巻き返しを図るか。

龍生派東京第6地区のいけばな展を拝見。
龍生派は東京をいくつかのブロックに分けているが、中でもこの第6地区は毎年日暮里にあるサニーホールというところで精力的な活動を展開している。

天井高6メートルの空間には大小さまざまな花席が点在し、デパートでの画一的な展示とは一味違った見どころの多い展示空間となっている。

d0117565_17243755.jpg


古典花は全体の1~2割程度と少な目だが、いずれも整然としたたたずまいを見せている。

d0117565_17324330.jpg
d0117565_17325592.jpg
d0117565_1733591.jpg


自由花は盛り花、投げ入れ花、造形的な花など多様な展開を見せていたが、中でも天井高を生かした作品が目を引いた。

d0117565_17363528.jpg
d0117565_17364781.jpg
d0117565_17365838.jpg


近年「現代いけばな」という言葉をあまり耳にしなくなった。豊田のかとうさとるさんなどは「絶滅危惧種」などと自虐的な言い方をされたりもするが、このような作品群を見ると「現代いけばな」もまだまだ健在、といった感を覚える。
「現代いけばな」は型や様式のないきわめて個的な表現の世界であるため、流行などからは縁遠い世界だ。また、昨今いけばなは時代から取り残されたような様相ではあるが、いけばなの豊饒な世界、あるいは多様性を伝えるためにもこういう「はな」もあるということを発信し続けることは今後も必要だろう。

「現代いけばな」を志向する有志や賛同者を募って一同団結、花火を打ち上げるときなのかもしれない。
by katabami03 | 2015-05-16 18:03 | 展覧会・イベント | Comments(0)
<< 緑陰の足元。(リシノメ168) 王様が。 >>