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明日に向かって!

昨日は午前中に「いけばな公募展」の生け込みを済ませ、小原流の森井芳翆先生が主宰する社中展の拝見に伺う。
会場は横浜の藤ヶ丘にある、普段は稽古場にされているスタジオ。

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入口からして、ご覧のとうりのしつらえ。
中はどこもかしこもむせ返るような花空間だ。

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こちらは洗面所。

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なんとトイレの中まで!

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花と遊ぶ、と言うとちょっと語弊があるかもしれないけれど、デパートなどで開かれる展覧会を見慣れた目には、意表を突かれるような屈託のないおおらかさを感じた。
どの花からも、花を生ける事を心から楽しんでいる様子が伝わってくる。

帰路、自分自身のいけばなに対する姿勢に、いろいろと思いを巡らす花展だった。

「いけばな公募展」の会場に戻り、ゆっくりと作品拝見。
今年は全体的に力作が多く見られ、ここ数年の停滞は何だったのだろうかと思わせるような充実した展観を見せている。

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この展覧会には以前から龍生派という流派の先生方が多数参加されているのだが、今回は同派のベテランの先生方の作品が目に付いた。また、若い人たちのいけばなに対する姿勢も印象深いものだった。
昨今、損得勘定で花を生けている輩を目にするが、この展覧会に関しては皆欲得抜き。
いけばなを自己表現のツールとして切磋琢磨する姿は敬服に値する。

ちなみにrisiは、今回はこんな花を生けた。

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この天覧会に出品するのは実に10数年振りのことだ。
最近は偉くなってアグラをかいている自分がいる。イカンイカン。
自分を鍛える場として、これからもこういう会には参加して行こう。
by katabami03 | 2014-11-30 21:46 | 展覧会・イベント | Comments(3)

告知。

「いけばな公募展」
会期:11月29日~12月2日
会場:東京芸術劇場5階ギャラリー(JR池袋西口、至近)

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DMに第38回とあるように、長年続いている展覧会だ。
一時期は200名を超える出展者があったが、最近は随分と下火になってしまった。
とはいえ若い人たちが中心になって運営している展覧会。私も10年ぶりくらいの参加になる。
微力ながら・・・。
by katabami03 | 2014-11-27 14:41 | 展覧会・イベント | Comments(0)

今日は85点。

このところ雑事に追われていたが、今週は丁度うまいこと遣り繰りできて、今日はめでたく諸々の撮影日となった。

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まずは生花(古典花)を2作。

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この10年くらい、大きな展覧会では作品のサイズとか花材とかに敢て高いハードルを課してきた。
今回は久しぶりに松を生けたのだが、このくらいのサイズだとずいぶんと楽に生ける事ができるようになったなあ、というのが生けた直後の実感。
大まかな形を作るよりも、細部の調整の方が時間がかかってしまったくらいだ。
いままでやってきたことが間違ってはいなかったのかなと、感慨ひとしお。

昨日も触れたが、水仙は一区切りの一作。

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ああ、こうしてみるとまだ修正したい部分が出てくる。これだから写真花は難しい。

このほかに正月用の自由花を2作。

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最後はちょっと遊んでみた。
背景に用いたパネルは、過日、「婦人画報」の撮影の際に用いたものをいただいてきたものだ。

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こうして一日が瞬く間に過ぎた。
さあ、今週末には今年最後の展覧会がある。
久しぶりに出品する展覧会、気合入れて、いきまっしょい!
by katabami03 | 2014-11-25 22:10 | いけばな | Comments(2)

気合、無理やり注入!

このところ他流他会の花ばかり見てきたが、今日は久しぶりに(?)花を生けた。
・・・っていうか、明日の撮影用の花の仕込み。

午前中に教室に行く。器や諸々の道具類などは昨日中に用意してある。準備万端、あとは花を生けるだけなのだが・・・、まあ毎度のことではあるがなかなかエンジンがかからない。
焼き物を作っている時は制作するのは大体夜だったなあ。日中に仕事をしても気が散って、なんだか無理やり制作しているって感じでロクなものはできなかった。夜になるとなぜか集中できた。
花もできることなら夜に生けたいくらいなのだが、住まいと仕事場がかけ離れているのでそうもいかない。
結局午前中はウダウダと無為な時間を過ごし、腹が減ったのでお昼を食べて、食後はもうすこしマッタリしたかったのだが、晩御飯までに家に帰る時間を逆算して・・・ああ、お尻に火が付き付きかけている。
なんてことでようやく仕事に取り掛かる。

