カテゴリ:大地の芸術祭( 50 )

充電。

新潟より一昨日帰京。

今回は現地滞在は3日間。見学作品の数を稼ごうと思えば時間的には結構回れたのだが、気に入ったところではゆっくりと鑑賞し、また、今後常設展示になると思われる作品も割愛したので日数の割には少なめだった。それでも今年も素晴らしい作品にたくさん出会えた。

全くの独断で気に入ったものだけ写真に収めてきた。
取りあえず作品をアップ。

(コメントは後ほど少しづつ書いていきます。)


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一日目はここまで。

第2日

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第3日目
この日は午前中に十日町で染色と織をしている岩田さんご夫妻の別宅「奴奈川姫の家」にお邪魔する。
岩田さんは芸術祭の期間中、毎週日曜日に縄文時代からの織の技法である「アンギン織」の実演をしている。
日曜日ではなかったが実演して見せてくれた。
細く裂いた麻糸に撚りをかけるところも見せていただいた。

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by katabami03 | 2015-08-29 22:33 | 大地の芸術祭 | Comments(6)

これで見納めかな。

「蓬平いけばなの家」の作品が少し傷んでいるという報告を受けて、3,4日と作品の手直しのために妻有に行く。

妻有に入ると稲穂もすっかり色づいてたわわ。
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十日町でお昼をすませた後、前々回の会場だった小白倉集落に行き、数軒挨拶回りをすませ、「農舞台」にも立ち寄ってこちらにもご挨拶。結局いけばなの家に着いたのは午後3時過ぎになってしまった。

小白倉への道中で見かけたこぼれんばかりの萩の花。
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作品は思っていたほど傷んでいなかったが、せっかく来たのだから一部補修。
その後は5時近くまで受付の子へび隊の子やお客さん達と雑談する。前日の日曜日は何と600人の来場者があったそうだが、この日の来客はパラパラ。そんな訳で、数組のお客さん達といろいろとお話出来た。

そんな訳で、手直しが早く終わったら作品巡りをしようと思っていたのだが、予想外に長居をしてしまった。

どうしようか逡巡したが、意を決して、薊平(あざみひら)の日比野克彦さんトコへ行く。

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この学校跡は以前とほぼ変わりない。
ここから5分程坂を上ったところに新たに一軒家を借りて、そこに作品を展開している。

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家の外壁にホワイトボードを張って、そこにリノリューム板みたいなものを切って、モザイクのように貼り付けてある。
家の1階部分は日比野さんが今までに発行してきた明後日新聞が張り巡らされている。

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2階は外壁と同じホワイトボード仕様で、こちらに貼られている色とりどりの断片は見学者が自由に切り貼りしたもの。
このあたり一帯をワンダーランド化する計画の、先ず第一弾か。


この日の宿泊は三省ハウス。
大地の芸術祭会期中の三省ハウスは貴重な情報交換の場となっている。

食後に神奈川や兵庫から来たというお嬢さん達と情報交換。
神奈川の二人連れは’09年に続けてのリピーター。兵庫のお二人、一人は9連泊、もうお一人の6連泊とのこと。全作品制覇組かと思ったが、聞けば、気に入った作品のところではゆっくりしたり、あるいは何度か足を運んだりしているという。嬉しいことに「蓬平いけばなの家」にも2度ご訪問いただいたそうだ。
お気にいりの作品をいくつか教えていただき、早めに就寝した。

本日(4日)は先ずオーストラリアハウスに行く。朝早いので、まだ開いていないのはわかっていたのだが、外観だけでも見ておきたかった。

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ツンツンしてカッコイイ建物だ。
中は3つのギャラリーになっているらしい。
ガラス越しに展示作品を拝見。

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続いてホルヘ・イスマル・ロドリゲス「自然と文化の出会う公園/室野プロジェクト2012”希望の森”」という恐ろしく長い作品名の公園を見に行く。

