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しみじみとした名画だ。

「おくりびと」を観てきました。

シブがき隊のモッくん(本木雅弘)は映画に出始めた頃の「ファンシーダンス」や「シコふんじゃった」を観たときから注目していたが、その後の出演作品は残念ながら未見。
今回久し振りのオメモジだが、いや~、モッくん見事にハマリでした。
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映画冒頭からスポンと観客をキャッチ、そのまま中だるみもなく終盤までもっていく展開は見事。上映時間がこんなに短く感じられた作品は久し振りだ。
ナントカ映画祭でグランプリだか特別賞だかを取ったのもむべなるかな。(賞に興味のないrisiにはドーデもいいことだけど。)

日本映画らしいといえば’らしい’私小説的なストーリーだが、名優・山崎努やモッくんが見せる、遺体を清める眼差しや所作は感動的ですらある。
終盤のオチは先が読めてしまうのが残念ではあるが、まあモッくんの名演がチャラにしてくれる。
そしてなによりもスタッフ皆がとても丁寧な作品作りをしているのが伝わってくる。
笹野高史、吉行和子らが脇を固め、控えめながら映像も美しいし、チェロを主に流れる音楽も良い。
名画というのは監督や主役の力量だけでなく、あらゆる要素が高い水準に達してはじめて出来上がるものだ、と改めて思わせてくれる一作だった。
by katabami03 | 2008-09-30 23:19 | 映画・演劇 | Comments(3)

札幌でもフクロウに出会いました。

少し時間がたってしまったけれど、北海道で泊まった宿の話。

札幌駅から徒歩3,4分のビジネスホテルにしては上等なところ。あちこちでフクロウを見かけた。

入り口の車寄せ。
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フロントの壁とカウンターの上。
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荷物置き場みたいなところにも。
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アイヌ民族にとってシマフクロウは大切な神様だと聞いた。
森の賢者とか知恵の神様などともいわれているけど、猛禽類だけあって鷹と同じようなくちばしを持っていて、よく見ると結構怖い顔をしている。

どうして神とか賢者なんだろうかねえ・・・。
by katabami03 | 2008-09-29 23:54 | フクロウ | Comments(5)

・・・・の秋。

好天に誘われて多摩川に行く。

空気が澄んで、山が近い。

河川敷のグランドでは子供達のサッカーの試合。溌剌とした姿は心地よい。
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スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、etc,etc・・。
まあそう言われれば、敢えて反論するほどのことでもないのだけど、何で秋じゃないといけないの?
要するにキッカケ・・なんだろうね。

食欲の秋ってーのもあるなあ。
あたしなんざぁ一年中。・・・ってこたぁ「食欲の四季」だ。
まあ何とオゾマシイ・・あ・た・し。
by katabami03 | 2008-09-27 23:38 | 私は思う。(日々雑感) | Comments(5)

9月のLABOから。

毎月最終の金曜日は「いけばLABO」の日。

昨夜の花材は野バラと赤蔓。
あしらいに花を用いる、いわゆる「いけばな」的な仕事は皆さんもう出来ているので、今回は敢えて線的な素材だけで何が出来るか、に挑戦。

制作風景・・・皆さん悩みながらも生き生きとしている。
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>Kath先生
壁面を利用して、インスタレーション。
赤蔓の直線的な部分は味わいが弱いので、どう利用するか厄介なのだが、そこを逆手にうまく利用している。10メートルくらいの作品にしたら圧巻だろう。
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>S先生
ドアを利用した技ありの一作。
ドアの枠がちょうど作品のフレームのようになっているのがミソ。
材料がもう少しあれば、さらに雄大なものになったであろう。
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>Fu先生
器から離れることでいけばなは羽をもった。
堂々としたインスタレーション。これはもう現代いけばなの世界。
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>Ku先生
器を用いた作品はどうしても花(あしらい)を入れたくなってしまうが、赤いガラスの花入れを置くことで解消。
素材、黒い焼き〆の花器、赤いガラスが見事に一体化している。
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どの先生方も一作入魂。
小手先でない、全身で素材に向かっている姿は輝いている。
益々責任の重さを痛感する。
by katabami03 | 2008-09-27 07:28 | いけばな | Comments(4)

寝不足で川歩きは疲れも倍増。

休みだったので、思い切って釣りに行ってきた。

秋は何かと忙しくて、この時季もう何年も釣りに行っていない。
東京近郊の河川はほとんどが10月に入ると禁漁になる。今日をのがしては、もう来春まで渓流釣りは出来ない。よし、行くぞ!
・・てな訳で今朝は3時に目が覚めてしまった。また寝ようと思ったのだが無駄な努力、で4時過ぎに出漁。