ここ2,3年、水仙の古典花のバリエーションを生けて、撮りためてきた。水仙は冬限定の花材だけに撮り忘れがあると翌年の冬になるまで持越しになってしまう。今回数作生けて、一応区切りとするつもりだ。(いけばなって、どこかでキリをつけないと限度がない世界なんだな。)

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いけばなは立体作品なので、写真に撮ると実物とはいろいろと違って見える部分がある。デジカメができたおかげですぐにその場で「写真の眼」が確認できる。ありがたい時代になったものだとつくづく思う。

水仙を3作と松を1作生けてタイムアップ。
職住隣接ならば多分夜まで生け続けただろう。・・ってか、夜生け始めるのか、ははは。

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もう数作生けなければならののだが、それは明日に回すことにした。撮影は午後なので午前中が勝負だな。

いろいろと言い訳やら愚痴やら、それでも生け始めると一切の雑事を忘れられる。
花はやっぱり生ける方が楽しい。
by katabami03 | 2014-11-24 22:46 | いけばな | Comments(0)

花は生き様、って大袈裟かな。

雑事のあと外回りを二件。

まずは谷中に向かい、和の器を扱う「韋駄天」にて、華道みささぎ流の片桐功敦君と書家の華雪さんのコラボを拝見。

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片桐君は大阪の人だが、三陸の大震災以降足しげく福島に通い、現地で採集した花を生け、それを写真に収めるという活動を続けている。
数か月前にその写真を見せていただいたことがある。
余分なものをぎりぎりまで削ぎ取った、ストイックと思えるほどの情景には政治的なメッセージ性など皆無なのだが、荒涼とした背景に佇む花は寡黙がゆえに多くのものを告発しているように思えるものだった。

今回の展示でも、やがて失われゆくものをいつくしむような、そんな一瞬の美をかいま見ることができた。

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続いて、駒込にて古流のお仲間、古流花盛会の花展を拝見。

家元、古川理一先生の葉蘭の生花。

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生花コーナーは企画的なしつらえが楽しめた。

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自由花の席も、全体、とてもおおらかな雰囲気がうかがえる佳作が散見された。

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秋の花展もそろそろ最終コーナーにさしかかる。
risiも年内に残す花展はあと一つ。気持ちを引き締めて!
by katabami03 | 2014-11-23 22:46 | 展覧会・イベント | Comments(0)

でも、見るのも好きよ。

帝国華道院といういけばなの団体があり、歴史的にはかなり古い部類に属する。
毎年精力的な展覧会を催しており、今年も明日からその花展が始まる。

今日は先行してその展覧会を拝見する機会をいただいた。

大っぴらに写真をバシバシ撮る雰囲気ではなかったので、ちょっと遠慮して、一部を収めてきた。

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これだけの写真では雰囲気すら伝えられないけれど、かなり充実した展観を見せている。

『いけばな大賞2014』 北千住 「シアター1010ギャラリー」にて、23日より26日まで


じっくりと見ていると、ここはこうした方がいいんじゃないかとか、俺ならこうするとか、やっぱり自分で生けたくなるンだよね~。
とはいえ、藷流諸派にはそれぞれに学ぶべきところは多々あるわけでぇ・・・、で、本日のタイトルに戻るわけだ。
by katabami03 | 2014-11-22 22:00 | 展覧会・イベント | Comments(0)

標高44,6m。

タイトルを見てピンときた方、相当の東京ツウです。
東京都23区内で一番高いところ、それが箱根山、標高44,6m。

で、今日は箱根山登頂記。

箱根山は学生のころ時々、授業の合間に、あるいは授業をサボって遊びに来たところだ。
近くに来たので久しぶりに登ってみた。

黄葉の並木道を戸山の高台に向かって登っていく。・・・と言ってもゆる~い坂だけどね。

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一帯は戸山公園と呼ばれ、都心の中心部とは思えぬ豊かな緑地帯が広がっている。

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この道は学生のころはまだ舗装されていなかった。ま、40年近く前のことだけれどね。
右奥の柳には見覚えがあるぞ。

緑に覆われた坂を上っていくと、やがて箱根山の直下にたどり着く。ここはかつて陸軍戸山学校があったところで、その石碑が据えられている。

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石碑の後ろに見えるのが箱根山。

途中にあった道標。

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近隣の人たちの格好の散策路になっている。

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すぐ下まで来てみるとどこぞの富士塚のようでもある。

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何方向かから登山路が作られていて、登り口には説明板が設置されている。

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山頂は10坪に満たない。
どこぞに連絡すると自己申告で「登頂証明証」がいただけるらしい。

