新旧。(ハイデラバードの旅-5)

あわただしく時間が過ぎ、はや帰国の日になってしまった。
「帰りたくないよ~」と言って、ハイデラバードの人達に笑われてしまった。

午前中はレッカさんの家の教室で森井先生による小原流の講義とデモンストレーションが行われ、それを拝見する。

先生の一挙一動に食い入るように見つめる目は真剣そのもの。

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森井先生は的確な技術と説明によって、大切なポイントを次々に指導していく。他流のテクニックを見るのは面白く且ついい勉強になる。また、デモンストレーションのありかたの参考にもなった。フフフ、これは大もうけ。
午前の時間があっという間に過ぎていった。

午後はレッカさんが用意してくださった車に乗って市内観光。

ホテルやハイデラバード支部の人達が住んでいる場所は新市街で、これと言った歴史的建造物などは皆無。諸々の見所は旧市街にある。
旧市街迄は車でおよそ40分ほどか。
先ず案内されたのはチョウマハラパレス。

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ここは「地球の歩き方」に出ていないので、詳細は不明。内部に展示されている物や写真から推測するに、19世紀(建物自体はもっと古くからあったのだろう)頃の藩主の住んでいた宮殿のようだ。

ここは謁見の間か。

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ハイデラバードはイギリス統治時代も独立を保ち続けた所だそうで、デカン高原という地理的条件もさることながら、有能な藩主が治めていたのであろう。

そこから車で10分くらい、旧市街の人混みの中を車で分け入るように進みチャール・ミナールに着く。
旧市街はイスラム系の人達が多く住んでおり、真っ黒なチャドルに身を包んだ女性を多く見かける。

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チャール・ミナールは「四つの塔」という意味だそうで、イスラム色の濃い建物だ。中に入る入場料が、外国人は100ルピー、インド人は5ルピー!何だこの格差は!
しかし上から見下ろす周囲の景観は圧巻。これぞインドの喧騒。

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この周囲にはオレンジ、スイカ、ブドウ、ナツメヤシなどの果物を売る店が集まっている。

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路上で飾りもの(?使途不明)を売るおばさん達。

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すぐそばにあるメッカ・アスジットはインド国内最大級のモスク。残念ながら中には入る余裕がなかった。もしかしたら異教徒は入れないのかもしれない。

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旧市街には様々な品物を商う店がひしめき合っていて、それぞれがある程度同じ地域にかたまっている。以前の秋葉原の電器街を想定していただくと分かりやすいか。
車から眺めていると、靴を売る地域、厨房用品を売る地域(河童橋!)衣類を売る地域、どこも多くの人出で活況を呈している。

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この辺りは私たちが常々想像しているような古いインドがそのまま生き続けている。しかし新市街ではあちらこちらで様々な工事が行われている。私たちの世代が幼少期を過ごした時の日本を少しばかり彷彿とさせる光景のようだった。

古い建物が新しいビルに変わり、道路をはじめ様々なインフラの整備が進み、さらに数年後には地下鉄も出来るそうだ。
ハイデラバードはニューデリーでは感じなかった「経済発展」という言葉を肌で感じることができる街だ。5年後、10年後、この街はどのように変貌しているのであろう。
叶うことなら再訪したい街だ。


おわり
by katabami03 | 2014-03-07 19:43 | ハイデラバードの旅 | Comments(2)
Commented by nageire-fushe at 2014-03-08 21:29
お疲れさまでした!!!!
お花を世界にですね!!
すばらしいことです。
Commented by katabami03 at 2014-03-10 12:06
>nageire-fusheさん
外国人のいけばな熱には圧倒されるものがあります。
うかうかしていると、柔道がjyudoになってしまったように、いけばながikebanaに取って代わる日が来るやもしれません。ヤバイっす。
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