『つなげよう 花の心 2 』展を拝見。
一回目の催しは昨夏行われ、3/11の被災地である宮城県の花卉(切り花)生産者応援という意図で行われたようだ。
今回は東北同様に、甚大な被害を被った焼き物の里「益子」の陶芸家とのタイアップ的な雰囲気が色濃い催しだ。
会場は中野坂上のライブカフェ「以心伝心」。歩道に面した柵にも作品が設えられており、分かりやすい。
この催しには参加したい気持ちはあったのだが、現在既に開催中の「彩花展」やら、稽古日やらが重なって、止む無く不参加となった次第。
今展のもう一つの目玉は、現在、旬のいけばな人による全10ステージのパフォーマンス。
残念ながら拝見できなかったが、沈滞気味のいけばな界に対する熱い思いを感じさせる企画だ。
肝心のいけばなであるが、会場の制約もあったであろうが、総じて小品花の展示会といった印象。そんななかでも、エントランス、階段、壁面などに工夫がみられ楽しめた。
ぶっちゃけ、「復興支援」という冠からはちょっと距離があるように感じたが、どんな形であれ被災地を過去のものとせず、つながっていこうという意志は貴いことだと思う。
ともあれ参加しないものにエラそうなことを言う資格はない。
忘却は時に罪ともなりうるもの。帰路、自戒しつつ、あらためたて三陸に思いをはせるのであった。