というわけで再チャレンジ。
5月は連休だの花展だのであたふたしているうちに、あっという間に過ぎてしまった。まあ華道界では春秋は展覧会シーズンでこの季節にぼ~っとしていると一年中ぼ~っとしていることになっちゃう。
5月の花展から。
ゴールデンウイーク後半に2件の花展。
まずは古流協会のお仲間、華耀会の社中展。
家元、石塚理燿先生と会長、北原理満先生の生花置き合わせ。
続いて松慶会社中展から。
家元、荒井理松先生作。
連休明けからは「日本いけばな芸術展」今年は日本いけばな芸術協会ができてから50年の節目とあって、出品流派はみな気合が入っていた。
入場者数は最終的には6万5千人近く入ったそうだ。
日本橋高島屋1階入り口正面に飾られた池坊の巨大な立華。
当会からも私を含めて4名出品。
大門理正
仲谷理燿
山本理京
拙作
華道界では池坊、草月、小原の三つの大流を「三流」と称している。一流二流三流の三流ではなく、単純に三つの流派ということで三流と言っているわけだ。
この三流が入っていない最も大きな団体に「帝国華道院」という団体がある。歴史的にも古く、毎年秋に意欲的な展覧会を開催している。
この華道院の有志が「花道アーチスト協会展」という展覧会を今の時期に開催している。そちらの花展から。
同じ時期に松屋銀座ではマミフラワーの展覧会。
毎回趣向を凝らした会場設定で楽しませてくれる展覧会。今年はピンク、黄、白、緑のコーナーに分けて、マミフラワーの指導者の先生方が意欲作を発表。
川崎マミ先生と川崎恵太先生の作品。
月末には日本橋三越で池坊の展覧会が開催された。
まずは家元三代の作品。
緻密に生け込まれた立華は圧巻。
池坊の自由花は軽やかさが身上。
話題の映画「花戦さ」は池坊専好が主役の物語とあって、池坊が全面協力。会場内では映画のPVまで流されていた。
さて6月だ。
相変らず花展はそこここで催されているが、月末には何といっても私たちの数年来の念願だった展覧会が開催される。
さあ、気合入れていくぞっ!