鈴木稔展そしてリシノメいっぱい。

午前中に寄合い一件。そのながれで蕎麦やで昼食。今の季節限定という牡蠣そばを食す。S先生にご馳走になってしまった。S先生、ご馳走様でした。

銀座松屋で開催中の「鈴木稔展」を見に行く。
鈴木稔は学生時代に共に陶芸をやっていた仲間。卒業後しばらくどこかで修行。その後独立して益子に築窯し現在に至っている。
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松屋での個展4回目を迎えた今回は、主にコーヒー関係の器等を展示。
以前は織部をやったり上絵付けをやったりしていたが、ここ数年は益子の伝統的な釉薬での展示が続いている。
焼き物もいけばなと同じで、作者の個性がもろに出る。今回見た感じでは、鈴木稔のいい意味での生真面目さと益子の素朴な味わいがシックリとかみ合ってきているなあ、と思った。また、手作りのテーブルや本立ても持参、会場の雰囲気作りへの気遣いなど、表向きは見えにくいところでもよく努力している。
今のところ出足はイマイチだと言っていたが、こういう姿勢というのは作品にも現れるもので、一生懸命さは必ずいい結果に結びつくと思う。

SUZUKI MINORU EXHIBITION  3月6日迄 松屋銀座7Fアートスポットにて開催


て、ことであっちこっち良く歩いた。で、いろんなものを見かけた。

まず銀座に向かう途中。地下鉄日本橋駅の売店、お菓子コーナー。
普段お菓子売り場など見ることの無いrisiだが、ここには一瞬眼が釘付けになった。
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狭いスペースを有効に使うディスプレイは見事。ビッシリ並んだお菓子を眺めながら、コレ、全部食べた人っているのかなあ、などとアレコレ空想してしまう。
日本的な几帳面さと、どこか中国的な満艦飾との融合がほのかな感動をさそう光景であった。

銀座で外に出るとまたしてもプラタナス通りのビルで面白い光景が目に飛び込んできた。
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このビルはCHANEL(?)。窓ガラス、わざと乱反射するようにしているのかなあ。映っている景色がどこかファンタスティック。左端の壁に見えるモヤモヤの模様は例のCartierのキンキラビルに陽光が反射してできた光の模様。なぜこんな風にぐにゃぐにゃになるのでしょうか。アートというほどのものでもないが何故か気になる反射光でした。

鈴木稔を見た後は池袋の教室に行き雑用を2,3こなして帰路につく。
と、ここでまたヘンなものを発見してしまった。
過日UPした「ライラの冒険」の宣伝幕のとなり。
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このバッテンは何だ!?
わざとやったにしては大掛かり過ぎる。多分必要に応じてやったらこうなったのだろうが、ナンと大らかな光景だろう。アートを意識したようなへんないやらしさも無く、この日本人離れしたナチュラルな大雑把さ!祝杯を挙げたくなるような清々しさを感じた。

ダメ押しは新宿駅で見かけた建築中のビル。
判りにくいかもしれないけれど、手前は小田急百貨店。その向こう側で建築中のビルだ。
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高層ビルでもこんなことができるようになったのか。やっぱり長生きはするものである。
このバッテンは何だろうか?壁面あるいは鉄骨のようなものであろうか。でもこれ、絆創膏でグルグル巻きにしてあるように見えません?巨大な絆創膏でガラスを貼り付けておいて、完成したらこの絆創膏を全部剥がすんだったりして・・。巨大な絆創膏剥がし、やりてー。
by katabami03 | 2008-02-28 23:55
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