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ここもまだ人っ子一人おらず、作品一人占め。

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無国籍池泉回遊式庭園といったところか。

池の周辺のそこここに、一見不気味そうだがどこか愛嬌がある彫刻作品が置かれている。

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とても気持ちのいい空間だった。

まだ時間が早いので、いけばなの家に寄って家を開け、子ヘビが来るまで店番。

その後、今回見ておきたかった「アジア写真映像館」へ足を向ける。

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なんか見たことあるなあ、とおもったら、以前「福武ハウス」だったところじゃないか。大地の芸術祭大スポンサーの福武さん、瀬戸内に完全にシフトしちゃったのかなあ。
ここで敬愛する森山大道、数年前に資生堂ギャラリーで偶然見た榮榮&映里、石川直樹の山の写真などを拝見。

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さらに近くにある倉谷拓朴さんの名ヶ山写真館に寄る。

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どれもとてもいいポートレイトだったので、私も遺影写真を撮っていただいた。

最後に「とても気持ちのいいところ」と教えていただいた日本工業大学小川研究室の皆さんが造った「はさベッド」に行く。
そば畑の中にはさ掛けしたものが数カ所あり、なかにハンモックがつるされているそうだ。

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あいにくの雨で昼寝はできず、写真だけ撮って帰路に着いた。
by katabami03 | 2012-09-04 22:09 | 大地の芸術祭 | Comments(2)

妻有の人達に背中を押されて。

「ツールド妻有」というサイクリング大会が「大地の芸術祭」の作品の一つになっていることが、今一つ分からなかった。でもまあ、細かいことはさておき、取り敢えず出場した次第。

予想していた通りの過酷なコースだったが、おもしろかったなあ。

有難かったのは沿道での声援。
地元のおじいちゃんおばあちゃんや子供達、家族総出で声援する家にも度々遭遇。
それから、何カ所かあるエイドステーションやチェックポイントでの手厚いもてなし。
どこでもおにぎりはトーゼンのようにあり、直径1、5mくらいの鉄鍋のパエリヤ、能舞台ではそば、ほかにも草だんご、スイカ、トマト、レモン、味噌を塗ったキュウリ、様々なお漬物、etc,etc。
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地元の人達もこの大会を楽しみにしている、というのが参加しての実感。
同行した「わかばクラブ」の人達は芸術祭などにはまったく興味がないようで、翌日にはすぐに帰京してしまったが、エイドステーションでの地元の人達の暖かい接待に対する厚い感謝の気持ちを語っていた。

「大地の芸術祭」は何でもアリだが、「ツールド妻有」は確かに出場者と妻有の人達を繋ぐ血の通ったイベントとなっている。
「大地の芸術祭」の作品であることに間違いない、と確信する。
by katabami03 | 2012-08-22 23:25 | 大地の芸術祭 | Comments(0)

ピンポイントで。

前回の芸術祭の時はシャカリキになって作品を見て回ったのだが、今回はなぜかその気分にならない。
とはいえ3年に一度の大祭、気になる作品だけはチェックしておかねば。

というわけで「ツールド妻有」の合間に作品鑑賞。

瀧澤潔「妻有のためのインスタレーション」
この人の作品は2007年の「代官山インスタレーション」で拝見しているのだが、作品への思い入れの強さは段違い。
機織りの工場跡、1階部分は2009年の作品が展示されている。
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さらにその床下と2階部分に今回の新作を展示している。
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アン・ハミルトン「金属職人の家」
作者の仕掛けを操作するjことで見学者が勝手に音を出して遊べる、音のインスタレーション。
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木村崇人「おてんとうさま+あしあと」
制作時に同宿だったので、いろいろと話をうかがったり、制作途中の作品を見せていただいたりした。
日光写真の応用だそうだが、スケールのおおきな作品だ。
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岩間賢「坪野フィールドワーク」
坪野という山また山のなかの集落に近づくと、道路わきに手作りの幟や灯篭が立てられていて、そのあたりからすでに異空間に入っていくよう。
集落全体が作品、というコンセプトか。
その中でも核の一つが、修復中の土蔵とその周囲。
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なぜか、松の山にある、大きなスピーカーからジャズが流れる蕎麦屋、「滝見屋」の出店があったりして。
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持ち主が芸大の先生という萱葺き屋根の家の脇では、「トンデ空静」という舞踏集団が公演のための舞台作りをしていた。
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男衆は舞台作りや舞台装飾用と思われる大きな白布に色付けをしていたり、女衆は食事の支度やら何やら。
東南アジアや中南米あたりの山岳民族、あるいは旅芸人やサーカスの一座を彷彿とする光景だった。
この集落ではかなり以前から、狂言師の野村万作さんが狂言を演じているとのことだった。
まさにアンビリーバボー!
不思議な空気と時間に満ちた空間を体験。

