カテゴリ:展覧会・イベント( 378 )

これはすごいぞ!

『新いけばな主義』展の搬入が始まった。
ここBankART Studio は駐車スペースが限られているために、今回出品者27名を捌くには事前に決めたタイムテーブルに従って行わなくてはならない。(搬入時間決めも大変だったのよ~~ん)
今日のスタートは午前8時から。私が8時に着いた時にはもうすでに3組の出品者が入館待ちをしていた。
9時を過ぎるころから風雨が強まり10時ころには横殴りの雨。それにもめげず黙々と荷物を運ぶ姿に、手伝いのものを含めた出品者の並々ならぬ意気込みを感じる。
d0117565_21581965.jpg
d0117565_21583449.jpg
d0117565_21585738.jpg
d0117565_21591330.jpg
d0117565_21592771.jpg
1人当たりのスペースがかなり広いのだが、それすらも足りないとばかりのボリューム感のある作品や、天井高を活用した作品など、今日搬入、制作に取り掛かったのは半数ほどにもかかわらずどれもこれも目を見張る力作ばかり。
これは私達実行委員が当初予想した以上のお化け展覧会になりそうな予感。
思わず「いけばな、なめるな!」なんて言いたくなる。



by katabami03 | 2017-06-21 22:06 | 展覧会・イベント | Comments(4)

いざ、決戦場へ。

横浜BankARTでの『新いけばな主義』展の搬入がいよいよ明日に迫った。
搬入の一番手は明日の朝8時から会場に来るので、その時間にはバンカートにいなければならない。
我が家からだと6:30には家を出なければならない。というわけで今日は横浜に前泊。
決戦前夜のディナーがコレだ。
d0117565_20445047.jpg
東京以外の土地での展覧会の時にはこんな感じの生活をたびたびしてきた。
わびしいと思われる方もいると思うが、これが結構楽しいんだな。

さあ、あすから戦闘開始、まずはしっかり食べて。



by katabami03 | 2017-06-20 20:53 | 展覧会・イベント | Comments(0)

告知。

24日から始まる『新いけばな主義』展。
3年越しの計画がいよいよ始まる。当初は「Fの会」主導での開催を企て、会合で提案したのだが賛同者は皆無。思えば皆それぞれのポジションで活躍しているので、これ以上仕事が増えるのを避けたかったのだろう。わずかに今回の実行委員をお引き受けくださっている日向洋一先生が賛同してくださるばかりだった。
当初はグループ展程度のものを考えていたが、やってくれそうな2,3人に声をかけたところ、あれよあれよという間に今回の規模に膨れ上がったという次第。
いわゆる「現代いけばな」という、極めて個人的な表現行為としてのいけばなの大規模な展覧会は1999年に「Fの会」が企画し、横浜の新都市ホールで開催されたものを最後に、実に17年もの間開かれなかった。
若い世代は「現代いけばな」という言葉すらなじみがない現状だが、私たち世代の怠慢でこれを終わりにしてならない。そして、伝統的ないけばなばかりではないいけばなの多様性や可能性を提示し、次世代につなげていく必要性と責任を感じている。
幸いにも今回の企画に少なからぬ若手の華道家やフラワーアーティストが賛同、参加してくださる。これで私の肩の荷も少しは軽くなりそうだ。
ご来駕ご高覧、お待ちしております。

d0117565_18422408.jpg
d0117565_18424196.jpg

by katabami03 | 2017-06-15 18:43 | 展覧会・イベント | Comments(0)

仕切り直しで。

というわけで再チャレンジ。

5月は連休だの花展だのであたふたしているうちに、あっという間に過ぎてしまった。まあ華道界では春秋は展覧会シーズンでこの季節にぼ~っとしていると一年中ぼ~っとしていることになっちゃう。
5月の花展から。

