なんだかんだとあって、しばらく映画チェックをしていなかったら、あれまあ「燃えよピンポン」も「うた魂」も終わっているではありませぬか。・・んなわけで上映中の一覧を見ながら目に付いたところで、今日は「フィクサー」を見ようか「大いなる陰謀」を見ようか迷った末、ロバート・レッドフォード、メリル・ストリープ、トム・クルーズという豪華キャスティングに目が眩み後者に決定。
揚々といつものシネコンへ。
で、感想は・・ん~、テンポは悪くないし、登場人物もシッカリ描けていて、作品の出来はまあまあなんだけど、どこか消化不良、といったところ。(トム・クルーズはハマリでした。)
複数の話がからみあって物語が展開していくなかで、それぞれ重いテーマを投げかけているし、中で言っていることも決して間違ってはいないのだけれど、もう一押しが足りないって感じでした。ラストもアレ?って感じでしたし。
これはまあ、risiの偏見なんだけれども、ロバート・レッドフォード。正論なのだろうけれどもどこか説教臭く、かつてのアメリカンニューシネマのヒーロー、その姿がいつまでも焼きついているだけに、一抹の寂しさを感じてしまった。
しかしまあ、アメリカというのはシッチャカメッチャカな国だけど、こういう社会派の映画が次々に出てくる辺り、表現の自由とか人権とか、広い意味で民主主義といったものが日本とは比べ物にならないくらい保障されているのだなあ、とつくづく思った。
以下余談。
大江戸時夫氏の情報から、近々「インディー・ジョーンズ」の新作をやるらしい。予告編を期待していたのだが、残念ながら見れませんでした。
ハリソン・フォードもさることながら、私の期待はdad、そうショーン・コネリーなんですね。
たのしみです。