クリストドロス・パナイトウ「もし明日がなかったら」
山奥の廃校。見学者は私一人。
小さな体育館の中、ジュディー・ガーランドの「虹の彼方に」が流れる。
唯それだけ。なのに訳もなく胸に迫るものがあり、思わず落涙。
2階の小さな教室でも同じ歌がながれている。壁には作家の出身地キプロスの人々の写真。
窓辺ではからずも嗚咽。

何で?と思う人もいるだろう。自分でも分からないけど、こんな風に感じたっていいだろっ!
by katabami03 | 2012-08-21 23:21 | 大地の芸術祭 | Comments(0)

目標は完走だ。

大地の芸術祭には、美術作品意外にも様々なイベントやパフォーマンス等がエントリーしている。
そのなかでも異色なイベントの一つに「ツールド妻有」という山岳自転車ツーリングがある。建築家の伊藤嘉朗さんという方が企画されて、2006年から毎年開催されているそうだ。
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実はこのツーリング大会に、私の自転車の師である若葉サイクルのおやじさんや若葉サイクルに集まる自転車愛好家がつくる「若葉クラブ」が前々から関わっていて、声を掛けられていた。しかし何分にも日曜日がほとんど休みなしの身なので、参加は諦めていた。
ところが今年は開催日に休めることになったので、急遽出場することになった。

妻有の道は大体頭に入っているので、結構過酷なツーリングであることは想像がつく。
本来ならばもっときちんとトレーニングを積んで臨むべきなのだが、急なエントリーゆえちょっと不安。
取り敢えず目標は完走だ。
by katabami03 | 2012-08-14 23:04 | 大地の芸術祭 | Comments(3)

なんとステキな子供達。

いまさら言うまでもないが、子供の頃、夏休みは楽しかった。
思い起こせば次々と夏の想い出がよみがえる。

しっかしまあ、この年になると「新たな夏の思い出」・・・ハア?
なんかあったっけっかなあ・・・。
・・・てな具合。

と、ところが・・・だっ!

新潟は蓬平にて、大地の芸術祭・Fの会企画「いけばな里山学校」をこなしてきた。
これがまあ、生涯忘れえぬ「夏の思いで」となってしまった。
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蓬平集落の子供達と過ごした半日。
この幸福な時間を与えていただいた早川先生、長井先生に感謝。
様々な雑用を引き受けてくれた高橋さんに感謝。
そして何よりも、蓬平の子供たちに感謝!
by katabami03 | 2012-08-12 22:12 | 大地の芸術祭 | Comments(5)

いけばな里山学校

大地の芸術祭「蓬平いけばなの家」では今回もいくつかのイベントを行っている。

毎週末には出品されている先生方によるワークショップと集落の家への訪問いけばな。
さて明日は、早川先生、長井先生、私の三人が担当する「いけばな里山学校」が開催される。早川・長井両先生は前々回のときから同様のイベント講師をしているベテランなので何の不安もない。私はパシリをしていればいいようなもんだ。

今日のうちに現地に入りたかったのだが、いろいろあって明日日帰りという強行軍になってしまった。
前回は生の薔薇の花弁を素材に使ったので、取り替えるために度々日帰りをした。それを思えば大したことないわい、とタカをくくっていた。
これがちょっとした誤算。
盆休みにかかる日曜日だということを完全に失念しておった。
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明朝7時くらいに家を出ればいいかと思っていたが、それでは大渋滞に巻き込まれてしまう。
う~ん、どうしようかな~。
今夜の内に出て向こうで仮眠するか、早朝に家を出るか・・・。

ともあれ、子供達が楽しんでくれるようなイベントにしたい。
by katabami03 | 2012-08-11 19:49 | 大地の芸術祭 | Comments(0)

メンテを兼ねて妻有へ。

作品のメンテナンスを兼ねて、一泊で越後妻有へ。

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お~っと、いきなり出ましたボルタンスキー。
これぞ現代アート、キナーレはボルタンスキー劇場と化した!
これはですね、百万の言葉を積み重ねても不毛。もう体感するっきゃない!

