思いは届くか・・・。

ひょんなことから知ったグリさんのブログを読んで、これはぜひお読みいただき、考えていただきたいと思い、グリさんのお許しを得て転載致しました。
少々長いですが、ぜひとも最後までお読みください。


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今日は、鎌倉市福祉センターに、
鎌仲ひとみ監督映画「内部被爆を生き抜く」上映会&鎌仲ひとみさん講演会に行って来ました。



この手の講演会に行くのって、とってもエネルギーが必要で、情報があってもなかなか、予約の電話して、実際行くのって、ハードルが高い。だから久しぶりなんだけど、個展が終わって一息ついてるこの時期に、ちょっとお勉強。

ちょっと頭は痛くなるけど、内部被爆から身を守るために、考えることは必要だと思うのです。


原発が爆発して、日本が放射能だらけになってて、
今も避難生活をしてる人がいっぱいいて、
総理大臣が「終息宣言」なんてしてから1年が経とうとしてるけど、ぶっ壊れた原子炉に人が近づけないって事は、今も毎日放射性物質は、出続けてるって事で。
みんな、毎日ちょっとずつ、大気や食べ物から、放射能が体内に入ってるんだろうけど、やっぱり目には見えないから、実感は無い。
それでも、この茅ヶ崎で生活するにしたって、子供たちを守るために、やるべき事はあるはずなのに、

普段、自分のことで、いっぱいいっぱいで、ついつい目をつぶってしまう、大変な事。

映画が始まると、その大変な事を、ぐわっと、目の前に突き付けられる。

たくさんの悲しさと、不甲斐なさと、悔しさで、身体が震えてくる。涙が出てくる。


福島第一原発では、3つの原子炉が、メルトダウンしました。
4つの原子炉が、爆発しました。

まき散らされた放射性物質は、広島の原爆の168発分、と、文部科学省が発表してるんだって。

いろんな研究者が、すごい汚染の実態を、いろんな形で発表しています。

放射線が、どのくらいの量でどんな形でどんな風に、人の身体に影響を与えるか、ということも、いろんな研究者が、いろんな形で発表しています。

それらの情報を見ると、そこに住んでたら、病気になってしまう可能性がすごく高いのに、そこで生活を続けている人がたくさんいる、というのが、今の日本。

なんだか、その情報が、うまく伝わっていかない。
なんだか、原子力には、巨大な悪魔がくっついていて、何が本当なのかを分からなくするのが上手みたい。


子供が小さいうちに、たくさん予防注射を打ちに行くけど、それって、病気になる可能性を、少しでも減らそうとする、国の政策でしょ。ポリオも日本脳炎も麻疹も風疹も、予防注射を無料で受けさせてもらって、子供たちを病気から守ってくれている。

なのに今、福島では、すでに35%の子供たちに、甲状腺にのう胞ができてるんだって。
通常は、0.5%くらいだっていうデータがあるらしいのに、「良性だから心配ない」とか言って、騒がないようにしてる。


放射性物質が、どう身体に影響するのか、ちゃんと知ろうとしないと、病気になっちゃってから、「やっぱりそうだったのか」なんて言っても遅いよ。

子供を病気にしたくないなら、ちゃんと知らなきゃ。


鎌仲ひとみさんは、311より前から、原子力問題のドキュメンタリー映画を作っている人です。
この映画では、福島で生きる人たちの、苦しい胸の内と、それでも除染と食べ物への注意で、前向きに立ち向かっている姿と、広島・チェルノブイリなどから被爆の現実と向き合ってきた4人の医師・専門家の話を聞くことができます。


福島から避難出来ずに、国の安全基準に従って生活している人たちに、「しっかりして!危険なんだよ!」というメッセージを送ることが、たぶんこの映画の一番伝えたい事だと思うんだけど、私は福島の人じゃないから、そこから自分に当てはまるメッセージをもらう。

やっぱり、子供の口に入るものは、もっと気を付けて、調べて、労力とお金掛けて、安全なものを入手しないといけない。
国が決めた牛乳の基準値は50ベクレルだから、30ベクレルの牛乳は、普通に売られている訳で。その30ベクレルを飲んでいた子供のおしっこから、セシウムが検出される。
私がいつも行くスーパーの1L148円の牛乳は、栃木産。50ベクレルぎりぎりかもしれない。
ナビと創のおしっこからセシウムが検出される可能性も充分にある。
体内にセシウムがあるという事は、そのセシウムから出る放射線が、常に細胞の中の染色体を壊している。
ヘンなところが壊れると、いろんな身体の異常に繋がるのだ。
ガンになるだけじゃない。
(これは、野呂美加さんのお話 「病気の花束」 で知ったのだけど。これも ブログ に詳しく書きました。)
食欲不振・肌のトラブル・風邪が治りにくい・傷が治りにくい・だるい・貧血・めまい・頭痛・視力低下・鼻血・喘息・心臓病・・・・・もう、身体中いろんな異常が出るらしい。
それが酷くなっていくと、もっと怖い病気が発症します。

