がある。

写真は「護王神社」。かなり傷んでいた神社を杉本博司の手により「家プロジェクト」として再生したもの。
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ガラスの階段が地下まで続き、そのガラスを通して地下に明かりが入ってくる仕掛け。見る人によっていろいろなことを想起させる。

集落の中を歩いていて見つけた魔よけ。鎮西八郎公と書かれている。
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再び高松に戻り、イサム・ノグチの庭園美術館へ向かう。
庭園美術館はイサム・ノグチが実際に住んで制作を続けた住居やアトリエをそのままの状態で美術館として公開している施設。ここも撮影は×。

未完の石の彫刻を多数点在させた「彫刻庭園」は心洗われるような開放感に満ち、イサム・ノグチが最晩年までここで石と戯れていたのかと思うと感慨無量。なぜかたまらなく幸福な気分になった。もう少し長い時間過ごしたかった。
石垣の内側が「彫刻庭園」。
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最後に訪ねたのが、丸亀にある「猪熊弦一郎現代美術館」。
着いてすぐ、美術館のスケールの大きさに圧倒される。この建物は谷口吉生による。安藤忠雄の「地中美術館」は外観のない建築だが、こちらは逆にランドマーク的な大モニュメントといえよう。
谷口作品は「豊田市美術館」などを見ているが、ここは一際大きく且つシャープ。
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3Fから2Fを見下ろしたところ。
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一泊の旅行にしては盛りだくさんであったが、なにせ次は何時行かれるか分からないところなので致し方なかろう。今回は本当に気持ちのいい旅であった。心を浄化させてくれるアートの力を目一杯体感した二日間であった。

もう一つの感動。
〆は高松空港にて生醤油で!
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                                    おわり
# by katabami03 | 2007-05-26 21:57 | 直島探訪記