池袋東口にある(あった?)「キリン堂薬局」について、以前に一度触れたことがあった。(2008年4月28日をご覧ください。)
昭和の遺物的な建物が年々消えていくなか、池袋駅からわずか2分ほどのところにあるこの建物は、存在自体が奇跡的でもあり、一際その存在感を放っている。
ところで昨年くらいから気になっていたことがある。
表の引き戸の鴨井に嵌め込んであるつっかえ棒が荷重により撓んでいる。
ビジュアル的にはとても面白く、通り過ぎるたびにほほえましく眺めていたのだが、今日見ると・・・、
・・・ってなことだ。
これが折れたからと言ってすぐにこの家が潰れることはないと思うが、それが契機となって、いよいよ取り壊されてしまうことになるかもしれない。
保存運動をするというほどのことでもないが、いろいろと思い出のある薬局でもあるし、なんとか持ちこたえてほしいものだ。