しょうが焼きにも一寸心が動いたのだが。(高崎物語47)

高崎に向かう車窓はすっかり春。

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どの季節もそれなりに長所短所があるわけだが、特に嫌いな季節と言うのはない。
とはいえ若いころは、強いて言えば秋と冬が好きだったか。
秋のうら寂れた感じ、冬の厳しさ・・・鬱々と、そしてちょっとばかり暗い青春を送っていたわけだ。

春というのはなんだか明るすぎて、その明るさに素直に入っていけない気がしていたのだが、いつの頃からかそんな抵抗もなくなり、いまではそのホンワカ加減を心から楽しんでいる自分がいる。
これも年のなせる技か。

で、今日のお昼ご飯だ。(何だ、この流れは!)

高崎駅がいろいろとリニューアルされた話は何度かお伝えしている。
今日はそんな中に出来た食堂、『群馬の台所』をチョイス。ここは駅弁で有名な横川の「おぎのや」さんの直営店。
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お腹が空いていたので、入るなり目についた『豚の角煮丼』を注文。その後にメニューを見直して「ああ、早まったァ~」と後悔する。
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おぎのやさんだもの、やっぱり釜飯のセットにすべきだったァ。
しかし後の祭り、注文を取り消すのも躊躇われたのでしばし待っていると出てきたのが、コレだ。

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脂身はあまり好きではないのだが、これはしっかり煮えていて、脂身の部分もくどさやしつこさがない。加えて、肉の下にごま油と醤油で味付けされた白髪ねぎが敷かれていて、ちょっと中華っぽいのだけれど、これが角煮と以外にマッチしている。
角煮を丼にしてしまう発想というのにも感心した。

食べながら、そう言えば群馬は豚肉の産地であるということを思い出した。
もう30年近く前のことになるが、スキーの初滑りで天神平に行った帰りに沼田の駅前にある食堂に立ち寄った折、巨大な(ぶ厚い)トンカツに遭遇した。
そこの店内には山岳雑誌の『岳人』や『山と渓谷』のバックナンバーがズラ~~~ッと並んでいたっけ。
店内には他の客がいなかったために、ご主人にいろいろな話を聞くことが出来た。
沼田は尾瀬の玄関口でもあるし、谷川岳をはじめとする上越国境の山々も程近く、加えて近辺に多数のスキー場が点在している。
山帰りやスキー帰りの客が多く立ち寄るので、いつしか肉が大きくなってしまったそうだ。また、注文するときに「ワンゲル盛り」というと、山盛りのどんぶり飯を供してくれるとのことだった。
豚の産地であるということもそこで初めて伺った次第だ。


高崎から見る浅間山には一筋ふた筋の雪が残っているだけだったが、来る途中にかすかに見えた八ヶ岳はまだかなり白かった。上越国境の山々は残念ながら見ることができなかった。
by katabami03 | 2013-05-12 22:29 | 高崎物語 | Comments(0)
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