越後妻有アートトリエンナーレが始まってからすでに5回目を迎えた。その10年を越える歴史の中でもエポック的な作品と言っても過言ではなかろう。


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キナーレの2階。以前にも何か展示はされていたのだけれども、何だかオマケみたいな感じだった。それが一挙にリニューアルされて、洗練された現代美術の展示場になった。2階の回廊のような空間には8人の作品が展示されている。
前回、清津峡トンネル美術館に展示されていた作品に再会。あれでおしまいにしてしまうには惜しいなあと思っていただけに、嬉しさひとしお。
さりげなく並べられているようだけれど、いずれもビッグネーム。贅沢!


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タレルの「光の館」はもう何べんも妻有に足を運んでいるのに、先に直島で見てしまったこともあってか、なぜか未見だった。
ここのは畳の部屋で寝ころんで観れる。
天井が四角く切り抜いてあるだけなのにそこに見える空が刻々と変化して見飽きることがない。心洗われるような一刻。


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ナカゴグリーンパークでの注目は常連の関口さんの「レインボウハット」。
関口さんとは第3回の制作時に清水小学校の体育館等で寝泊まりした仲。それ以来のお付き合い。
今回も力作。制作には2カ月かかったそうだ。

中に入ると・・・。
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内部に設置されたプリズム(今回は水中の鏡)に反射した光が構築物の内部に写る仕掛け。
今回はやや曇りがちだったけれど、ピーカンのときはさぞかし綺麗だろう。

ナカゴグリーンパークにはこのほかにも第1回のときからの作品が点在している。


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前回にいけばな仲間の伊藤庭花さんがインスタレーションを展開した大白倉の家、今年は陶芸家の杉浦康益さんが陶製の花を展示。
磁器の美しい花をインスタレーション化して見せている高橋治希さんとは一味違う見せ方。
遠方だけれども足を運ぶ価値は有る労作。


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いけばなの家と同じ集落内に展示されている、古巻さんの作品。
立てられた4本の柱のまわりに繭玉から出る絹糸を巻いていく、体験型作品。


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内海さんの「たくさんの失われた窓のために」。
何度来ても、そのたびに心が浄化されるよう。


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小原流家元・小原宏貴君の作品。
これはやっぱり若さかね。



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山本想太郎さんは今回も建具をつかったインスタレーション。建築家らしい知的な作品だ。
この中に子供を野放しにしてみたい。


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今回は飯山線の駅に作品を拘わらせる「駅プロジェクト」という新たな試みがなされている。
そのうちの一つ、越後田沢駅に造られた「船の家」。
作品コンセプトがしっかりなされているものは説得力が違う。
作品のよさもさることながら、いい勉強をさせてもらった。


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「金色茶屋」。作者の豊福さんとは、数年前に行われた第1回の神戸ビエンナーレ「アート・イン・コンテナコンペティション」ですぐ隣どうしだった。
今回は展示されている建物とのギャップがすさまじい。


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「みどりの部屋」。
実物の木の葉に紙をあてがい、色鉛筆でこすって葉脈を写し取ったものを糊で張る。
奥の部屋で体験できる。もちろんやってきましたとも。


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「駅プロジェクト」のもう一つの目玉。下条駅に造られた「萱葺きの塔」。
外観は見ての通りだが、内部に趣向が凝らせてあって、なかなかの労作、秀作。


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個人的にはイチオシの「みしゃぐち」。
遺跡のような作品だが、雪で天井が抜け落ち、一部が自然に崩れ始め、さらに草が生えたり木が伸びたり、益々中国西域や中近東の遺跡化してきている。
土から生まれ土に還るということなのだろうか。変貌を今後も見届けていきたい。


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数人の陶芸家が家のいろいろな部分を造った「うぶすなの家」。
既に知名度は高いので、たくさんの人達が訪れていた。
奥の部屋に「つるし雛」があったが、これが面白かった。布で作られた人形や玩具、野菜などが吊るされているのだが、小さいものは2,3ミリ。気が遠くなるような根気!


