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いよいよ明日出陣。

神戸ビエンナーレ、アート イン コンテナ作品製作のため明朝発ちます。

お天気はまずまずのようだが、気温が高いのが少々気がかりだ。何せコンテナ内の作業が大半なので、日中はどのような状態になるのか見当がつかない。
余り暑さが酷いようだったら作業は朝夕に集中、昼はお休み、というパターンもありえるだろうなあ。

有難いことに、作夏妻有で知り合った、ムサ美のN君が5日程助っ人に来てくれる。それと不確定要素はあるものの、現地ボランティアも全日程一名付けてくれるようだ。ー感謝。
何とか今月中に完成させたいと思う。
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宿のパソコンから進行状況をお伝えできると思うが、写真はどうかなあ。
順調に仕上がってルンルンか、疲れてぐったりか。果たして結果は?
by katabami03 | 2007-09-23 18:33 | 神戸ビエンナーレ | Comments(2)

展覧会+リシノメ17

版画家、中川健二さんからご案内をいただいたので、拝見してきた。

中川さんの版画は、卓越したデザイン感覚もさることながら、じっと見ていると、どこか心がゆったりとしてくるような魅力がある。
キリキリ、ギスギスした心を一陣の風が吹き抜けるような、そこはかとないやさしさみたいなものを感じる。
作は人なり、なんて言われるけれど、人柄が出てしまうんだよなあ、こういうのって。
私もこんな花が生けれたらいいなあ。

  中川健二木版画展  日本橋ギャラリー砂翁にて、28日迄開催


ついでといっちゃあ何だが日本橋まで来たので、三越で開催中の「日本伝統工芸展」を見た。
時間が余り無かったので、主に陶芸を中心に覗いてきたが、ハッとするような美しい作品が点在している。
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これは「きり金」の作品。金箔を細く切って、一本一本貼り付けていく、気の遠くなるような仕事だ。
まったく、人間ってのはなんてすごいんだろう。

外に出たら目の前に広い空き地が眼に入った。三越の斜め前。
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幾度となく歩いている道なのに、ここに何があったのかま~ったく覚えていない。気になって、店に戻って案内嬢に訪ねてみたところ、飲食店やコンビニのほか、なんとプラネタリウムがあったんだって!皆さん知ってました?

ものはついで、三越の看板(?)もパチリ。金ピカイルカがうじゃうじゃ。
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なんかいかにも金もってるぞォ、みたいに見えてしまうのは私だけでしょうか。
誰がこういうものを掲げる決定をしているのか知らんけど、三越って何かお金の使い方が???なんですよねえ。
もう20年以上前になるけど、一階の吹き抜けのところに
どっひゃあ~!
といった感じで極彩色の装飾ぎんぎら弁天像だか何だかが聳え立っていた。キッチュという言葉はまさしくこういうもののためにあるのだろう、と実感した一瞬であった。
(もう三越では個展、させてもらえないだろうなあ・・・。ま、いっか。)

日本橋の上からもう一枚。
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上を走る高速道路の隙間から差し込む陽光が濁り水を幻想的な光景に仕立てているひと時。
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午後は神戸行きの準備。静かに静かにテンションが上がってきている。
by katabami03 | 2007-09-21 22:19 | Comments(0)

撮影、無事終了。

先ず残念なことに、昨日採取してきた草花の半分くらいが水が下がってしまい、使えない状態だった。元々水揚げの悪いものが多かったが、昨日見た限りではしっかり上がっていたので、さほど心配していなかった。これが甘かったのですね。
今朝教室に入ってみてがっかり。野草の水揚げの難しさを、あらためて思い知らされた。
でもまあ種類だけはいろいろ揃えておいたので、まぁ何とかなるだろう、ということで撮影に入った。

一作目はまずまずの出来だったが、イマイチ、スカッとしない。それでも二作三作と続けていくうちに、だんだんノッてきて、結局五、六作生けた。
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今日撮影分は7,8,9,10月分。花材に無理はあるのだけど、それを承知で引き受けたわけだから、まあ多少違和感はあってもゴカンベン、ゴカンベン。

でも雑誌って何で一ヶ月前に出るんだろう???(たとえば4月号は3月に出る)
それを思えば花が多少季節外れでもとやかく言う人もいないか。

ということにして、今日も無事一日が終わった。めでたし、めでたし。
by katabami03 | 2007-09-20 22:37 | いけばな | Comments(2)