病気で子供が苦しんで死ぬ、なんていうことは、親にとっては、自分が死ぬことよりも、遥かに恐ろしい。

やっぱりやめよう。スーパーで一番安い栃木産の牛乳を買うのは。高いけど、北海道産にしよう。
・・・・って、1年前にも思ったのに・・・やっぱりいつの間にか、安いものに戻ってしまっている。
ダメな母。


この罪悪感。

今、日本中の母親が抱いている。

福島の母親は、これがもっと大変な事になっていると想像できる。
牛乳だけではない。食べ物全て。
外で遊ばせたり、部活をさせたり、生活の全てで注意しなければ、子供の被爆は進む。

そして、避難させてあげられない事への罪悪感。
いろんな事情があるだろう。
何よりも、家族みんなで、土地や仕事を置いて引っ越すなんて、経済的に無茶に決まってる。

国民の命を守る、それが国の仕事なら、お金を出して避難させないといけない。


それができないなら、この地震国で原子力発電なんて、しちゃいけないんだってば。


電気がどうの、経済がどうの、なんてことより、命、守ろうよ。


どうして、そうならないんだよ。


野田さん、どこ見てるんだよ。

子供がいる全ての親にとって、金より国より何より、子供の命が大事だと思うけど。


「原発がないと日本は終わるぜ~!」 とか言ってる、原発反対派を小馬鹿にするあなた、

日本がダメになるのと、息子が不自然な病気になって、昨日出来たことが一日一日できなくなっていって、夢を諦めて、くやしいくやしいと言いながら死んでいくのを見るのと、どちらがイヤですか?

私は、電気が足りなくて経済が衰退して、例えば日本が中国の属国になるようなことが起きるとしても、
原発なんか絶対に無い方がいい。

原子力なんて、人間がコントロールできる代物ではないんだ。

己をわきまえろ。恥を知れ。


この地球に生かしていただいてる以上、命より大切なものなんて、ないはずなのに。



一般人は、素朴に理想を語っていいと思うんだ。


原発が必要な人には、必要な理由があるみたいでね。
それは、「電気が必要」という理由とは、ぜんぜん違うところにあるんだよ。

人類が核を見つけてしまってからね、それはものすごい人殺しができる武器だからね、
強くあるために、必要になってしまったんだね。

原子力発電は、「核の平和利用」と言うけどね。

原子力で電気が作れる、って分かった時は、ワクワクしたんだろうね。
日本には石油がないから。
その上、高速増殖炉を使えば、少しのウランから、再処理した燃料だけで、
2000年間電気が作れる、っていう計画だったらしいよ。

でも、もんじゅは、すぐに事故を起こしちゃって、全然使えるようにならない。

夢の核燃料サイクル計画は、現在の人間の叡智を結集させても、実現しないんだよ。
今、もんじゅの実用計画は、2050年まで先送りされてるんだよ。
(核燃料サイクルについての詳しい話は、河野太郎さんの講演会を聞いてきた時のブログに詳しく書きました。)

核燃料サイクルが実現しないなら、再処理工場なんて何の役にも立たなくて、
再処理できないなら、原発から出る「放射性廃棄物」は、どこにも行き場はないんだよ。
放射性廃棄物は、10万年放射能を出し続けるから、穴を掘って埋めるんだって。
10万年って・・・ばかかー!?無責任にも程がある。

でもとにかく、この計画のために、電力会社はこの40年間、お金をじゃぶじゃぶ使い続けた。

国民の電気代で集めたお金をね。

日本の電力会社は、「コスト」に3.8%の利益を乗せた金額を、「電気代」として徴収していい制度になってるらしいよ。(それを「総括原価方式」っていう。それについても、河野太郎さんの話に詳しく書きました。)

だから、原発や再処理施設を建てるためのお金だって、国民から電気のための「コスト」として集めているわけ。
そして、その立地自治体には、危険の代わりにものすごいお金が払われていて、その自治体は、原発がなくなると、その収入源がなくなっちゃう。

そういう人たちが、原発を推進してるのは、分かるのよ。

だけどね、そうやって、原発がないと、本当に生活していけなくなる人以外は、原発に賛成する理由なんてないと思うのよ。

テレビはね、スポンサーがいなくなると、放送できなくなっちゃうでしょ。
で、日本で一番広告費をじゃぶじゃぶ払える会社は、電力会社みたいなの。
電力会社がスポンサーから降りたら大変だから、テレビの言う事は、偏っちゃうのね。
新聞も同じみたいだね。

気を付けないといけない事が多いよね。

政治家も、電力会社とかのお金にお世話になって頭が上がらない、という関係があるみたいだね。
もっといろいろあるのかもしれないね。軍事的な事とかね。
日本にも、劣化ウラン弾が、40万発もある、って話も出てたよ。