ゴールデンウイーク後半に2件の花展。
まずは古流協会のお仲間、華耀会の社中展。

d0117565_21184101.jpg
d0117565_21193615.jpg
家元、石塚理燿先生と会長、北原理満先生の生花置き合わせ。
d0117565_21221170.jpg
続いて松慶会社中展から。
d0117565_21241620.jpg
d0117565_21245722.jpg
家元、荒井理松先生作。
d0117565_21261172.jpg
連休明けからは「日本いけばな芸術展」今年は日本いけばな芸術協会ができてから50年の節目とあって、出品流派はみな気合が入っていた。
入場者数は最終的には6万5千人近く入ったそうだ。

日本橋高島屋1階入り口正面に飾られた池坊の巨大な立華。
d0117565_21494595.jpg
当会からも私を含めて4名出品。

大門理正
d0117565_21280152.jpg
仲谷理燿
d0117565_21283880.jpg
山本理京
d0117565_21291894.jpg
拙作
d0117565_21294486.jpg

華道界では池坊、草月、小原の三つの大流を「三流」と称している。一流二流三流の三流ではなく、単純に三つの流派ということで三流と言っているわけだ。
この三流が入っていない最も大きな団体に「帝国華道院」という団体がある。歴史的にも古く、毎年秋に意欲的な展覧会を開催している。
この華道院の有志が「花道アーチスト協会展」という展覧会を今の時期に開催している。そちらの花展から。
d0117565_21370419.jpg
d0117565_21375825.jpg
d0117565_21382172.jpg
d0117565_21384263.jpg
同じ時期に松屋銀座ではマミフラワーの展覧会。
d0117565_21463521.jpg
毎回趣向を凝らした会場設定で楽しませてくれる展覧会。今年はピンク、黄、白、緑のコーナーに分けて、マミフラワーの指導者の先生方が意欲作を発表。
d0117565_21435944.jpg
d0117565_21441076.jpg
d0117565_21442203.jpg
d0117565_21443661.jpg
d0117565_21444801.jpg
d0117565_21450166.jpg
川崎マミ先生と川崎恵太先生の作品。
d0117565_21423686.jpg
d0117565_21425633.jpg
月末には日本橋三越で池坊の展覧会が開催された。

まずは家元三代の作品。
d0117565_21532832.jpg
d0117565_21534295.jpg
d0117565_21535485.jpg
緻密に生け込まれた立華は圧巻。
d0117565_21551105.jpg
d0117565_21555403.jpg
d0117565_21554358.jpg
d0117565_21553132.jpg
d0117565_21560953.jpg
池坊の自由花は軽やかさが身上。
d0117565_21573768.jpg
d0117565_21574878.jpg
話題の映画「花戦さ」は池坊専好が主役の物語とあって、池坊が全面協力。会場内では映画のPVまで流されていた。

さて6月だ。
相変らず花展はそこここで催されているが、月末には何といっても私たちの数年来の念願だった展覧会が開催される。
さあ、気合入れていくぞっ!



by katabami03 | 2017-06-02 19:03 | 展覧会・イベント | Comments(4)

清之さん。

清之さんの個展を拝見してきた。
清之さんの個展、正しくは「加藤清之展 ー陶の軌跡ー」。
清之さんにお会いしたのはもう40年以上前になる。
20歳の頃、瀬戸の加藤春鼎先生の許で内弟子をしていた時に加藤清之という陶芸家を知り、師匠にどういう人かと尋ねたところ、「ほなら、清之君の所行こう」という師匠の一言で、同じ瀬戸市内の品野というところに陶房を構えていた清之さんの所に伺った。
清之さん・・瀬戸は加藤姓が多いので加藤姓の人ははみな名前で呼んでいた。そんなわけで大先生にもかかわらず私達も普通に、加藤清之先生を清之さんと呼んでいた。当時すでに華々しい陶歴を重ねていたにもかかわらず、私のようなわけのわからないガキにも実に親しく接してくださったのが思い出される。

私は伝統工芸系の先生の所で陶技を学んでいたが、当時の瀬戸には鈴木青々、河本五郎、加藤舜陶という日展三羽烏と言われていた日展系の大先生が健在だった。清之さんは、いわば次世代のリーダー的な存在だった。
東京に戻って自宅に窯を築いて作陶するようになってから、長く日展系の作品を造っていたのは清之さんの存在が大きく影響している。

