<   2014年 05月 ( 14 )   > この月の画像一覧

メガ盛りじゃあないんだから。

豊島区悲願の新庁舎がようやく全貌を現し始めた。

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現在の庁舎は老朽化していてかなり前から建て替えの話が出ていたのだが、予算の都合やらなんやら一進一退。上部をマンションにすることでようやく竣工に至った次第だ。

ところでご覧のように上部と下部の建築様式が異なっている。これは、下部(多分区役所部分と思われる)を、今を時めく建築家の隈研吾氏に依頼した結果、こうなったそうだ。

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う~ん、下部、らしいといえば「らしい」のだが・・・、そこだけ見ている分には実に堂々の風格があるのだが、上部を含めて全体を眺めると、どこか煮え切らない思いが残る。
ともあれ豊島区にも新しいモニュメンタルな建築物が一つ出来るわけで、関係者御一同には素直に慶賀申し上げたい。

ところでこれと似たような手法、即ち、古い建物の外観を残しつつ上に新しいビルをくっつける手法で改築された建築物を都内でも随分と目にするようになった。

皇居のお堀端にある、旧第一生命ビルは出来てから随分とたつし、日本橋の三井何とかタワー、お茶ノ水の、現在は転売されて日大法科大学院になっている旧主婦の友社などなど・・・、このような建物が造られ始めた当初は「面白いことをやるもんだ」と気軽に眺めていたが、何時の頃からか頭の隅に引っ掛かるものが芽生え始め、それが膨らんで、今ではカツ丼にハンバーグを乗っけたような違和感を覚える。
建築物とはそれ自体が美術作品にもなりうるもので、その建物が本当に「良い」と思われるのならば、補強して保存すればよいではないか。
その意味では、空中権という大技を決めた東京駅はあっ晴れ。

地価が高い東京でのこと、苦渋(?)の結論が今のような姿に落ち着いたのか・・・、つまりは経済優先のいきついた先がこのケッタイな建築物の乱立とは。・・・所詮その程度の「文化国家」ということの証左か。

建築家も辛いだろうなあ・・・。
by katabami03 | 2014-05-30 22:14 | 私は思う。(日々雑感) | Comments(2)

千露里庵倶楽部の総会。

山、山スキー、山小屋つながりの仲間の集まりがあり、中野坂上にある「ペーパーボックスミュージアム(PBM)」に行く。(PBMに関する過去の記事:'11,6/1 ・ '12,1/22 ・ '12,6/3)

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NPO法人、千露里庵倶楽部の総会を無事終えて懇親会に入る、
旧友や新会員まじえての楽しい語らい&飲み。時の経つのを忘れる。

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この集まりの中にワインの輸入を生業としている先輩がいて、つい最近買い付けてきたというワインをたくさん差し入れしていただき、ご馳走になった。

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旨い飲み方があるからやってみろというので試してみた。
その飲み方とは・・・・赤に同量の白を入れて飲むというもの。
邪道じゃないの、と思いつつ飲んでみるとコレがじつに旨い。赤の渋みが和らぎ、加えて白の果実香がほのかに口中に広がる。危険な飲物と思いつつかなり飲んでしまった。

楽しい宴は終わりを知らず・・・。

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トイレに立ったあとに張り箱の展示室を覗く。

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やはり主のいない光景はどこか寂しげだった。
by katabami03 | 2014-05-25 22:09 | 私は思う。(日々雑感) | Comments(0)

命の洗濯にはなったけど。

久々の渓流釣り。
どのくらい久しぶりかというと、多分去年の春以来だと思うので約一年ぶりか。

趣味を訪ねられた時はいくつか答える中に渓流釣りが入るのだが、一年に一度しか行かない(行けない?)のに趣味って言っていいのかなぁ、なんて思ってしまう。

ともあれ久々の出漁だ。
元気な時は釣りに行く日は朝3時とか4時とかに目が覚めてしまうのだが、このところいろいろあってちょっとお疲れ。目が覚めたのは5時少し前。もう外は明るく、家を出ると何と快晴。
晴れは渓流釣りには悪条件なのだが、もう山(渓流)にいけるだけで嬉しい。

今年のお初山女魚(ヤマメ)。

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山は春というよりも初夏の装い。

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本日の釣果は24㎝の虹鱒1匹、あとは山女魚16~22㎝。この川では平均的なサイズ。
遅出にしてピーカンという条件にしてはまずまずってところか。

