静岡の国風華道会が5年ぶりに花展を開催。ちょこっと拝見。
5年ぶりの静岡だがずいぶん記憶があいまいで、なんだか初めて来たところのような感覚だ。
さすが徳川のおひざ元、竹千代像と葵の御紋。でかい。
さて花展、今回のテーマは『Power of Flower』。
モノトーンの会場に花が映える。
家元は2作、副家元、家元嗣の合作も2作展示されている。
海野光昌副家元と海野光桃家元嗣の合作。
海野俊彦家元作品。
作品の背景パネルの写真は家元自らが撮りためてきた写真の中から選んだそうだ。
社中の合作でも同様の設えがなされており、モノクロの写真が作品に奥行を与えていて、独特の効果を醸し出している。
小品作品は花の中を歩くような設え。
家元の海野俊彦さんは私と同い年で、華道界では同世代が少ないこともあって、以前から親しくさせていただいている。時々お会いしているのだが、家元、副家元と思わぬ長話をしてしまった。
現在、目黒雅叙園で開催中の『いけばな×百段階段』が今年は同期の出品となっていることもあり、再会を約して静岡を後にした。