花材採集。

近所に長男が小学生の時の友達で、以前は農家だった家がある。敷地の中には畑も残っているが、様々な花を植えて楽しんだいる。今朝そこで花を切らせていただいた。
「目の眼」という主に骨董を扱った雑誌に載せる写真を撮るためだが、ギャラが安いので花材費節約のためだ。
サルスベリ、萩、秋海棠、とらのお、芙蓉、マンジュシャゲ、などの花と葉蘭、シャガ、つわぶきなどの葉をバケツ一杯いただいてきた。
池袋の教室に運ぶ途中に、五日市街道の千川上水脇でススキも10本ほど切って、あとは花屋さんで少し買い足す。豊島区の花展で使ったしだれ柳と柊南天も再利用、これで万全だ。柳はなんと資生堂のときからのもの、これは完全に元をとったね。

自分で採集すると、大きさ、長さ、振り(形)など、好みのものが取れるというメリットもさることながら、気持ちがとてもすっきりする。
魚釣りや潮干狩りはもとより、芋ほりとか梨もぎも楽しい。花は食べ物ではないけれども、同じようにどこか本能を刺激するものがあるのだろうね。
by katabami03 | 2007-09-19 22:47 | 草花 | Comments(0)

盛会御礼。

秋の巡業第二弾(豊島区華道展)盛会裡に無事終了いたしました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

会場となった東京芸術劇場は以外と知られていないので、一寸ご紹介しましょうか。

池袋西口を出てすぐ、ほんの2~3分のところにあります。
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出来たのは10~15年くらいまえかなあ。池袋西口公園と隣接しています。
若い人には池袋ウエストゲートパークといったほうが分かりやすいのかな。
ちなみに、以前聞いた話では、西口公園はナンパのメッカだそうな。ま、いまはどうか知りませんけど、もう私には縁の無い遠い遠い昔話だなあ・・・。

建物の中は演劇や音楽会用の劇場や各種展覧会用の展示室などで構成されている。
エントランスの大空間は圧巻。
私事で恐縮だが、知り合いに伊原乙彰さんというアーティストがいるのだけど、この大空間に設置されたしつらえはその伊原さんのお兄さんが手がけたそうな。聞くところによると、アメリカ在住で、建築彫刻では結構高名だそうな。
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下から見上げるとこんな感じです。
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すばらしい仕事ですねえ。
くやしいけれど、いけばなの人で大きな空間に対してキチンと仕事が出来た人というのは、勅使河原宏さんくらいのものなのではないでしょうか。
あとは皆小粒。小粒が狭いハコの中でごそごそやっている。これでは未来はないよね。
過日、岡本太郎は好きになれない、と書いたけれど、勅使河原宏も正直言って好きではない。けれども両者にはそういう次元を超えたすごさ(有る意味での魅力)があることは否めない。

でもって私はどう生きるるべきか?なんちゃって、先行き何にも無いのだけど、狭いハコの中で汲々と神経をすり減らすのだけはごめんこうむりたいものだ。
by katabami03 | 2007-09-17 23:51 | Comments(0)

ヴィスコンティだ!

このところ映画を見に行く時間が無い。そこで今夜、カメラマンの尾越健一さんから借りっぱなしになっていたヴィスコンティの「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を観た。

以前にジャック・ニコルソン、ジェシカ・ラング主演による作品はみていたが、ヴィスコンティがそれよりもずっと以前に撮っていたとは知らなかった。また、この作品が処女作だと知って二度ビックリ。
で、観た感想。
正直なところヴィスコンティは余り観てないので、エラそうなことは書けないが、このところ邦画、洋画ともかる~いのばかり見ていたので、久しぶりにシッカリとした映画をみたなあ、といったところ。モノクロで音楽なんかもいかにも古くさいのだけど、ヒッチコックにも通じるような緊迫感があり、またコックリとした深~い味わいを感じた。
悲劇に突き進むストーリー展開に、高校生のころ入場料100円とか150円の映画館で観た、アラン・ドロンやリノ・バンチュラ主演の映画をなつかしく思い出した。
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ハリウッド映画もいいけど、欧州映画は魂に触れる味わいがあるねえ。
by katabami03 | 2007-09-16 21:50 | 映画・演劇 | Comments(0)

芸術はバクハツだ!

