TVドラマ「黒部の太陽」を二日間にわたって見てしまった。
映画「黒部の太陽」を見たのは中学の時だったかなあ。細かいことは忘れてしまったが、石原裕次郎のマッチョぶりだけがやけに印象に残っている。当時は高度成長期でイケイケの時代だったから、ああいうのは大いにウケたのだろう。
そんな訳で映画の方はおぼろげだが、今回のTV版はなかなか見応えがあった。まあ、今日は物語が割りと淡々と進んで、どちらかと言うと昨日のほうが面白かったが。
香取慎吾は、まああんなところかなあ、よく頑張ってはいた・・・。他の役者さんたちもそれぞれ持ち味を出して概ね好感。
それにしても三流国に成り下がってしまった日本、この閉塞感に覆われた時代に「黒部の太陽」といわれてもねえ・・。
このドラマは戦後の日本の復興期、よき時代へのレクイエムなのかなあ。