何を信じればいいのか、ほんと頭が痛くなるし、投げ出したくなる。

私も、この1年くらい、投げ出していました。


でも、ひとまず、今日の鎌仲さんの話は、前に聞いた河野太郎さんの話と、だいたい同じだった。

これは、別に、宗教じゃないと思ってる。
もちろん、政治活動でもないよ。
河野太郎さんの話は、私の経験と知識に照らし合わせて、異論がなかった、というだけ。

シンプルに、何が大事か考えて、自分の目と耳で確認しようとすると、こうなる。


原発は、いらない。


そして、私たちの身体の内部被爆は、進行しています。



原発の可否はともかくとして、

一人でも多くの人が、放射能による病気から、身を守るために、

一人でも多くの子供が、病気になるのを防ぐために、

大人は、頭が痛くとも、情報を入れた方がいいと思う。


本を読むのは大変だから、ひとつの情報として、動画はいいよね。

今日見てきた、「内部被爆を生き抜く」という映画のDVDを、買ってきました。

興味のある人には見て欲しい、と思って。



鎌仲ひとみ監督作品「内部被爆を生き抜く」
~まもりたい!未来のために~4人の医師が語る経験・広島-チェルノブイリ-イラク-福島
公式ホームページ
http://www.naibuhibaku-ikinuku.com/ストーリー/

福島の人が、苦しんでいる事を、忘れちゃいけない。

連絡くれれば、お貸しします。



それから、映画の中で「お母さん革命」って言葉が出てきた。

大きな力が、子供の命を経済の下敷きにしようとしている日本で、
お母さんたちがたくさん声を上げている。

私の近くにも、脱原発をバカにする男性がいる。

負けるな!お母さん!!!

子供を守ろうとするお母さんの魂は、それでも世の中は経済で回ってるんだと諦めているお父さんの脳みそなんかより、ずっと崇高なんだ!(そうじゃないお父さんたち、ごめん。)

誇りを持って!負けないで!!

子供たちと自分を、内部被爆から守ろう!




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以上です。
by katabami03 | 2012-11-08 21:35 | 私は思う。(日々雑感) | Comments(6)
Commented by アート at 2012-11-08 23:00 x
ほんとにそのとおりです。と、いうか、この内容の話は我が家で毎日していることです。でも、そう思っていない権力者やマスコミについて、どうしたらいいのでしょうね。民主党がダメだと当然自民党になるといわれますね。自民党も東電も自分のしてきたことになんの反省もしていないですね。
モンジュはこれからもお金をつぎ込み、危険を持ち続けるしかないのです。核廃棄物処理はどうにもならないということを理解しないひとがいるのは不思議ですね。私たちは年けど、若いひとたち、こどもたちの未来が心配です。
Commented by katabami03 at 2012-11-09 21:58
>アートさん
圧倒的多数の国民が反対しているにもかかわらず、政治家やマスコミの多くは相変わらず推進色が強いという、なんとも不思議な国ですね。
でもそういう政治家を選んでいるのも私たち。
次に選挙があるときは、しっかり吟味して賢い選択をせねば。
Commented by 風うたい at 2012-11-09 23:09 x
かなり長いコメントを書かせていただいたのですが、上手くいきません。どうしたのかな。
Commented by 風うたい at 2012-11-09 23:48 x
再度挑戦。細胞分裂の盛んな子供たちの中で、すでに甲状腺ホルモンの異常が見られ体調不良を訴えている子もいるという現実。放射能被曝、内部被曝の専門家は現在いないわけですが、今後国家予算を投入した長期にわたる大規模な追跡調査や、治療方針など必要で、それに取り組む専門家の育成は急務ですよね。広島〜長崎〜チェルノブイリ、放射能被曝による影響が目にみえていても原発、核との関連を認めたくない人たちは、「不安をあおるようなことを言ってはいけない」と言い「被害隠し」が至上命令のようです。被曝を語れない、当然の不安を話せないことこそ怖いですね。
選挙では原発を持ち続けるのか、それともゼロにするのか、そのどちらの立場なのかを見極めたいと思います。
54基もの原発を許してきた私たちの愚かな選択を繰り返したくない、賢い選択、それが原発被害者となった子どもたちへの罪滅ぼしですよね。
Commented by りん at 2012-11-10 21:09 x
予防注射にも疑問がのこります。もんじゅも それ以上に もっと問題をかかえているし・・・すでに犠牲になった方も多いと 思います。いつも犠牲になるのは 何もしらない 民間人。話は もっと とびますが IPS細胞だって 手ばなしには 喜べません。全てを ひっくるめて 人を 大事にしていきていきたいです。
Commented by katabami03 at 2012-11-10 23:22
>風うたいさん
こうして、思いを同じくする人がまだまだたくさんいる。たいへん心強強く思います。
福島の子供達の甲状腺には、他地域よりもあきらかに高い割合で異常が検出されているようです。
なぜそういうことをはっきりと伝えないのか?ジャーナリズムの劣化は目を覆うばかりです。

>リンさん
仰る通り。
民間人、その中でも特に弱いものから犠牲になっていくんですよね。
子供達を守ろう!

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