先輩の仕事。

先ずは草月の日向洋一先生の作品を見に天王洲に行く。
同じ場所での日向先生の個展は10年ぶり。前回は天王洲も再開発されて間もなかったせいか、近くにはサブウェイがあるだけで、ひどく殺風景なところだったが、今回行ってみると、見事に近代的な街になっていた。

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会場建物の外からでもわかる、圧倒的なスケールの作品が目に飛び込んできた。

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杉の間伐材を薄くスライスした「かなば」という素材を使った作品が二作。

「かなば」をくるくると巻いて構成した作品。

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もう一作は平面的に用いた作品。これは今までに見られなかった表現だ。

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天井まで6メートルほどはあろうかと思われる空間だが、いずれの作品も天井まで届きそう。その存在感に圧倒される。
これはまちがいなく日向先生の代表作になるだろう。


引き続き有楽町の国際フォーラムで松田隆作さんの展覧会を拝見。
会場はガラス棟の1Fにあるアートショップ。
ここでは、隆作さんはかれこれ4回くらい個展を開いているお馴染みの場所で、また、最近『いけばな組曲』という本を出版され、その記念も兼ねた個展でもある。

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今回はウィンドウにも作品が並べられていた。

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室内の作品は屏風のように立てかけられたドローイングと、床に、竹の粉を球状に固めたものをちりばめたインスタレーション。

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会場に置かれていた新しい作品集を拝見したが、いずれも隆作さんが自身の身を削るようにして緻密に積み上げてきた作品で、その気の遠くなるような作業の集積にしばし言葉を失う。


日向さんも隆作さんも、私がいけばなの世界に入ったときには既に一線で活躍中で、こうした先達の刺激を受け、その背中を追って来た。
そもそもお二人ともスタート時点からして全然高い所にいるわけで、どうあがいても追いつくべくもない存在だが、それでも離されまいと必死に追いかけてきたわけだ。ところがこの年になって、こんな風に再び大きく水を開けられるとは思いもよらなかった。

疲れた、なんて言っていられないな。



日向洋一展 「すべてのものはすぎまたはじまる」
  2013年10月15日ー11月1日  天王洲セントラルタワー1Fアートホール


松田隆作-玉響(たまゆら)
  2013年10月1日ー30日  エキジビション・スペースAPJ
by katabami03 | 2013-10-17 23:27 | 展覧会・イベント | Comments(0)
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