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これも今回のあらたなプランで生まれた施設、「もぐらの館」。
廃校となった校舎に土を題材にした作家達が様々な作品を展示をしている。
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廊下にウッドチップが敷かれ、壁にも土が分厚く塗られている。気分は正しくもぐら。


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全くノーマークだったもので、偶然通りがかりに「変なものがある」と、立ち寄ったところ。
梵寺院という作品(建物)がとても気に入った。めっけものの一つ。
作者の芹川さんというひとの生き方がこれまた強烈。


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ガイドブックの絵を見て、植物素材ということもあって現物を見たいと思ったものの一つ。
孟宗竹をこれだけ使うというのは、実際にその重さなどを体感したものにしか分からない労作だ。
いけばな人から見ると整然とし過ぎている感はぬぐえないが、スッキリとよくまとまっている。
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昔見たテレビドラマ「タイムトンネル」のよう。

これらの他にもあと数点見学したが割愛。



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これは大地の芸術祭のエントリー作品ではないが、クロステンに飾られている吊るし雛。
実に気宇壮大。
うぶすなの家で見たものとの見事な好対照。



一日目は一か所ごとに時間をかけすぎたので、二日目はややハイペース。二日間だけだったが有る程度地域を絞ったのでまずまず見て回れた方だと思う。
それでも今回完全に捨てた地域もあるので、芸術祭観賞はまだ緒に着いたばかり。
by katabami03 | 2012-08-07 23:25 | 大地の芸術祭 | Comments(5)

『モスラの時代』。

のべ十日間に及ぶ制作を終えて帰宅。

会場となる蓬平集落の入り口。
ここの山百合が咲くと「大地の芸術祭」が始まる。
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今回も2009年に行われた時と同じ古民家を会場に、いけばなの仲間8人が作品を展示する。
私の作品タイトルは『モスラの時代』。

蓬平集落はかつて養蚕で生計を立てていた家が多数存在していたそうだ。
この集落の記憶をとどめるために、繭をイメージした作品を制作することにした。といってもそれはあくまでもイメージであって、観る人がどのように受け取っても構わない。
実際、繭のような形状はしていても、蚕の繭とは似て非なるものが出来あがった。

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もう一点。作品タイトルだが、「モスラ」といっても若い人には分からないと思う。(ハイ、検索してくださ~い。)
1960年代の怪獣映画で、ザックリあらすじを言えば、見せ物として捕えられた南海の孤島に住む双子の妖精(ザ・ピーナッツ)を助けるためにモスラの幼虫がザンブラコザンブラコと海を渡ってきて、東京タワーをヘシ折って繭を作り、羽化して怪蝶モスラとなり、妖精を助け出して島に帰る。という物語。(細部に過ちがあるかもしれないがお許しくだされ。)
東京タワーと言うところがミソ。これがスカイツリーでは絵にならないね。
時はあたかも高度経済成長の黎明期。東京タワーをヘシ折る件はさておき、現代の,グロテスクなまでに肥大化した日本の現状を見るにつけ、モスラが活躍した時代の状況あたりが身の丈にあったものではなかったのだろうか、という私自身の思いも込めて『モスラの時代』とさせていただいた。
因みに、この後『モスラ対ゴジラ』なんてーのも上映されたのだが、モスラが正義の味方でゴジラがヒール。
水爆の申し子、ゴジラを倒すというのも今の日本ではなにか因縁めいているではないか。
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大地の芸術祭、29日開幕。
by katabami03 | 2012-07-27 22:10 | 大地の芸術祭 | Comments(5)

気合を入れて!

今月の29日から始まる「大地の芸術祭2012・越後妻有アートトリエンナーレ」の作品制作のために、本日より新潟入り。
20日ころから内覧会が始まるらしいのだけれど、絶対に間に合いっこな~~い。
ま、しゃ~ないわな。

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今週末に一度帰ってきて、そのあとまた完成するまで現地滞在。
しばらくパソコンのない生活。不便だろうけれどなんとなく嬉しくもある不思議な心境。

世の雑事から離れて作品の制作に没頭できるって、なんて幸せなことだろう。
気合、入ってます!!!
by katabami03 | 2012-07-17 07:20 | 大地の芸術祭 | Comments(0)