自民党のごたごたを横目に、今日は展覧会見てある記。

先ずは朝一で東京芸術劇場へ行き、昨日生けた花のメンテナンス。
紫陽花の水が下がっていないか不安だったが、無事で一安心。何とか4日間持ちこたえてほしいものだ。
地下鉄を乗り継いで清澄白河駅下車、東京都現代美術館へ。
案内はそこここに出ていて親切だ。
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道すがらこんなのを見かけた。路上アートかと思ったら、商店会のかかしコンテストでした。
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東京都現代美術館へは初めて行ったのだが、まず建物の大きさに圧倒される。
大きすぎて全景が入りません。
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広い車寄せとそこから見た入り口部分。
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柳澤孝彦という人の設計だと案内嬢に教えてもらう。不勉強にて初めて聞いた名前だがきっとすごい人なんだろうと思ったら、有楽町のマリオンもこの人の設計だという。やっぱりすごい人だ。
展示室もすごく広い。最近新しく建てられる美術館はどこも大きいが、ここは別格だね。

でもって、ず~っと気になっていた「磯部行久展」を見てきた。
大地の芸術祭で3回続けてスケールの大きな作品を展開していて、この人は一体どういう人なんだろうと思っていたところ、今回の展覧会があった、というわけ。

こういうすごい人を一言で言うのはおこがましいのだけど、あえて言えば「開拓者」みたいなものだろうか。どの世界でも業績を残す人というのは皆ある意味での開拓者と言えると思う。凡人はそれなりに何かを作り上げると、そこからなかなか脱却出来ないが、この人は一つの世界に固執せず、見事に次の世界を展開してみせる。パイオニアワークとはこういうのを言うのだろうなあ。

入場料に常設展示も含まれていたので、大急ぎでそちらも回る。
岡本太郎の巨大壁画が展示されていた。
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デカイ、デカすぎる!
岡本太郎の作品ってどーも好きになれなくて、くれるって言われてもご遠慮申し上げるけれど、この人の生きザマはすごいね。そのすさまじさが人を感動させるんだろうね。
ここだけは撮影可、ということで、私も記念撮影しちゃいました。
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白河の中華料理店で昼定食¥700也を食べ、次の目的地の銀座へ向かう。
いけばな仲間の谷口雅邦さんの個展。
見事に谷口ワールドを展開していた。やっぱり谷口さんはこれじゃなくっちゃね。
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最後に赤坂見附に回り、’ヴェケルテス’いけばなー価値の改変 というステファニ・センゲさんと岸田豊光さんの2人展を見た。
う~ん、これは回る順番を間違えたかなあ、といった感じ。
センゲさんは100円ショップで買ったものでいけばな(古典花)を作っているのだけど、コンセプト(価値の改変???)も良く分からないし、第一作品が弱い。このドイツ人がどういう人か知らないが、一応いけばなは学んでいるらしい。
ま、好意的に見て、形骸化したいけばなのパロディーと見て取れなくも無いが、それにしてもこの人のいけばなに対する理解度とか見識とかがどーのこーのというまえに、今日はずっとすごいのを見てきた後だったので、単なる思い付きの域を出ていないというか、作品の貧弱さばかりが目に付いた。
そんな事よりも気になったのはこのようなカタチにしか理解されないようないけばなを提示してきた(私を含めた)いけばな人こそ猛省すべきだろう。

岸田さんはいろいろやりすぎだなあ。
案内状では急な話だったそうだが、世に出してしまった以上それが全てなのだからどんな言い訳もきかない。受けたこと自体がどうだったのかなあ。
こういうことが続くと期待も薄らぐよ。(老婆心ながら。)

久しぶりに良く歩いた。昼は暑かったが、それでも日陰に入ると風は爽やかだ。
秋はもうそこまで来ている。
by katabami03 | 2007-09-14 19:54 | Comments(0)

