今週末あたりからまた忙しくなる。
約一ヶ月ほどゆっくり休める日もなさそうなので、今日は日帰り温泉に行くことにした。
あきるのの秋川渓谷沿いにある「瀬音の湯」という所がよい、と知人に聞いていたので、子ども達を学校に送り出してから出かけた。
秋川と五日市が合併して出来たあきるの市。当初はどうもシックリこなかった「あきるの」と言う名前も、ようやく違和感がなくなった。
信仰に篤い土地柄のようで、五日市周辺にはお寺や神社がたくさん見受けられる。
五日市駅の少し手前でわき道に入ると、「龍性寺」という看板が見えた。車を降りて矢印に従いシットリとした山道に入る。苔むした坂道を上がると、そのお寺はあった。
見栄えはぱっとしないが、どことなくけな気なたたずまいは好感。賽銭箱がなく、小さなピンク色のポリバケツが置いてあり、中を覗くと35円はいっていた。
車道に戻りしばらく先に進むと、立派な山門が見えた。
大悲願寺とあり、山門をくぐって中に入ると、小さいながら格調の高いお堂があり、軒下の欄間(?)には、最近きれいに塗りなおされたらしい「地獄・極楽図」の彫刻が掲げられている。
五日市駅近くに行き、阿伎留神社を訪ねる。
きれいに掃き清められ、こざっぱりとしたいいお社だ。
あきる野市という名前はここからきているのだろうか?
境内の一隅に銅像があったのでのぞいて見る。
岸惣佐衛門翁とあり、像の後ろの銘盤によると明治時代にこの地の発展に寄与した人であるとのこと。銘盤の下部に注目。
汽車を通したのも翁の功績だそうな。
もう一箇所、広徳寺と言うところに向かう。
川を渡り山を少し上がった、見晴らしのよいところに建つ、大変立派なお寺だ。
桧皮葺きの二層の山門、そして本堂、どちらも堂々とした風格を感じさせる。
本堂の裏に、都の天然記念物に指定されている大きな「タラヨウ」という木があるということで覗いてきた。
この木の葉は一度傷をつけるとそれがずっと残る、ということで、手が届くところにある葉には様々な願掛けなどが書かれていて面白かった。
12時を回ってしまったので、物見を切り上げ、温泉にむかった。
手前が土産物などの売店、奥に風呂がある。
内湯、露天風呂ともに広くて気持ちがいい。休日は駐車場も満杯で入場制限もあるそうだ。
小一時間風呂でくつろぎ、帰りがけ、五日市近くでほうとうを食べて帰路についた。
おまけ。