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生花(せいか)考。

いけばなは極論すれば、枝や花同志の間合いとバランスだと思っている。
勿論、どこに飾るか(はなを置く環境)によっても花型は変わってくるが、基本、空間の中のバランス、位置づけととらえることで環境に順応してきたわけだ。

生花は江戸時代に出来た花の形なので、本来は床の間に飾られたものだけに見る方向が限定されている。

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私の持論の一つに「いい生花は目線を変えてもそれほど破綻して見えない」というのがある。
で、今回生けたもので検証してみよう。

まずは右斜め前と左斜め前から。

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まあ、まずまずかな。

ドーンと右と左の真横から。

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さすがに真横からの絵は後方の手当てがおろそかなところが一目瞭然。こればかりは生花の宿命にて致し方ない。

こうして改めて検証してみると、う~ん、やはりまだまだ修正点はあるな。
さらに精進精進、ってことか。
by katabami03 | 2015-10-28 22:05 | いけばな | Comments(2)

気に入った。

「古流かたばみ会展」無事終了。

今回は西新宿にあるイベントホールをお借りしての開催。
昨年までお借りしていた新橋の美術倶楽部ではセッティングはすべて一括でお願いできたが、今回の場所は会場提供だけで、什器や照明などはそれぞれ別の業者にお願いしたりと、開催までの雑事が多く大変だった。
ともあれ無事開催、無事終了。
ご来駕いただいた皆様、この場をお借りして御礼申し上げます。

今回はこんな生花を生けた。

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真柏に梅擬を少し添えてみた。

出品した会員も皆力作を生けてくれて盛況であったが、なによりも今回の会場はとても開放的で、尚且つ交通の便や会場の使い勝手もよく、思い切って会場を変えてみた甲斐があった。

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多少手間はかかるが、会員の皆が気に入ってくれればしばらくここでやってもいいなあと思っている。
by katabami03 | 2015-10-26 22:46 | 展覧会・イベント | Comments(3)

いけばなは消えてしまうから。

本を作りました。

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水仙と杜若(カキツバタ)の生け方のいろいろなパターンを生けた作例集。
両花材ともに一年の内で市場に出回る時期が限られているので、時季がずれてしまうと翌年になるまでやり直しがきかないという難物だ。
で、毎年同じことを40年近く延々と話しているわけで、絵図も毎年描いて説明を繰り返してきたわけだ。だが絵図を描くのが煩わしいので、写真を撮って説明すれば楽だなあ、と思ったのが4,5年前。そこからスタートした。
そんな風にして撮りためておいた写真を知人にみせたところ、本にまとめてはどうかという示唆をいただいた。ただ、現今は豪華な本を作るような状況ではないので、本というよりもテキスト的なものになったのは致し方ないか。

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写真と現物とは別物なので100パーセント満足というわけにはいかないが、自分の生けたものが本という形になるのはやっぱり嬉しいものだ。

私が今、花を生ける際にも、古人がどのように生けてきたのか古い絵図を参考にすることが度々ある。
いけばなは消えてしまうので、何がしかの形で後世に残さなければならないという必要性を感じる昨今。100年後にこの本を見た人が何を感じるのだろうか・・・、そんなことを想ったりもしている。
by katabami03 | 2015-10-20 22:06 | いけばな | Comments(2)

なんてこったい!

過日告知した「古流かたばみ会展」まであと一週間を切った。

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準備と本チャンの二日間を含め、この一週間は気合と気力で乗り切るべく予定を立ててきた。

・・・立ててきた、のだが・・・。

一昨日の夜に右足の付け根が痛くなり、なんかいや~な予感がしたのだが、昨日の日中はそれほどのこともなく過ごせたのでそのまま放置しておいた。
今朝も痛みはあるが歩けないというほどのことでもないので気にせずに家を出た。
ところが駅について電車に乗るべく階段を上りはじめると、どうも様子がおかしい。
駅から教室に行くまでの間にあるマツキヨでバンテリンを買って塗るも痛みは引かない。

そんなわけで、夕方の予定をキャンセルして、西国分寺にある「東迎接骨院」で看てもらうことにした。

随分以前にこのブログでも触れたが、東迎先生には若いころに長い間治らなかった腰痛を直してもらったばかりでなく、その後もスキー、テニス、合気道とことあるごとに治療していただいた。

結果、右足大腿部の、骨盤に付く筋肉が肉離れを起こしているとのこと。
ああっ、この忙しい時になんてこった!

取りあえずアイシング、電気、超音波、マッサージとフルコースの治療を受ける。

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手と口は問題なく動くので花展は何とかなるだろうが、夜無意識に寝返りをうった時の痛み、これには閉口。
by katabami03 | 2015-10-19 22:09 | 私は思う。(日々雑感) | Comments(4)

逗子蕭条。

子どものころから大変世話になった人が一昨日に亡くなった。
改まってのお通夜や告別式は行わず、家族だけで送るつもりだとの連絡をいただいた。
先週に「病院を移った」と聞いていたので、いけばなの展覧会が終わったら会いに行こうと、カミさんと言っていた矢先のことだった。
生きているうちに会うことは叶わなくなってしまったが、仕事が終わった後に逗子までお別れに行く。

