秘儀を祝祭に!

昨夜は代官山で華道家・上野雄次君のライブを観た。
最近の上野君は他者との対戦形式の「バトル」に傾注していたので、久々に自身によるライブパフォーマンスを楽しませていただいた。

今回は陶芸家・喜多村光史さんの轆轤成形とデザイナー・猿山修さんによるヴィオラダガンバのコラボだ。

喜多村さんが轆轤輓きした生の器態に植物を拘わらせていくという、前代未聞の試行。これが思いのほかシックリと融和している。
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前半の進行は良かったのだが、後半は少し時間を遣いすぎていたように思えた。
いつもの上野君の持ち味である、ひたすら疾走するようなスリリングなパフォーマンスを期待していた目から見ると、やや冗長な感じがしたのが残念。
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しかしながら常に既成のいけばなに対するアンチテーゼと自身によるあらたな提示には敬服。
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上野君のパフォーマンスは初見の人から見るとカルト集団の秘儀のように思えるかもしれない。パフォーマンスの間、常に流れていたヴィオラの音が実にしっくりとこの雰囲気と融和していた。

いけばなにはこんな面白さもあるんだな。
これを内輪の「秘儀」にとどめず、どう外につなげていくか。
道は険しいが上野雄次を支持する。
by katabami03 | 2012-08-04 21:45 | 展覧会・イベント | Comments(2)
Commented by 純イチロー at 2012-08-06 05:34 x
前衛、というかすべての作品の製作過程。
生みの苦しみ、完成品を見るよりその過程を見るほうが
数倍興味をそそりますです。
Commented by risi@いけばな at 2012-08-06 06:26 x
>純イチローさん
コメントたくさん有難うございます。
上野君はライブが面白いんですけど、普通にいけてもとても上手いんですよ。
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