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学生の時は気が付かなかったが、なんと三角点もあった。

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周囲を見回しても、ここよりも高い建物がいくつも見えるので、23区内の最高峰という実感は感じられないが、どんな山でも山頂というのは気持ちのいいものだ。
次はカップ酒でも持参して再登頂を狙おう。
by katabami03 | 2014-11-17 21:48 | 旅・山 | Comments(4)

北鎌倉にて深呼吸する。

朝イチで東伏見に借りている倉庫に秋の花展で使った器を置きに行き、代わりに月末の展覧会で使う器を持ってくる。
教室も倉庫も同じところにある時にはこうした苦労はなかった。しかし管理は今の方がキッチリできている。どっちもどっち、世の中すべてうまくいくことの方が珍しいのだから、ま、この程度のことはしゃーないわな。

で、時間ができたので久々に北鎌倉の「ポラリス」に版画作家の『湯浅克俊展』を拝見に行く。

「ポラリス」にはかれこれ3,4回行っているが、一度として迷わずに行けたためしがない。
場所が北鎌倉の山の上、まあ散策がてらみたいな気分で行くので、道を覚えようとする気持ちも希薄なんだな。
こっちだったかな、と適当に登っていくと・・・。

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この先は完全な山道。やっぱり間違えた。

ようやくたどり着いた。

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一階のガラス張りの部屋には、月の満ち欠けを形象化したインスタレーション。

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作品自体は無機的だが、「ポラリス」という特異な空間と相俟って、とてつもなく大きな、言わば天象のようなものを感じさせる作品だ。また、それと対峙すことで逆に自分の「個」を意識させられるような、そんな装置のようにも思えた。

下の部屋には版画が6点展示されている。

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青と黒で刷られた3点はいずれも静物画で、柔らかな静謐さを感じさせる。

あいにく作者は不在だったが、オーナーの十倉さんがいらして、いろいろとお話をお聞きすることができた。

今回の版画は、対象の輪郭をキチッと彫って色刷りしたものではなく、斜めに彫られた線の肥痩によって明暗の変化をつけているとのこと。

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2階に版木が展示されていたのでよ~く見ると・・。

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なるほど、これはスゴイ!

赤と青で刷られた3点は福島を題材に彫った作品との由。
青い作品は線が一方向からだけで彫られていたが、こちらは右から左下へ向かう線と、左から右下に向かう線と、2方向の線によって対象物が描き出されている。
同じ場所だが、青で描かれたかつての光景と赤で描かれた今の光景とを重ねて刷ってあるそうだ。
政治的なメッセージ性は感じられず、代わりに重い悲しみが滲み出てくるような光景に思われた。

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『湯浅克俊展』は12月7日まで。
「ポラリス」は金土日の午後のみ開場、ご注意。
by katabami03 | 2014-11-14 17:59 | 展覧会・イベント | Comments(0)

恋に疲れちゃいないけど。

所用で京都へ。

まずは京都駅にて腹ごしらえ。

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汁たっぷりの丼を食べると、「あ~、京都、来たなあ」と思う。
初めて京都で丼物を食べたのは高校生の時だった。丼の底にたまっている汁を見た時の印象は、「分量間違えたのかな」だった。
この丼に慣れたら、関東の丼物は逆にパサパサした感じがするんじゃないかな。

丁度「三千院」で梶井宮御流の花展が開かれているので地下鉄とバスを乗り継いで大原に向かう。

門前の紅葉はもうひとしおだが、かなりの観光客が見られる。

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花展会場に行くまでにも、所々に花が飾られている。

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花展会場を拝見。

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遠州流の流れを汲む生花が整然と展示されている。

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自由花も上品だ。

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遠州流系の中でも梶井宮御流の生花はとても伸びやかだ。
家元の藤原素朝さんにお会いできて、花型のことや疑問に思ってていたことなどをいろいろと伺えて実り多いひと時を過ごせた。
その後お庭を拝見。

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三千院を後に、すぐ近くにある「宝泉院」にも足を延ばす。

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ここは樹齢500年を数える富士山型の松が見事。

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院内にある庭も拝見。
枯山水はその中を歩くことができる。

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ほかにも回りたいところがあったが、時間に追われ大原を後にした。
by katabami03 | 2014-11-10 22:48 | 展覧会・イベント | Comments(2)

落ち着かない。

秋もだいぶ深まってきた。
多少の暑い寒いはあるものの、気候、気温も今が一番いい時だ。
余程急いでいない限り最寄りの駅までは歩いていくのだが、あちこちで葉が色づき始め気もそぞろ。

毎年様々な表情を見せてくれる柿の葉。

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あとひと月くらい、道中キョロキョロと落ち着かない日々が続きそうだ。
by katabami03 | 2014-11-07 21:39 | 私は思う。(日々雑感) | Comments(2)