三昧と言ってしまうには厳しい。

「花いけバトル」というイベントが数年前から行われている。その番外編的なイベントが行われ、参加してきた。

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制限時間5分以内に複数の生け手が花を生けてその優劣を競うというイベント。
元々このイベントが始まった時から、ちょっとばかり批判的に見ていたのだが、あろうことか1,2年前に私に出演依頼が来てしまった。
勿論その時にことわることも出来たのだが、外野で言いたいことを言っても説得力がないだろうと思い参加したことがある。
その後もこのグループとは付かず離れずといった距離で拘わっているわけだが、今回のイベントはデモ的な催しだということで出演を承諾した。ところがこれは私の思い違いで、実際には審査があるということを直前に知った。オーマイゴー!ま、しゃーないわな。
で、このイベント、若手にとっては高みを目指すためのはずみをつける格好の場所ともいえようが、risi的には花を生けることに対する勝ち負けというのは全く興味がなし、横柄を承知で言えば、ここで負けたことで自分が今までやって来た実績がチャラになるわけでもない。
ではなぜ出るのか、と言われれば、(ちょっとカッコ良く)これは「自分を鍛えるため」とでも言おうか。
実際、そこまで開き直っていても常日頃の展覧会やデモには無い緊張感が嬉しいし、見られることの快感(!)。

さて本戦。
一作目、パフォーマンスがズバッと決まった。
二作目、・・・・これは実に見苦しい花を生けてしまった。生け終わった後の一分間の観賞タイム、そこに立っていることがまるで晒し者になっているような辛く長い一分間だった。

戦い終わって、何もなかったかのようなサンシャイン噴水広場。

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最終勝者は上野雄次君。
翻って見るに、私はまずこの場所を念頭に、とにかくスケールを大きくするのが得策かと考えて、普通に生けるよりもインスタレーション的な方法を選択した。
スッキリとまとまればスケールの大きな作品になるのだが、失敗すれば「ごまかし」になりかねないわけだ。
そんな風に思えば、上野君はシッカリと器に向き合っていたなあ。

サンシャイン地下通路に設えられた上野君のディスプレイ。

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反省しきりだが引きずっていてもしようがない。
さあ、仕切り直しだ!
by katabami03 | 2013-12-01 21:53 | 展覧会・イベント | Comments(3)
Commented by メイホー at 2013-12-01 23:52 x
>いけばなも、先生も凄ーく恰好よかったです。<
たまたま通りかかったら、たくさんの花材が置いてあったので何かな?
と思ったら「いけばなバトル」が開催されるということでラッキーにも参加させていただきました。見る側にとってはとても楽しいイベントでした。
5分間という考えられないほど短い時間にあれだけの大作をいけられてしまうなんて・・・。
明日は「取り合わせ」をテーマに研究会があり、竹シャガ、大輪の茎の曲がったガーベラに、今日購入した花材(名前がわかりませんが)
と取り合わせて参加して参ります。
ありがとうございました。
Commented by 風うたい at 2013-12-02 10:36 x
面白い企画があるのですね。5分間で生ける大作ってどんなもの! 制作の様子をみせていただけるなんて!! 私も池袋の街を歩いていたら… 残念。 7日に学生時代のなかまと飲み会、 サンシャイン地下通路に設えた作品に出合えそうです。花材は珊瑚みずき?でしょうか。白との組み合わせがシックですね。
りし様の作品の華麗な珊瑚みずきのイメージが今も記憶に残っています。
Commented by katabami03 at 2013-12-02 22:24
>メイホー先生
昨日は有難うございました。
時間が短いのでどこかで一度引っ掛かってしまうとあとが大変なんです。二作目は時間に追われてかなりアセりました。お恥ずかしい。
研究会もある意味ではバトルだと思います。一等賞を目指して!

>風うたいさん
当然ですけれど完成度は高くない。けれどもそれを打ち消すだけのインパクトやパフォーマンス。デモンストレーションに必要な要素が5分間に凝縮されています。
上野君の飾花はサンゴミズキに白塗りの躑躅だと思います。バトルの宣伝用だとしたら撤去されているかもしれませんが、まだ展示されているといいですね。
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