会場のほぼ中央には、当時私が憧憬の思いで眺めたオブジェ陶が展示されており、感慨一入の時間をしばし過ごした。
残念ながら撮影禁止ということで、DMとショウウインドウに展示されている作品を。

DMから
d0117565_21393188.jpg
d0117565_21382202.jpg
ショウウインドウの展示作品から

d0117565_21391340.jpg
d0117565_21592199.jpg
d0117565_21402016.jpg
陶芸の始まりは伝統工芸系の先生だったがその後日展系の会に所属して、日展、朝日陶芸展、日本新工芸展などに出品するに至ったのは、加藤舜陶、栗木達介、そして清之さんの影響を抜きにしてはあり得ない。
舜陶先生そして栗木さんはすでに鬼籍に入られた。
今回清之さんには残念ながらお会いできなかったが、いつまでもお元気で作陶活動を続けていていただきたい。





                            




by katabami03 | 2017-05-24 21:46 | 展覧会・イベント | Comments(3)

外回りあれこれ。

今日で4月も終わりか。あっという間に一年の三分の一が過ぎてしまった。
忙中閑あり。雑事に追われながらも月末は多少余裕があったので、いけばなや気になる展覧会をいくつか回ることができた。
ダイジェストでご報告。

日向洋一先生が会長を務める、恒例の横浜華道協会展@横浜高島屋
自由花、生花の競演を楽しむ。
d0117565_21431767.jpg
d0117565_21445494.jpg
d0117565_21451023.jpg

オルセーのナビ派展@三菱1号館美術館
画集の中で見るばかりであったナビ派の絵をまとめてみることができ至福。
d0117565_21454069.jpg
d0117565_21491765.jpg

片桐功敦ギャラリートーク@渋谷ヒカリエ
福島第一原発30キロ圏内で撮影されたいけばなの写真などを展示。撮影時の心境や意図など貴重な話を聞くことができた。
d0117565_21554679.jpg

古流松映会花展@神田の家
古民家に生けられた生花。まさにハマリ。
d0117565_21572092.jpg
d0117565_21573514.jpg

草間彌生わが永遠の魂@国立新美術館
パワーにただただ圧倒される。
d0117565_21593966.jpg
d0117565_22002769.jpg
d0117565_22004841.jpg

大巻伸嗣、奥仲章人、本間純「空気の正体」@川口市立アートギャラリー
アートは感じるものだと、改めて確認する。
d0117565_22061824.jpg
d0117565_22064092.jpg
d0117565_22065714.jpg

今日は今日とて古流協会のお仲間、古流松線会の花展を拝見してきた。家元、松井理玉先生が見事な杜若の八つ橋生けを披露していたが、うっかりカメラを車の中に忘れてきてしまい写真なし。あしからず。
自身の出品する展覧会も含めて、まだまだ春の展覧会は続く。春をのんびり楽しむ間もなく慌ただしく過ぎていく。どこかで一息入れたいところだが・・・。



by katabami03 | 2017-04-30 22:23 | 展覧会・イベント | Comments(0)

盛会御礼。

「古流協会展」が昨日無事に終了致しました。

まずは拙作。
d0117565_195451.jpg


下の木は松。庭木だったものなので剪定された小枝が密に入り組んでいて、全体の中で程よいアクセントになってくれた。
球体は赤蔓を編んだもの。補助的にサンゴミズキを20本ほど入れてある。
花はグロリオサ、バラ、トルコキキョウ。暗めの背景にも助けられ、想定以上に浮き上がって見えたのは嬉しい誤算であった。

古流協会展のジンクスでもある降雪も今回はなく、連日まずまずの好天に恵まれた。
例年6日間の開催期間だが、今回は諸事情により4日間の開催となった。そのため客足の落ち込みが懸念されたが、結果は予想を上回る来場者数があり、主催者一同胸をなでおろす結果となった。

ご来場いただいた皆様、改めて御礼申し上げますとともに、今後とも古流協会を宜しくお願いいたします。
by katabami03 | 2017-02-21 19:21 | 展覧会・イベント | Comments(3)