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90歳だったとのことだから、天寿を全うしたといえるだろう。
「魚が美味しいから逗子に遊びにおいで」といってくれていたが、このような形で逗子に赴くとは思いもよらなかった。
今はただ冥福を祈るばかり。
by katabami03 | 2015-10-18 22:28 | 私は思う。(日々雑感) | Comments(0)

前橋物語。(高崎物語60)

高崎に行くとダルマもハロウィーンモードになっていた。

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午後、前橋に向かい、今回で66回を数える「群馬県華道展」を拝見する。

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前橋は長野方面に出かけるときの往復時に何度か通りがかったことはあったがいつも素通りだった。
さすがに県庁所在地だけあってスッキリとした街並み。会場のある県庁の庁舎も威風堂々。

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生花と自由花にスッキリと分けられた会場では多くの来客が見られ歴史のある花展であることが見て取れた。

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前期は拝見できなかったが、後期出品のかたばみ会会員作品から。

群馬支部長、中島理慶
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飯塚理敏
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金子理政
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佐藤理淳
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東京でもいけばな展が開催中だが、地方からもそれぞれの地域で花展が開かれている情報が伝わってくる。
それぞれの地域に根付いている文化としてのいけばな。これを残照にしてはならないと思いつつ帰路に就いた。
by katabami03 | 2015-10-12 20:47 | 高崎物語 | Comments(0)

長い一日だったなあ。

本日は、開催中の「日本いけばな芸術展」の会場受付当番を開店から午後1時までこなす。
昨日はスゴイ「クレーマー」が来たらしい。なんと4時間以上文句を言い続けて引き上げたとのこと。なんでも、高島屋でも札付きの有名人らしい。
出品作品が倒れたりしたアクシデント(こういう時の対応もするんですよね)などがあったものの、とりあえずつつがなく終了。
第3次展の会場を一巡して代官山に向かう。

代官山では丁度「猿楽祭」が行われており多くの人出が見られた。
「大地の芸術祭」も参加して妻有の物産を販売している。

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ここで「いけばな雪舟流展]を拝見。

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続いて高円寺に向かい、「座・高円寺」にて、工藤丈輝・若林淳の舞踏『敗北の傘』を観る。

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昔の芝居仲間がこの公演のスタッフをしている縁で出かけた次第。
舞踏はまったく詳しくないので、このお二人もどういう人か知らなかったが、土方巽や大駱駝艦等の暗黒舞踏の流れを汲む人たちらしい。
このテの舞踏を観るのは実に30数年ぶりのことだ。

印象としては、スタートして10分くらいは期待を持たせるような流れだったのだが、その後は昔からの暗黒舞踏とさしたる変わりのないパフォーマンスで、冗長な印象が強く、じっと我慢の時間が長かった。
終演前の30分くらいはテンポも展開も良く、スッキリとまとまっていたように思う。
いずれにしても、土方巽の偉大さを改めて思う久々の暗黒舞踏だった。
by katabami03 | 2015-10-11 20:18 | 展覧会・イベント | Comments(2)

セレブリティー御用達。

開催中の『日本いけばな芸術展』、本夕第3次展の生け込みが行われた。
当会からも2名の出瓶者がいるのでお手伝いに行く。

2名ともに生花(古典花)だったのであらかじめ下生けを済ませておいた。そのためアクシデントもなく、8:30頃には無事に終了。
その後会場を一巡して帰路に就く。

高島屋の従業員出入り口を出て銀座通りを左折。2、30メートル歩いて何気に振り返ると・・・。
おお、大高島屋だっ!

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さっすが皇室御用達。いやはやコレには「タカシマヤ」なんて呼び捨てに出来ない威厳を感じてしまった。
「水戸黄門」の決め台詞ではないが、「ヒカエオロウ!」的貫禄。流石っす。

世の中、不況だなんだと騒いでいても「ワシら関係ないもんネ~」なんていう人たちが存外たくさんいるんだろうね~。
高島屋さんのライトアップを見て、思わずひれ伏してしまいそうな自分って、つくづく「ショミン」やな~。
by katabami03 | 2015-10-10 23:15 | 私は思う。(日々雑感) | Comments(0)

『日本いけばな芸術展』が。始まりました。

『日本いけばな芸術展』本日より開催。
私は今日と明日の二日間に出瓶。
こんなものを生けて(?)きました。

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上の方から見ると・・・。

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この展覧会は日本で行われているいけばな展では一番大きく且つ権威のある(いやな言葉だ)展覧会ということで、各流精鋭繰り出し気合あふれる展示となっている。
そんな中でうずもれてしまわないためにも、毎回あの手この手で、どうしたら他を圧倒できるかというあたりに腐心している。

私の展示は明日までだが、二日ごとの生け替えで14日まで開催。
前述のとおり見ごたえのある展覧会ですのでご連絡いただければチケットを差し上げます。

乞うご高覧!
by katabami03 | 2015-10-07 22:24 | 展覧会・イベント | Comments(2)

告知×2。

秋の展覧会シーズンたけなわ。

まずは『日本いけばな芸術展』  10月7日~14日 日本橋高島屋にて開催
私は第1次(7、8日)に出品いたします。

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引き続き『古流かたばみ会展』 10月25日(日)26日(月)入場無料!
今回は会場を新宿アイランンドにある「アクアプラザ」にて開催いたします。

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御高覧賜りますようご案内申し上げます。
by katabami03 | 2015-10-02 22:05 | 展覧会・イベント | Comments(0)