こんなんできましたけど。

明日(14日)から、池袋西口の東京芸術劇場B1F展示室にて「豊島区華道展」が催される。

ドキュメント・いけばなが出来るまで。特別大公開です。

①器(ステンレス製の水盤)を用意する。
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②アクセントをつけるために竹を置く。この竹には、器の縁にはまるように切り込みがいれてある。
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③主材の柊南天としだれ柳を入れる。
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④グロリオサを入れる。
⑤アジサイと弁慶草を入れ、最後にワレモコウを入れる。
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⑥全体を見て、細かい部分修正。以上。
作品部分アップ。
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帰りがけに、ほんのりサーモンピンクの夕焼け空が広がっていた。
きれいだなあ、と思うのもつかの間、わずか10分ほどで夕闇に溶け込んでいった。
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by katabami03 | 2007-09-13 23:13 | いけばな | Comments(0)

ガックリ。

今週末の14日~17日迄、池袋芸術劇場B1Fにて豊島区の華道展がある。
資生堂での展示が好評だったのに気をよくして、その勢いをつなげるべく、本日下準備にかかった。
今回は生花(古流の古典花)をいける予定、それも柊南天という一寸手の込んだ材料を用意した。
午後から始めて苦闘すること約5時間、8割方出来上がって最後の詰めにかかり始めた矢先、ちょっとしたハズミで足元が動いて、なぜかそのままふわ~っと、まるでスロー映像を見ているかのように横倒しになってしまった。そしてあろうことか、一番長い、花型の中心になる枝の上部がポッキリ折れてしまった。

ガックリ。

最も大切な部分で吟味を重ねて選び、それなりの手間をかけて形を作った枝だけに、他の枝での代用もきかず、しばし茫然自失、もう今日はそれ以上続ける気力もなくなってしまった。

奢れるもの久しからず。数日にして己の栄枯盛衰を見る思いであった。

そうは言っても落ち込んでばかりもいられない。「この秋はすべて入魂」を公言した以上このままお茶を濁すわけには行かない。

少しばかり方針を変えますが、必ずやいい花を生けますので、ご家族ご郎党お誘い合わせの上、ご来駕賜りますようご案内申し上げます。
by katabami03 | 2007-09-11 23:01 | Comments(0)

駅舎今昔。(高崎物語・4)

「美のかたち こころの器」展最終日で搬出があるために、お昼過ぎには東京に戻らなければならず、高崎市内を歩き回ることが出来なかった。
というわけで、今日は高崎駅を紹介。
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とまあ高崎市民の皆さんには申し訳ないが、最近はどこの駅も似たり寄ったりで、高崎も例外にもれず、機能・効率優先の駅ビルだ。
写真の左手には10階建てくらいの大きなホテルが隣接している。高崎物語の初回に紹介した「ダルマの詩」は左下、ちょうど歩道橋の陰になっている辺りにある。

初めて高崎に来たのは30年近く前だったが、そのときは車だったので、残念ながら古い駅舎は知らない。駅内の階段上に飾られた壁画(?)によって、かろうじて昔日の面影を想像するばかりだ。
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昔を知る人に聞いてみたところ、前橋寄りに馬がたくさん飼われていたらしく(軍用馬?)、風向きによって馬糞の臭いがヒドかったそうだ。

どこもかしこも経済優先、古い駅舎はどんどん姿を消している。長野の駅なんて大好きだったのに今はつまらないハコになってしまったものなあ。
古い駅にはその駅の、あるいはその街独特の空気みたいなものが漂っていて、駅がそのまま街の顔みたいだったりするが、新しい駅ビルではそんな雰囲気が感じられないのが寂しい。

たくさん見てきたわけわけではないのでハッキリとは言えないけれど、私が知っている限りでも、外国の駅など、その点実に深い趣に満ちている。
若い頃見たパリ北駅やアムステルダム駅などからは、歴史の重みとか年月が作り出した風格すら感じたほどだ。
欧州の駅が度々映画に出てきたり絵画に描かれたりするのもむべなるかな。

ひるがえって我が祖国日本を見てみると、ひたすら心寂しい風景が広がるばかりだ。
東京駅はかろうじて外観は残っているものの、どこかリアリティーが感じられない。
うまくいえないが、「仏作って魂入れず」みたいなものか。あるいはその国をリードする政治家や官僚の文化意識の違いがこんなところに出てくるんじゃないだろうか。

寅さんも以前の上野駅なら絵になるが、今の上野駅じゃあシャレにもならないよ。
by katabami03 | 2007-09-09 23:53 | 高崎物語 | Comments(0)