告知。

春を呼ぶ恒例の「古流協会展」、ご案内申し上げます。

d0117565_2126885.jpg


会期:2017年2月17日(金)~20日(月)
会場:松屋銀座8階イベントスクエア

ご連絡いただければチケットお送りいたします。
お誘いあわせの上ご来場ください。
by katabami03 | 2017-02-02 21:34 | 展覧会・イベント | Comments(0)

産みの苦しみ。

出産の苦しみを知らずにこんなことを言うのは失礼かもしれないが、新しいことを始めるというのはかくも大変な事か。つい最近まで七転八倒、ここに来てようやく目途がついてきたといった状態。
なんのこと言えば、来夏企画している展覧会についてだ。

一口にいけばなと言っても様々な流儀や様式があるが、やろうとしているのはそういったものとは一切無縁のいけばな。要は、主に植物を用いた立体造形、あるいはインスタレーションといったたぐいの展覧会だ。

そもそもこの企画を思い立ったのはかれこれ2,3年前になろうか。
いけばな界は昨今の華道人口の減少に右往左往していて、全く余裕をなくしてしまっている。特に、新しいいけばなを積極的に展観するような大きな展覧会はもう10年以上も行われていないのが現状だ。これはちょっとヤバいよなあ、と思ったのがきっかけだ。
一緒にやってくれそうな人に声をかけたのがこの2月。その後志を同じくする者数人が集まって、4月ころから具体的な話になっていった。
細かいことを言いだすときりがないが、まあ、何をするにも駆け込みセーフ。皆それぞれ仕事を抱えながらやっていることなので致し方ないが、それにしても綱渡りの連続だった。

d0117565_18283183.jpg


ここまで来たらあとは腹を据えてやるだけだ。
とにかくいつでも質の高いいけばなを目指して入魂!じぶんにとってできることはそれだけ。それがいけばな活性化の道だと信じて。
by katabami03 | 2016-12-04 18:35 | 展覧会・イベント | Comments(2)

北の大地に行ってまいりました。(仕事だよ)

『日本いけばな芸術北海道展』開催中。
で、協会からの出品依頼もあり、札幌に行ってきました。

d0117565_181471.jpg


北海道での同展は6,7年ぶりとのことで、連日多くの来場者を迎えている。
d0117565_18175611.jpg

d0117565_1818516.jpg


私は、小樽のガラス作家の淺原千代治氏とのコラボレーションコーナーに出品。
16人の本部役員が、前後期に分かれて8名づつ出品している。
春にデッサンを送り、作っていただいた器に生けるという趣向だ。

前期のコラボコーナー。
d0117565_18223080.jpg
d0117565_18224071.jpg


みんな比較的アッサリと生けていたが、私一人コッテリだった。

奥多摩と新潟で拾ってきた流木に函館で切ってきてもらったハマナスの枝を絡めて、ドライの薔薇をすこしあしらってみた。
d0117565_18253563.jpg


こちらは協会の会長、副会長、理事長の大作。
d0117565_18285998.jpg

d0117565_18304120.jpg


草月流、池坊、小原流の大作コーナー。
d0117565_18315052.jpg


会場スナップと出品作品を何点か。
d0117565_1833774.jpg
d0117565_18332037.jpg
d0117565_18332934.jpg
d0117565_18334079.jpg
d0117565_18335042.jpg
d0117565_1834191.jpg
d0117565_1834945.jpg
d0117565_18341913.jpg
d0117565_18342839.jpg


いけばなの多様性を余すところなく展観する花展となっている。

当会北海道支部会員も前後期合わせて10名が参加。
前期出品作。

仲谷理燿支部長
d0117565_18504346.jpg


福地理愛
d0117565_18505999.jpg


佐藤理紀
d0117565_18511428.jpg


広瀬理代
d0117565_18515834.jpg


長澤理知
d0117565_1852935.jpg



『日本いけばな芸術北海道展』 9月13日まで 札幌東急百貨店にて開催
by katabami03 | 2016-09-09 17:55 | 展覧会・イベント | Comments(0)