目的の川につく頃には空がうっすらと白み始める。
釣り用語で、夜明け前の好機を朝マズメという。はやる気持ちを抑えて川に向かうと・・・ガーン!ナント増水している。
昨日の東京はまったく雨の気配もなかったので、コチラも同じかと思っていたが、けっこう降ったみたいだ。
春に来た時も増水していて苦労した。水圧が強くて、渡渉(川を横切る)する時は怖いし、普段川通しに歩けるところでも、場所によっては水没していて、余計な高巻き(回り道)をしなければならない。

そんなこんなで苦労はしたが、魚の食いはよかった。

いつもは餌釣りしかしないのだが、ルアーで遊んでみた。しっかり虹鱒をゲット。
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あまり大物のいない川だけれども、今日はまずまずの大きさのも釣れた。
この山女魚は塩焼きサイズ。
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朝早かったのと高巻きを何度も繰り返したので疲れた。幸いそこそこの釣果もあったので2時過ぎには終了。

帰りの山道で釣舟草(ツリフネソウ)の群落に出会う。
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昨日の雨でだいぶ傷んでいる。時季的にももう最後だろう。
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帰りがけにお土産。
山梨といえばコレだ。桔梗信玄餅。
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疲れた体に信玄餅はことのほか美味。
我ながら、ご苦労さんなこって。
by katabami03 | 2008-09-25 21:56 | 旅・山 | Comments(2)

秋の営業いけばな。

池袋東口の地下街、池袋ショッピングパーク(ISP)の通路で、2,3年前から春と秋の二回、いけばなの展示依頼をうけている。

今朝いけてきました。

一応名前は出るけれども、買い物客に楽しんでいただければよい、という主旨なので、あまり気張らないですむいけばな展だ。
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ちょっと華やかにしてみました。
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池袋ショッピングパーク・レンガ通りにて、29日(月)まで展示。
by katabami03 | 2008-09-24 20:58 | 展覧会・イベント | Comments(2)

ジャジーな茗荷。

お弟子さんから茗荷(ミョウガ)をたくさん頂いた。
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薬味として、それからたくさんあるときは刻んで鰹節をかけてお浸しのようにして食べたりしているが、コレだけもらうと持て余してしまう。
そこで漬物に挑戦。

じつはこのところ漬物系でミョウガを美味しくいただいているんです。

①群馬の帰りに高崎駅で買ってきた鉄砲漬、中にはとうがらし、というのが基本形だが、ミョウガも入っていて、これがことのほか美味しい。
※鉄砲漬け=瓜の中にとうがらしを入れて醤油ベースの漬け汁に漬け込んだもの。長い間千葉県の名産かと思っていたが、北関東一帯でも作られている。ここ一、二年販売されていなかった。これは推測であるが、多分瓜が中国産のものがほとんどだったのっであろうと思われる。今回購入したものには国産の表記があった。

②先日越後妻有に行った折に松代(まつだい)の食堂で昼食をとった折に出てきたミョウガの甘酢漬け、おかわりしたくなるほど美味しかった。
作り方を聞いてこなかったのが、いまでも悔やまれる。

そんなわけで検索してみたが、決定打がない。
まあ適当にやってみることにする。

で、とりあえず塩漬け。どーも白菜漬けやキムチのように直接塩をまぶすようではないらしい。大きいものは二つに割って、ちいさいのは切れ目を入れて下ごしらえ。それから海水より少し濃いめの塩水に漬けみた。なんで海水より少し濃いめかというと、・・・根拠はない。
舐めてみて「あー、塩っぺーなー」って感じ。あくまでもフィーリング。コンセプトはジャズだ!
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あすはいよい甘酢に漬けるぞ。
ジャジーなミョウガの甘酢漬け・・ってかっ!
by katabami03 | 2008-09-23 22:36 | 食べ物・飲み物 | Comments(6)

繭の家。

[昨日の続き]

下見をした家は「ほくほく線」の松代(まつだい)駅から車で10分ほどのところにある「蓬平」という集落。
前回の「大地の芸術祭」でも数人のアーティストがこの集落で展示をしたが、そのうちの一軒が常設展示となっているので、拝見してきた。

古巻和芳さんの「繭の家」。
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元々この辺りは養蚕が盛んだったそうだ。そこで養蚕農家だった古民家に作品を設置したとのこと。

