アート三昧。

ども。昨夜は夕食後、ちょっと一休みと思って横になったところ、気が付いたら12時を回っていました。よる年波、疲れの出方が以前と違うのでしょうかねえ・・・。

そんな訳で昨日の見聞から。

かねてより見ておきたかった「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展を見に森美術館に行く。
先ずは森ビル名物の蜘蛛だ。
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ピカソやカルダーのウゲゲッ、っという様な巨大彫刻には劣るものの、なかなかのインパクト。

さて本題の美術展。
36作家の出展で年代層、表現方法も様々なのでとても一言では総括できないけれど、私なりの感想を。

先ず古手。60~70年代から活動している人達の作品には「文句あっか!」というような説得力がある。ダテにトシを喰っていない生きざま。
若い作家もかなりいて、中には共感をもてる作品も無いわけではないのだが、全体、少なからぬズレを感じてしまう。コレ、ジェネレーションギャップかな?
榎忠、名和晃平、写真の内山英明、映像の辻川幸一郎、東恩名裕一の作品などが楽しめた。田中偉一郎の作品はどれも大いに笑えた。

ところで森美術館だが、展望室とセット料金というのがどうにも納得がいかない。チケット売り場で美術館だけでいいのですが、と言ったが、「セット料金しかない」とのこと。一応の異議申し立てだけはしておく。
てな事言いながら、勿体ないので展望室(展望エリアとでも言うのかな)も覗く。五十男が一人でアンナ所にいてもスゴ~ク変なんだけどね。
外を見るよりも外を見ている人達を見る方が面白かった。
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外国人のクルーが撮影していた。何を撮っているんだろうね。
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一寸ばかり疲れたので帰ろうと思ったのだが、恵比寿でお昼ご飯を食べたら元気が出てきて、ここまできたのだからついでに「代官山インスタレーション2007」を見て帰ることにした。
ここは用事が無ければ近寄ることなどない代官山。
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回る予定ではなかったので案内状を持ってこなかった。どこに何があるのか分からない。
やむなくヒルサイドのアートフロントギャラリーに行って、DMを頂いてきた。

先ず場所が移転した「ヒルサイドギャラリー」に行く。
そこで何と、昨夏「大地の芸術祭」でお世話になった、元子へび隊のMさんに会う。就職を迷っているうちに、北川フラムさんに引っ張られてアートフロントギャラリーに入社したとの由。
しばし雑談、貴重な情報も得ることが出来た。

一帯に点在している作品のうち、面白そうなものだけ拾い見した。

「Construct」 作者はAnnalise Reesというオーストラリアのヴィジュアルアーチスト
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「Hanger Wall」 瀧澤潔
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これ何と針金ハンガーです。高さ7~8メートル、幅13~4メートルあるいはもっとかなあ。
近寄って見ると・・・。
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逆光で色がわかりにくいけれど、実物はカラフルで、全体は透明感があってとても綺麗です。

最後は代官山駅の格子天井に。
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良く見ると赤い洗濯バサミ。
タイトルは「代官山の心臓」。でもって作者、「押忍!手芸部」って・・・?

秋、アート三昧の一日でした。

  「六本木クロッシング2007:未来への脈動」 2008年1月14日まで 森美術館
  「代官山インスタレーション2007」       2007年11月25日まで 代官山周辺
by katabami03 | 2007-11-09 22:40
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