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夕方まで釣っていればもっと釣果は上がるのはわかっているのだが、晩御飯に間に合わせようとすると遅くとも4時頃までには竿をたたまなければならないので、いたしかたない。
ハイ、塩焼きから揚げ、美味しくいただきました。

ところでここ数年、山歩きや渓流釣りで気になっていたのだけれど、やはり若いころと比べると圧倒的にバランス感覚が衰えているんだな。

河原を歩く時はひょこひょこと石の上を飛び移ったりするのだけれど、どーも以前のように身軽に出来ない。
渡渉(川を横切る)の時も、勿論急流の中だから昔も今もふらついたりはするのだけれど、オトットが多すぎる!今までいろいろと言い訳を考えてきたのだけれど、もうここにきて今更あーだこーだというのは往生際が悪いってモンダ。
ああ、年を取るというのはこういうことなんだろうなあ、とつくづく思わされた次第。

各々方、他人事と思わず用心めされよ。
by katabami03 | 2014-05-22 23:25 | 旅・山 | Comments(2)

ビューティフル!

マミフラワーデザイン展 2014 「クラシサク。」を拝見。

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並んで展示されているマミ川崎さんと川崎景太さんの作品は鮮やかな対称を見せて。

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教室ごと分かれたブースはそれぞれ趣向を凝らして。

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個人作品も、デザイン的、いけばな的、彫刻的、現代アート的等々、表現方法は様々。
目についた作品から。

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ご覧のようにバリエーション豊富だが、総じて言えることは、どれもキレイ。
会場内を歩いていると心地よく、しばし世の中の憂さを忘れさせてくれる。
翻って、自分のはなははたして、こんな風に人を楽しくさせているのだろうか。
まあ年の項で今更落ち込むことはないが、心境は、ふぇ~~~っ。
明日からまた精進精進だ。
by katabami03 | 2014-05-20 23:06 | 展覧会・イベント | Comments(2)

蔓がニョロっと。

先日アップした豆苗がスクスク伸びて、昨日美味しくいただきました。
食べちゃったあとで恐縮ですが、こんな感じに伸びて・・・。

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よく見ると二段になって伸びているのが分かる。
で、二段目の苗からはさらに蔓が出てきている。

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豆なのだから当たり前といえば当たり前なのだが、なんだか自然の力とか植物の神秘を見るようで、小さな感動を覚える光景だ。
生産者(農家)にとって見れば多分蔓が出てきたものなどは商品価値が下がるのだろうから、そんな悠長なことは言っていられないだろう。ともあれ、このまま放置しておいたら、どのようになっていくのか観察してみたい衝動にかられた。

物価が上がって消費税が上がっていいことなんぞありゃしない。
安くてその上二度食べれる豆苗は庶民の味方。
by katabami03 | 2014-05-19 22:47 | 食べ物・飲み物 | Comments(0)

宇都宮へ速攻日帰り小さな旅。

開催中の『日本いけばな芸術北関東展』を拝見がてら、大谷石の採掘場跡の「大谷資料館」に行く。

宇都宮は新幹線利用だと大宮からわずか30分弱。居眠りしている暇もない。

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前回に来た時には気づかなかった、デッキ下の餃子像。

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隣にあるのは大谷石の組合が寄付したというカエル。
このカエル、かぞえてみたら5匹の子ガエルが張りついている。

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駅から続く大通りの街路樹は栃木県に因んでか栃の木だ。
今の季節は薄桃色の花を咲かせている。
実はこの栃の木、東京では見かけてことがなく、先日「足利フラワーパーク」を訪ねた折に初めて知った。

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会場のある東武宇都宮百貨店は東武鉄道だと直結しているのだが、JR宇都宮駅からは徒歩15分程の距離。
デパートの中に入ると、先ずは池坊の花がお出迎え。

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席札を見ると何と戸内敏先生。数日前に高島屋で拝見したばかりだと言うのに、なんとご多忙。ご憧憬の至り。ご自愛祈りあげます。

会場はゆったりと構成されており大変見やすい。
正面に並ぶのは、池坊由紀先生、粕谷明弘先生、勅使河原茜先生のお作。

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こちらは、工藤和彦先生、吉村華泉先生、大津光章先生。

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北関東展は25年ぶりとのことで、自由花、生花共々力作揃いだ。

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旧友、川上裕之君も気合の一作。

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今回の企画の一つである、「益子焼の作家の器に生ける」コーナーから。