一階は昔の養蚕関係の道具などが置かれていて、博物館的な展示になっている。
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二階に上がると、薄暗い部屋のなかで不思議な音がする。蚕が桑を食べる音を流している、とのこと。そして、その音に反応して、後ろの明かりが点滅するようになっている。
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手前の長持ちから音が出ている。
後ろのオレンジ色の明かりが点滅する仕掛けだ。ちなみに明かりの前に並べられているものは蚕の繭。
知的な作品だが、小難しい、説明的な作品ではなく、静かに心に染み入る作品だ。

部屋の反対側には明り取りの前にこんな作品が浮かび上がる。
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近くの民家の軒先には朝顔。
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玄関先にはとうがらしが干してあった。
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ゆるやかな時間の流れ。
妻有にいると心身ともに浄化されていくようだ。
by katabami03 | 2008-09-21 23:18 | 大地の芸術祭 | Comments(4)

また熱い夏がやってくる。

やっと秋が来たのに何言ってるんだろうねえ、このオッサンは、と思ったむきもあろう。
コトは「2009大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。
前回に引き続き来夏も「いけばな」作品を展示することになったわけだが、前回と同じ集落、と言うわけにいかなくなり、新しい場所(空き家)をさがしていただいていた。

良い空き家が見つかったと言う連絡を受けて、昨日、下見に行ってきた。

コレがその家。
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この辺りの本家ということで、かなり大きな家だ。建てられてから約100年くらいたっているそうだ。

竈や囲炉裏もある。
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二階の広間、10畳間が二部屋。通しにするとかなり広い。一階にもコレと同じ間取りがある。
多分こういう所で冠婚葬祭が行われたのだろう。
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この家を少し手入れして頂き会場にする予定だ。

展示方法などはこれから協議していくことになるが、気持ちはすでに妻有モードに入っている。
by katabami03 | 2008-09-20 22:50 | 大地の芸術祭 | Comments(4)

北大探訪記。

・・と、そんな訳で大急ぎの北海道出張であった。
空港→宿→会場→宿→会場、とせわしなく移動するだけではいかにも寂しい勿体ない。そんなわけで三日目の朝北海道大学を散策してきた。(宿が北大から2分足らずのところだったので。)

北大正門、意外と地味。
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正門から入ってすぐの右側に大木が生えている。
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写真では大きさが実感できないが、やはり由緒有る木であった。
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もう少し行くと銅像が・・。
肩書きを見ると、やはり偉い方のようだ。敬意を表して。
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北大というとクラークさんがあまりにも有名すぎて、どーも他の先生方の影がうすいが、こちらの先生の功績もご一読を。
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金属回収令!ったく戦争はろくなことがないね。

少し先に行くと、石だ。これはナンだ?
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・・・とのことです。

人工の水路があって、きれいに刈り込まれた芝生の緑地。いこいの場所みたいなところを通る。
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学生さんや地元の人たちの憩いの空間。
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ここにも大きな切り株や柳の巨木が。
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その先右手には木造の建物。
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100年も前の建物。人が出入りしていたのでいまだに現役なんですね。
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道路をはさんでこの建物の対面にクラーク先生像がある。
見物人がひっきりなし。
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この構内では地図というか、案内図を持った人がたくさんうろついている。守衛室あたりでもらって来るのかなあ。標識も完備されていて、学校というよりも観光地だね。
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七竈(ナナカマド)、実の重みで枝垂れている。
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中を歩いているといたる所で大きな木に出くわす。
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開拓前の北海道と言うのはきっとこんな巨木で覆われていたのだろう。

クラーク先生の前の十字路を右折して、ポプラ並木の方に向かうと、今度はタイル張りの趣の有る建物に出会う。
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残念ながら中を覗く余裕がなかった。

やっと有名なポプラ並木にたどり着いた。
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初めて来た時は中学一年の時だったかなあ。昆虫少年だったrisiはポプラの大きなウロを覗いては、カミキリムシなんぞを捕まえていた記憶がある。おぼろげではあるが、もっと荒涼とした中に立っていたような気がする。手前の方は随分ときれいに整備されている感じだ。
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ポプラ並木のすぐそばに五千円札の新渡戸稲造先生の銅像があった。
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ここまで片道約30分。大学の敷地はまだまだ奥へと続く。
余談であるが、校内を行きかう車がとても多いので、帰りがけに守衛さんに「ここは公道なのですか?」と聞いてみたところ、許可証がなければ通れないとのこと。いかに工事関係、出入り業者、関係機関の車が多いか。本州の大学とは比べ物にならない敷地の広さ、推して知るべしであろう。

小一時間のささやかな旅であった。
by katabami03 | 2008-09-18 23:39 | 旅・山 | Comments(6)