花盛り。

そう、外は正に爛漫。
どこに行っても桜、桜、桜・・・、で、ここ数日の花冷えの日々。
今年の開花は観測史上一番早かったそうだが、そんなわけでまだ数日はどこに行っても花見を楽しめそう。

・・・って話ではない。

さてお待ちかね、件の葉ボタンがついに開花した。

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色はやや薄いもののアブラナ科、菜の花だ。
昨年の暮れから、ただ水に入れているだけなのになんというパワー!

そしてもう一つ。

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これは半月ほど前の展覧会で使った躑躅で、これもウチで適当に生けておいたもの。
生けた当初は葉がちょぼちょぼっと付いているだけで、それぞれの枝先に、ほんの申し訳程度に芽らしきものが見れる程度だった。まさか花が咲くとは思いもよらなかった。

さらにこの枝の元の方をご覧いただきたい。

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これは「楔矯め(くさびだめ)」という技法で、枝にノコギリで切れ目を入れて、そこに楔を入れて枝の向きを変えている。
遠州流などの古典いけばなでは度々目にする技法の一つだ。
躑躅は折れやすい花材なので、あまり深くノコギリは入れられない。ここでは枝の半分くらいまで切れ目を入れている。花の種類によっては三分の二くらいまで切れ目を入れても十分に水が上がってくれる。

葉ボタンといい、躑躅といい、豪華さとは程遠い、むしろショボイ姿ではあるが、私にしてみれば感動的は花盛り。
by katabami03 | 2013-03-27 21:55 | 私は思う。(日々雑感) | Comments(3)
Commented by ポンちゃん at 2013-03-27 23:19 x
ふむふむ・・・『楔矯め』・・・非常に参考になる。

盆栽でも、主に松柏類で極端に曲げる時にノコを入れるが・・・
逆に、外側に切り込みを入れて、癒着を期待する。
その場合、内側には単なる無理を強いるわけで・・・
扱い方としては、全く逆に近いかもしれないが・・・

水吸いを残して、更に切れ込みに「繋ぎパーツ」を組む手は面白い。
切り枝と異なり、生体であれば。。。取り込む可能性大だな。
う~~~~~ん、新たな手法を発見したかも・・・・

さすが・・・華道の世界・・・・・深いな~~~~(@_@;)

でも、こっちにも超面白ワザがあるでよ~♪
次回お会いした折に・・・『呼び継ぎ』をご説明しちゃう♪
Commented by 風うたい at 2013-03-28 00:06 x
「楔矯」という技法があるのですね。躑躅の枝のしなやかな線が美しいと思っていましたが…、切込みの微妙な加減が難しそうです。
カーテン越しに陽射しを感じ先端に花開かせた葉牡丹といい、躑躅の花といい、自然は愛しいですね。
Commented by katabami03 at 2013-03-28 22:02
>ポ師匠
楔は癒着はしないだろうなあ。やはりいけばなってことかな。
庭樹なんかで見かける、縦に切れ目を入れてねじるようにして枝を曲げる方法。これなんかも庭師の腕の見せ所なんだろうなあ。

>風うたいさん
切れ込みの加減、ここが腕の見せ所です。
葉ボタンは陽が当たるところに置くようになったら、葉が緑色に変わってきて、日々色が濃くなっていくんです。こんなところの愛おしい。
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