池坊の打矢先生。

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右、宇田川、左、岡田両先生。

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草月の小沢先生。

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・・・と、ここまで来てまた電池切れ。
この後にも力作秀作が見られたが写真なし、残念ながらご容赦くだされ。


花展をあとに、一路大谷資料館に向かう。

東武百貨店近くの停留所から資料館まではバスに乗って30分弱。
大谷石はrisiが子供の頃は東京でも、家の土台や塀に利用されているのがいたるところで見られたが、東京の景観が変わるに従い、最近ではほとんど見かけなくなってしまった。また、電車に乗っていても、宇都宮に近くなると塀は勿論のこと、大谷石造りの蔵や倉庫をたくさん見かけてものだが、今回車窓から注意して見ていたが、ほとんど見られなかった。
宇都宮市内でも中心部は新しいビルなどが多く、表通りでは大谷石を利用した建造物は見当たらない。それでも裏通りを歩いていると、比較的新しい建築物でもこんな風に利用しているのを見かけた。

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さすがに産地に近づくにつれ、大谷石の塀や蔵なども見られるようになり、なんだかとても懐かしいおもいがした。

車中、写真が無いのが残念だなぁと思っていると、フト、そうだ携帯が有るじゃないかと気付いた。
実は私、携帯で写真を撮ったこと、皆無なんです。でもまあダメモトということで撮ってみました。この後は携帯で撮った写真をどうぞ。

バス停「大谷資料館」で下りると、先ず目に入るのが大谷石の岸壁。

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遠目に見るとみどりに覆われた山なのだが、近くで見るとほとんど岩山で、表面にうっすらと土の層があり、そこに木々が生えているといった感じ。

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これは資料館となっている坑道の以前の入り口か。

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石切り場であった坑内に入る前に先ず資料館を拝見。
機械化される以前の道具や写真も展示されており、石の切り出しがかなり過酷な作業であったことを思い知る。

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石切り場に向けて階段を下って入っていく。
年間の平均気温が約7度とのことで、内部はかなり寒い。
実はここには30年くらい前にムサ美の田中秀穂先生達と一度訪れたjことがあるのだが、その時はいろいろと回ったので記憶が鮮明でない。たぶん急ぎ足で通り過ぎたのだろうなあ。

やはり写真はうまく撮れない。
照明のあるところだけは写っているのだが、その奥の、本当にお見せしたい巨大な空間が真っ暗でなにも分からない。ご容赦。

地下へ下りる階段。

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売店で売っていた絵葉書は・・・。

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雰囲気はでているのだけれどなんだか随分と綺麗で、実際にはもっと深くて古代遺跡のよう。

近代建築でも感動するような大きな空間にふれることもあるが、この石切り場の空間はちょっと違う。
長い年月をかけて人が掘り続けてできた空間。その深さ、大きさに圧倒されながらも、たとえば古戦場とか城跡とかに佇んだ時に感じる寂寥感。そんなものを内包した空ろな空間だ。

壁面に残る手掘りの痕跡。

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セットではとても造りだせない空間なので、これまで様々なテレビドラマや映画のロケとして使われているらしい。

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この付近にはまだ実際に採掘しているところもあるそうなので、実際に掘っているところも訪ねてみたくなった。


速攻で見て回り、3時半にはもう車中の人。
お土産は・・勿論餃子。

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はい、美味しくいただきました。
by katabami03 | 2014-05-16 00:16 | 旅・山 | Comments(0)

シンガポール人に教えられて。

2年前の4月にイケバナインターナショナルという団体の世界大会が東京のお台場であって、その時にシンガポールに行った時にお会いした方たちに再会した。そのうちのひとり、ヴァイオラさんという方から、「藤の綺麗な所に行った来た」と、スマホの画像を見せていただいた。
「足利フラワーパーク」という藤の名所があることをその時知った。
一度訪ねたいと思いながらも昨年は時季を逸してしまったので、今年は早めに予定を組み、ようやく念願の足利に行って来た。

平日だと言うのに、園に隣接した駐車場はほぼ満杯。園内でも人出は多いが、敷地が広いようでさほど混雑は感じられない。
入ってすぐのところに大きな藤棚があり、その大きさに目を瞠る。

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園内は藤の他にもそこここに石楠花や躑躅、薔薇や芍薬などが植えられており、ガーデニングのように小花が植えこまれているところも多く、目を飽きさせない。

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ここは八重咲きの藤棚。

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大きな藤棚が4つ、そしてそれらの間に白藤や黄藤のトンネルが配されている。
こちらは白藤と黄藤のプロムナード。

