春と秋は展覧会が目白押し。
効率的に拝見するために、開催日が重なっているところと自分の休みの日をうまく調整したり、どの路線を通ったら無駄なく回れるかといったことなど、あれこれ腐心するシーズンでもある。
今日は3件回ったが、開催場所があちこち散らばっていて、余り効率的とはいえなかった。
先ずは目黒の雅叙園で19日から始まった「いけばな×百段階段」展。
玄関の迎え花は草月の茜さん。
「昭和の竜宮城」と呼ばれた絢爛豪華な部屋に、5月19日迄9週間にわたって、週替わりで生け換えられる花展。当会は最後の週に展示予定。ということで偵察をかねて拝見してきた。
残念ながら展示会場は撮影禁止。
せめてエレベーターの中だけでもご覧ください。
どの花も気力充実したものであったことは言うまでもないが、床の間の使い方などに意外な発見があったりして、予想外に有意義な偵察だった。
次は「扇田克也×上野雄次展」。
上野君の花は扇田さんのガラス作品に対して添え花の域を脱していなかったものの、生けられている花と花との間の取り方には感心するものがあった。
最後は映像作家のヒグマ春夫さん。
会期中は様々なジャンルの人とのコラボレーションが企画されている。
今日は身体表現の小椎尾久美子さんのパフォーマンス。
会場を縦横に移動しながらの緩急のついたパフォーマンスを見せてくれた。
こういうのはいいとか悪いとか、あるいは好きとか嫌いとかといった言葉だけで言い表せるものではないので厄介だ。
けれども、見ている間と言うのは日常から完全に切り離されていて、終わったあとには何となくゆったりとした気持ちになっている。結局そう思えることが「いい」パフォーマンスだったってことなのかな。
私自身が関わっている展覧会は5月に2件だけだが、DMがまだまだいっぱい。
ボロは着てても心は錦、文化的だな~。
あ、そうそう、きょうはあっちこっち回ったけれど、地下鉄は本当に便利だね~。