紅葉。

ここ数日の冷え込みで近所の紅葉・黄葉も一気に進んだ。
我が家の周辺には未だに屋敷森をもつ大きな農家や、小さいながら雑木林などが点在している。
駅へ向かう道すがら、錦に色づくそれらを眺める・・・毎日ただでこんな光景を見ることが出来るなんて、何て幸せなことでしょう。

桜の名所、国立駅前も紅葉の最盛期。
d0117565_2253100.jpg


ところで、私が見た紅葉のベストスリー。

輝く第一位
新潟県の赤湯周辺。
といっても知っている人は皆無だろうなあ。
苗場山の山懐に山口館という宿がある。ここは日本秘湯の会が出来た当初からの宿ではあるが、山道を歩かなければ行けない秘湯中の秘湯。宿といっても電気が通じていないランプの宿で、食事は母屋の囲炉裏端で食べる、という趣の深い宿(山小屋だね)。そんじょそこいらの観光地化された秘湯とは訳が違う。
私が行ったのはもう二十年近く前になる。
苗場山から国道18号に通じる登山道「昌二新道」を切り開いた山口昌二さんが奥さんと二人で切り盛りしていた。当時で60歳くらいに見えたから多分もう山を下りられたことだろう。谷川岳の「ヒゲの吾作さん」とも親交があったそうで、いろいろと貴重な話を聞かせていただいた。
11月のアタマ位だったと思うが、途中でみぞれ雪が降ってきたりして難儀した。
山口館へ続く道周辺一帯、手付かずの自然の森で、形容すべき言葉が見つからないほど見事な錦絵の世界だった。

第二位。
これも山がらみで、埼玉県秩父の山奥にそびえる両神山。
深田久弥の「日本百名山」で名前が知れ渡り、今では訪れる人も多いようだが、私が訪れたのは35、6年前のこと。二日間で出会う人も無く寂しいながら実に充実した単独行であった。
紅葉は途中にある「清滝小屋」・・今でもあるのかなあ・・辺りから頂上まで、登りの苦しさを忘れさせるような絶景が続いていた。
両神山の山頂付近は岩稜帯だが、紅葉した木々の間から岩がゴツゴツと出ている、と言ったふうな、どこを切り取っても絵になる光景だった。

第三位。
これがどう考えても出てこない。
だいたい気軽に行ける紅葉の名所というのは人がやたらと多かったりして、どうも行く気になれない。それから、全面ベタというのも余り好きになれない。多少針葉樹の緑が混じったり、露岩があったりした方が紅や黄が引き立つって感じだ。

結局苦労して見たものの方が、それだけ深く印象に刻まれている、っていうことだろう。
ま、もみじを愛でながら酒飲んでクダ巻くっていうのも悪くはないけれどね。
by katabami03 | 2007-11-21 22:57 | 私は思う。(日々雑感) | Comments(0)
<< 途中経過。 リシノメ(18) >>