諸行・・・。

虎ノ門病院に見舞いに行った。

d0117565_21434814.jpg

高校ワンゲルの大先輩。
病室に入るなり、最初の言葉は「気休めは無用」と。
下半身はほとんど麻痺していて両腕がかろうじて動く程度とのこと。
頭脳明晰。多少苦しそうではあるが、言語明瞭。
「ちょうどモルヒネをやったところ」との由、「自分はもう死んでいるはずなので、今まで生きてこれたのはボーナス」。
「自分はもう死ぬのは分かっているので、これから(見舞いに)来る人には、余計な気遣いはしないように」言ってくれと。

大恩ある先輩、私たちの精神的支柱。

d0117565_21563079.jpg

駅に向かう途中の桜が風に吹かれて花弁を散らしている。

・・・キツイよ。
by katabami03 | 2012-04-12 21:58 | 私は思う。(日々雑感) | Comments(7)
Commented by LABO雲 at 2012-04-13 00:06 x
覚悟のお言葉で前向きに戦っていらっしゃるのでしょう。
面会謝絶でない限り、お見舞いをお喜びになったと思います。
Commented by うさぎ at 2012-04-13 00:27 x
山のクラブの仲良しが入院中です。3月に覚悟のスキーを4日間もやったあと。これも・・・キツイです。見舞いは断わってくれと聞いています。
Commented by 風うたい at 2012-04-13 20:37 x
お見舞いをなさってよかったですね。散り際の桜は美しく切なく、哀しいです。
Commented by katabami03 at 2012-04-13 22:12
>T先生
「見舞いに来てくれると口も動かせるから有難い」と言ってました。
あくまでも明晰。それだけになお、見ていて辛かったです。

>うさぎさん
覚悟のスキーを4日間、思い残すことのないようにしようとおもってのことでしょうか。不謹慎かもしれないけれど、そういう死に際ってちょっと憧れます。
>見舞いはことわってくれ・・その気持ちもわかるような。

>風いたいさん
年を経るごとに人それぞれの思いが重なる桜花。
桜って悲しみを重ねるはどに、より純化されていくような花ですね。
Commented by tadasu24 at 2012-04-14 00:48
大切な時間を、共に過ごされたのですね。
御病人も、ご家族も、喜ばれていることと思います。

散ってゆく花びらが、人生の儚さと重なります。つらいです。
Commented by アンナ at 2012-04-14 17:05 x
個人的に虎の門病院には、過去二回手術、治療のためお世話になりました。 先生とナースの方々が、大変やさしくて救われた気がします。
今元気でいられるのも当時のおかげでしょう。
感謝を忘れないようにと胆に命じます。
Commented by katabami03 at 2012-04-14 22:28
>tadasu24さん
昨夜山の仲間一斉に氏の遺言が流されました。
「遺灰の一部は七つの山と七つの峠に撒いてくれ」と。
フェイスブックには甲斐大泉駅近くの線路に立つ氏の姿が。
そしてメッセージ。
「諸君
 しばしさらば
 質実剛健を旨とせよ」
あらゆるしがらみから解き放たれ、今は自由に山々の上を飛び回っているのだろうと思っています。

>アンナさん
虎ノ門病院には初めて行きました。
たった一度だけれど、生涯忘れえぬ地になってしまいました。
<< 健康に悪し! あまり変わっていないところが嬉... >>