出先からの帰りに東京駅で電車を待っていると、ホームに止まっている特急「かいじ」の中では・・・。
まだ5時前だというのに・・・羨ましい。
特急が出た後は、今話題の東京駅駅舎の上だけが見える。
そう言えば、駅舎の全景を外から見ても、ホームの屋根とかは見えないものなあ。中央線のホームはかなり長いエレベーターを登っていくのだけれども、外からは見えない高さに押さえて作ったわけだ。まあ賢明だな。
復元した南北のドームではなく、以前からあった中央の部分だけれども、改めて見ると、ここも随分手直しした痕跡が窺える。
屋根の周囲を葺く銅板もちょっと前にはピカピカ光っていたけれど、いまでは大分落ち着いてきた。
いずれ緑青がふいて随分趣もかわっていくのだろう。
まだ改装中の事、まるで迷路のようになっていた北側の通路を歩いていたら、目の前を、銅板の切れ端を持った職人さん達が歩いていた。
復元に当たっては細部にこだわったと聞くが、機械を使っての一丁あがりではなく、職人さん達が手間暇かけて仕上げていったわけだ。
東京駅がキレイな秘密がひとつ分かったような気がした。