接待。

この夏、資生堂で開かれた「美のかたち 心のうつわ」展の打ち上げがあった。
打ち上げといっても居酒屋でドンチャンやるのではなく、資生堂さんが設けてくれた、いわば接待的な宴席である。
銀座通りに面した資生堂ビルの8階にある小洒落たへやで軽い食事+飲み会と言ったところ。こういうお楽しみはめったにない。有難く楽しい時間を過ごさせていただいた。
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接待といえば防衛庁、(おっと、防衛省か)の守屋某。なんとも浅ましい話だ。夫婦で、というのがどうにも物悲しい光景だ。どちらかがちょっとブレーキをかけよう、という気がまったく無かったのだろうか。
この場合賄賂は出す方も受ける方も、しょせんひとの金だから歯止めがなくなるのだろうか。守屋某だって自分で金を払うとなれば、「AランチのほうがBランチより50円安いからAにしとこォ」なんて思うこともあるフツーのおじさんなのだと思う。
物事は慣れてくると麻痺してくることが多々あるので、自分が同じ立場であったら・・・、と考えるとl余り厳しいことも言いにくいのだが、やはり頭にくるのは、我々が払っている税金が絡んでいるからだろうか。
ちゃんと働いてかせいだ金なら賄賂だろうが何だろうが、勝手にやってください、といえるのだが、税金ともなるとこれは許すわけにはいかない。

少し前の話で恐縮だが、豊島区のある文化団体の理事長をしていたときのこと。
毎年、盆暮れに展覧会などで世話になっている役所内のいくつかの部署に茶菓子を持って挨拶回りに行った。
わずか数千円程度の菓子折り、たいがいの部署は素直に受け取ってくれたのだが、ある部署でかたくなに拒まれたことがあった。そのときは無理やり受付カウンターにおいてきたのだが、その次に挨拶に行った時には、同様にカウンターに置いてきたらエレベーターまで追いかけてきて突き返された事があった。
黒澤明の「生きる」のような世界はもう御伽噺の世界かと思っていたが、いまだにこういう役人もいるのだ。

浅ましいたかりにだけはならない様にしよう。
・・・接待なんて滅多にないからそんな心配は無用か。

なんかショボイ話になってしまった。
口直しに本日見かけた落ち葉のカーペットを。
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by katabami03 | 2007-12-11 23:07 | 私は思う。(日々雑感)
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