春と秋はいけばなの世界では展覧会シーズンで、この時期になると毎週どこかで展覧会を開いているといった状態だ。とりわけ週末には集中することが多い。
今日は同じ古流の二つの会の展覧会をハシゴする。
浅草公会堂では「古流清和会」。
こちらの会は先代家元が長く患っていて昨年お亡くなりになったのだが、これまでいけばなから離れていたご子息が家元を継ぐ決意をされたとの由。そのデビューとなる、いわば記念的な花展だ。
家元、柿谷理閑さん作。
清和会の重鎮で、先代家元がご病気の間も会を支えてきた小野理利先生の「花衣桁」。
歴史のある会だけに古典花の佳作が多く散見される。
会場で新家元に初めてお会いした。
まだ若く控えめだが芯はシッカリしていそうに見受けられた。これからの活躍が楽しみだ。
もう一つ、古流曙会の花展も拝見。秋の花材が爽やかな、清楚な花展だった。生憎こちらは電池切れで写真なし。悪しからず。