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いわゆる藤色の藤や白藤は色褪せ始めているが、それでもため息が出るほど素晴らしい光景だ。

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薔薇はこれからが本番。

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ペチュニアもここまでやると別物のようだ。

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様々な躑躅植えこまれた一角があったが、残念ながら花ははほとんど終わっていた。躑躅の盛期(4月ごろか)に訪れてみたいと思った。
石楠花は今がピークか。赤、白、桃、赤紫、マゼンダ、オレンジ・・・普段見掛けることのない色のものなどにみ惚れてしまう。

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園内を巡ること約2時間、自然を造形した人工美を堪能した。
石楠花を見ていて、昔歩いた奥秩父の山々をもう一度歩きたくなった。
by katabami03 | 2014-05-12 21:50 | 樹木 | Comments(2)

花展シーズン、まだまだ続く。

ここ数日、仕事の合間に花展見学。まとめてご報告。

ロングランの目黒雅叙園(まだやってます)「いけばな×百段階段」。
古流協会のお仲間、理恩会の宇田川さんのロビー作品。

雅叙園の庭の緑を借景に取り込んだあでやかな華屏風。

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日本橋高島屋にて池坊『花の品格』展から。

池坊といえば先ず立花。どれも威風堂々。

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同じ立花でもこれは新機軸、四方見(360度、どこからでも見れる花)。

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池坊由紀さんの作品、今回はちょっとファンタジックな感じ。

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家元、専永先生は会場内に和室を再現して。

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これは立花新風体と呼ばれるジャンルの作品。

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池坊の自由花は軽やかで透明感のある作品が多い。

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重鎮、戸内先生は立花の名手でもあるが、今回は存在感のある自由化を展示していた。

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いけばな「きらら会」の30周年記念展から。
きらら会は和紙や水引を用いて、ラッピングのような方法で花入れを作り、そこに花を挿すという独創的なスタイルを持っている会だ。

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主宰者の河田先生の作品。

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今展では和紙を用いない作品や造形的な作品も楽しめた。

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帝国華道院という団体があるが、そこの研究部が年に一度開催している作品展。

会場は有楽町の交通会館地下にあるゴールドサロン。

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前会長の関江先生の生花。

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自由化も華やか。

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壁面を利用した作品に佳作が見られた。

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雅叙園の花展(自分の担当週)が終わって少しは遊べるかと思ったが、なんだかんだと雑事が続く。
体調もいまだに本調子とはいえないし、ああ、屋外では何をするにも一番いい季節だと言うのにストレスがたまりそう。
小出しにしないと、自分のことながら反動が怖い。
by katabami03 | 2014-05-11 22:38 | 展覧会・イベント | Comments(2)

我が家の畑。

我が家に畑を作りました。

ほんの300㎠足らずなんですけど。

これから毎日水を遣り、

日照を気に掛けながら、

水、太陽、空気に感謝感謝。

成長したら美味しくいただきましょう。


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by katabami03 | 2014-05-09 21:41 | 食べ物・飲み物 | Comments(2)

アートな旅。

・・・って女性誌のキャッチコピーみたいだ。ま、いっか。
というわけで「いちはらアート×ミックス」を見に行った。

朝7時15分に家を出る。電車を乗り継ぎ乗り継ぎ、千葉は内房線の五井に到着。
ここで鉄道、巡回バス、作品鑑賞全て込みの「交通パスポート」を購入し、小湊鉄道というローカル線に乗ってアートミックスの会場に向かう。

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地方のローカル線にしては今時珍しくワンマンではなく車掌さんが乗っている。

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無人駅では車掌さんが外に出て切符を回収している光景が見られた。
駅の表示板やベンチ、時計など、懐かしくタイムスリップしたようだ。

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のどかな田園風景の中をのんびり走る列車に揺られること約30分、「いちはらアート×ミックス」の入り口とも言うべき牛久駅に到着。

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巡回バスは平日は1時間に1本しか出ない。次のバスまで30分程時間があったので駅近くにある、松尾高弘『Luminous/牛久商店街の記憶』を見に行く。

古い建物の中に入ると床に細かな砂利が敷きつめられていて、人が動くとそれに反応して天井から光が照射されるという作品。

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刹那的な美しさを感じる作品だった。

会場付近の道路では小さいながら朝市が開かれていた。

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駅に戻り巡回バスに乗って旧内田小学校へ向かう。
旧内田小学校は約90年前に建てられたそうで小さいながら風格がある。
表は化粧板が張られてあるが裏に回るとかつての姿を見ることができる。

