risi御用達のシネコンで「シネマ歌舞伎」というのが始まった。
第一弾は中村勘三郎主演、なんと山田洋次監督の舞台初演出による人情噺「文七元結」。
この後4月から6月にかけてあと5本上映される予定。ただ、どの出し物も一週間しか上映されないために、全て観ようとおもうと、かなりせわしなくなりそうだ。
歌舞伎を映画館で・・・、果たしてどんなものだろうか?期待と不安に駆られて観にいったのだが、結論から言って、ハマリそう。面白いです!
スクリーンを見ている、という違和感はまったくなくて、役者さんを大写しにしているシーンなどでは、汗や息遣いまで聞こえてきそう。小劇場で芝居を観ているような感覚すら感じてしまうほどだった。
歌舞伎座で生の歌舞伎を観たのは学生の頃に数回程、それも上の方からしか観たことがなく、また、古典の歌舞伎はセリフも分らない部分があったり、さらに途中の浄瑠璃だか清元だかにいたっては全く理解不能。そんな感じだったので、歌舞伎を知る以前に行くのを止めてしまったのだった。
今回の出し物はわりと新しい作品ということもあってか、歌舞伎シロートでもまったく問題なし。名古屋の岩田さん達がやっていたロック歌舞伎みたいなもんだ。
何といっても2000円で真正面から観れるというのが素晴らしい!!