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ここでは、瀧澤潔『内田のためのインスタレーション-赤、黄、青、白、桃の調和』と、大成哲雄『内田百鬼夜行』の2作品が展示されている。

瀧澤さんの作品は一見したところ、「越後妻有アートトリエンナーレ」での『妻有のためのインスタレーション』の市原版と言った感じ。針金ハンガーを使った設えも、「代官山インスタレーション」での作品と同様のものだが(2007年11月9日・参照)、会場がコンパクトな分だけ密度が濃い。大変丁寧な作り込みで、この作家の繊細な神経がうかがい知れる作品だった。

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次に「市原湖畔美術館」を拝見。
こんな辺鄙な地に(失礼)こんなキュートな美術館があるなんて思いもよらなかった。

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美術館内に展示されている作品から。

中に入ってすぐのところに丸い吹き抜けがある。そこに展示されているのが、KOSUGE1-16『Heigt-Ho』

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場にぴったり。
その右手の階段から屋上にかけて設置された、アコンチ・スタジオ『Museum-Stairs/Roof of Needles & Pins(2013)』。

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風に吹かれて揺れる姿は心地よく、見飽きることがない。

階下に向かうスロープはコンクリートの打ちっぱなしだが、冷たさを感じさせない。

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室内に入ると、リン・テンシャオ『彼?彼女?またはそれ?』、アルフレド&イザベル・アキリザン『積載:プロジェクト・アナザーカントリー』、ストール・ステンスリー『いちはら物語』、3人の外国人美術家の作品。
『積載:―』は地元の人達が作った段ボールの家を満載したボートを逆さにして展示した作品。そこから様々な意味を汲み取ることも可能だが、何よりそのスケールと構成に圧倒される。

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外に出ると、広々とした空間に力強い常設展示作品。

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手前が、篠原勝之『飛来』、奥の黒い展望塔は藤原式揚水機(地域で使われていた揚水機を模したオブジェとのこと)。
この塔、裏に回るとこんな感じ。

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湖の中にも重村三雄の彫刻作品が点在している。
順に『湖の祭り』、『かげろう』、『やませみ』。

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湖畔を歩いていると、かつて名栗湖や韓国の大清(テジョン)湖畔で開かれた野外展に出品した時のことが懐かしく思い出された。

再びバスに乗り、旧里見小学校へ。
ここで印象に残った作品から。

豊福亮『美術室』

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妻有や神戸ビエンナーレで、キラッキラのコッテコテの異空間を作り出していた豊福さん、今回はどんな作品かと思ったら・・、これはまた圧巻。泰西の名画の模写が壁面や天井をびっしりと埋め尽くしている。
キンキラとは趣を異にするが、これもまた豊福ワールド。
ドラクロワやモネに混じってイワン・クラムスコイの『忘れえぬ女』があるのが嬉しかったなあ。
それにしても模写、上手い!

レオーニ・チシコフ『芭蕉の月/デ・キリコの月/ガルシア・ロルカの月』
室内に、デ・キリコとガルシア・ロルカの、部屋を出て正面の階段の上に芭蕉の月が展示されている。

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『芭蕉の月』は今いちピンとこなかったが、全体、静謐さのなかに乾いた詩情が感じられ、risi的には今回のナンバー・ワン。

滝沢達史『おかしな教室』
部屋に入るなり思わず「うへ~っ」と声を発してしまった。なんと部屋が全てお菓子(と菓子のパッケージ)に覆われている。
壁や天井はもとより、シャンデリア、時計、カーテン、何と各々の机の中にまで!

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大技小技織り交ぜての菓子、菓子、菓子。
だけれどこの作品、文句なしにキレイだった。

角文平『養老山水図』

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最初見たときはなんだかよく分からなかったのだが・・・。

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机にベニヤ板を重ねて貼っていくことで高低差を付け、そこに市原の地形を彫刻刀で彫り込んでいくという労作。まだ緒に就いたばかりで、今後継続して作り続けていくそうだ。

この時点で午後3時。まだ他を回る余裕はあったのだが、十分豊饒な時間を過ごした。
ゴールは小湊鉄道の里見駅。

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今回の作品の一つで、地域の子供たちが作ったという案山子に見送られて市原をあとにする。
by katabami03 | 2014-05-08 23:14 | 展覧会・イベント | Comments(0)